【感想・ネタバレ】四神の旗のレビュー

あらすじ

謀略に次ぐ謀略!
有力皇族の誅殺、忍び寄る疫病の影――。
藤原家の四子がこの国にもたらしたのは、栄光か、破滅か?
直木賞作家にしてノワール小説の旗手が、古代史上最大の闇に迫る衝撃作。

藤原武智麻呂、房前、宇合、麻呂の四兄弟は、父・不比等の意志を受け継ぎ、この国を掌中に収めるため力を合わせる。だが政の中枢には、不比等が唯一畏れた男、長屋王が君臨していた。
皇族と藤原家。それぞれの野心がぶつかり合い、謀略が交錯するとき、古代史上最大の闇が浮かび上がる――。

〈解説〉木本好信(元龍谷大学教授、奈良時代政治史)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

藤原不比等の四人の息子、武智麻呂、房前、宇合、麻呂の代の物語。藤原家がさらなる権力を得ようとする。そこに立ちはだかるのは長屋の王。
橘三千代とその娘安宿部姫が入内する一条天皇も、藤原氏の一族に翻弄される。
歴史の通りと言っては元も子もないが、結末はやはり驚く。
この時代がますます面白くなってきた。
続編はまだある。

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2024年01月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

奈良時代初期の藤原四兄弟と長屋王の対立を描いた歴史小説。

長屋王の変は史実としては知っていましたが、本作は変への房前不関与説をとっているのが珍しかったです。
それにしても四兄弟の天然痘での全滅は、平安時代の兼家一族の道長以外の興亡とあまりにも類似していて恐ろしいです。
前作「比ぶ者なき」の不比等に続いての作品で、この後に藤原仲麻呂の「北辰の門」が続くので楽しみです。

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2024年04月19日

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