【感想・ネタバレ】北辰の門のレビュー

あらすじ

疫病に荒れた世を建て直す救国の英雄か、
古代社会を破壊する稀代の逆賊か。
謎多き人物の実像に、直木賞作家の筆が迫る。

時は天平。都には天然痘が蔓延し、朝廷にて我が世の春を謳歌していた藤原一族も権勢に陰りを見せていた。その中において、ひとり異彩を放つ男がいた。藤原仲麻呂(恵美押勝)。祖父・不比等や父・武智麻呂の血を色濃く受け継いだこの男は、叔母の光明皇后や次代の天皇である阿倍内親王の寵愛を受け、急激に頭角を現していく。だが仲麻呂は、祖父や父も持ちえなかった、危険な野望を胸に宿していた。北辰の門――この国の皇帝となる道を開こうとした男の、鮮烈なる一生。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

奈良時代の藤原仲麻呂を描く歴史小説。

「比ぶ者なき」「四神の旗」の続編。
前半は橘氏と、後半は上皇&吉備真備との抗争が描かれていて、相応でない野望を持ってしまった悲劇となっていました。
ただ、藤原三代で没落したところで終わっては後の藤原一強時代につながらないので、もうちょっと続編を書いてほしいです

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2024年05月12日

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