【感想・ネタバレ】花束は毒のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

まさに毒を食らったようなクラクラする読後感。
憧れの家庭教師だった真壁は冤罪を訴える善人なのか、本当に罪を犯した悪人なのか、、、脅しの嫌がらせの手紙に悩む彼に代わって探偵に調査を依頼した木瀬の揺れる心境と一緒になって結末に向かって一直線。
いや~スゴいところで終わるなぁ。突きつけられたこの難題、自分だったらどうしただろう。この真実はやはり言えない…かも。
一人の人間のえぐい執念深さに戦慄するしかなかった。怖い怖い怖い!

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2024年05月18日

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ネタバレ

織守きょうや先生の作品を読むのは初めてでした。正直、結末に迫るまでの調査の期間が冗長に感じたが、最後はあっさり裏切られた。2度びっくりした。個人の先入観というか、男だからこう、女だからこうみたいな固定観念があるからこそ騙されたのかなーと思った。なんとなく、物事をもっとフラットに見られる人になりたいと思う。

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2024年05月17日

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ネタバレ

固定観念とは怖いものだなと感じました。
かなみさんが最後の最後まで姿を見せなかったので、何かあるなとは思っていましたがまさか…
色々予想しながら読み進めましたが、しっかり裏をかかれました。
正義感の塊の木瀬くんが真壁さんに真実を話すかどうか…私だったら反撃が怖すぎて話せないなぁと思います。

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2024年04月16日

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導入から面白い。小説や漫画でよく見るような難事件を解決する名探偵ではなく、世間でいうような揉め事を解決する名探偵にスポットを当てたストーリー。その、どこか現実的でありながら、探偵が学生というミステリアスさに、初っ端から引き込まれた。
メインのストーリーはその少女だった探偵の見習いが、大人になってからの話。冤罪をかけられた過去のある真壁という男の元に脅迫状を送ってくる犯人を、突き止めるというのが話の本筋。
最後の50ページくらいから始まる大どんでん返しに、まんまとしてやられた。結果的に、物語に目立っては出てこない真壁の婚約者が黒幕だったのだが、その真実が明かされるまでに、読者の心を揺さぶる手法が、見事だった。脅迫した犯人が真壁の婚約者の父だったこと、真壁の婚約者が冤罪強姦事件の被害者だったこと、それを知ったことにより冤罪ではなかったのか!?と思ったら、婚約者が異常者で真壁が嵌められた、と分かったこと。その展開はまるで、真壁の両親が真壁を信じたり疑ったりした心情を読者にも体験してもらいたいかのような、揺れ動き方だった。
とにかくラストの意外性は見事でした。

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2024年03月20日

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気持ちよく騙された。一向に素性のわからない婚約者が怪しいとは思いつつも、DNAの話と長野の登場でその可能性を消しちゃったって人は多いと思う。あえて書き切らない結論も好み。
文章は弁護士らしく丁寧すぎるほど丁寧で、たしかに焦れったい部分もあったが、性犯罪における被害者保護と冤罪予防のバランス取りの難しさ、記録上前科ですらない冤罪が被疑者にもたらす社会的インパクトの大きさを描写したいという意図もあったろうし、実際の弁護士の作品ということで法学部出身者的には面白く読めたので、結末に関わるかという点だけにフォーカスして冗長と切り捨てるのは酷だし勿体ないと思う。

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2024年03月17日

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テンポよくストーリーが進んで行ったので読みやすかった。タイトルと表紙から奥さんが犯人なんだろうなって思っていたが、真壁さんに復讐する為に近づいたんだと予想していたので全く違う展開になりドキドキしながら読めた。
主人公はもしかしたらこんなに執着を見せてくれる相手ならいいのかも…?って最後に言ってたけど、真壁を好きでいる間は確かにそうかも知れないけど、他に好きな人が出来たり何か気に触る事があったらまた地獄に落とされるんじゃないだろうか。前までは追いかけてた側だったので必死になっていたが、手に入ったら他に興味が移る可能性もある。
前半に出てきた従兄弟が笑っていたことやイジメてた少年がどこかに繋がるのかなと思ったらただの回想だった。
終わり方はあんまりスッキリしなかった。

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2024年03月22日

Posted by ブクログ

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爽やかな探偵と主人公の話かと思ったら、真実がドロドロだった。
一度人につけられた評価は本人が望んでいようといなくても覆すのが難しい。
それが肉親であっても。

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2024年03月21日

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そこまで執着…。
そこが私の理解を超えるけれど、どうして彼女はそんなふうに育ってしまったのだろう。
彼女側の物語も読んでみたいと思った。

真実を知ったら彼は、どうするのだろう。

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2024年03月06日

Posted by ブクログ

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イヤミスってこういうことだよねって作品
途中から何となくこういうことかなという推測はついていたけど…分かってはいたけどぞっとした
結末の部分、いくら潔癖気味の木瀬くんでも本当のことを話せないんじゃないかなあ
かわいそうに木瀬くん正義感から首突っ込んだけど今回のことは一生心に引っかかり続けるだろうね

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2024年02月25日

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