【感想・ネタバレ】広重ぶるう(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

描きたいんだ、江戸の空を、深くて艶のあるこの「藍色」で――。武家に生まれた歌川広重は絵師を志すが、人気を博していたのは葛飾北斎や歌川国貞。広重の美人画や役者絵は酷評され、鳴かず飛ばず。切歯扼腕するなかで、広重が出会ったのは、舶来の顔料「ベロ藍」だった。遅咲きの絵師が日本を代表する「名所の広重」になるまでの、意地と涙の人生を鮮やかに描く傑作。新田次郎文学賞受賞。(解説・日野原健司)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸を生きて、なかなか日の目の当たらない日々が続くが信念を貫きとおし、文句は言うが妻と弟子と目に映る景色や人々の情景を愛した男の心情と、取り巻く人々や事情、版画の作りかた売り方までとても細かく書かれていて読み応えがあった。
あたりまえだけど、教科書に載ってた人もその時代を生きてたんだなあとしみじみ実感した。
歌川広重がこだわったあのブルーを実物で見たい。

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2025年04月23日

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