【感想・ネタバレ】サイレント・ブラッドのレビュー

あらすじ

失踪した父の車が、長野県大町市で見つかった。その発見現場で息子の一成は深雪という地元女性と出会う。ある理由で一緒に父親の足取りを追う2人だったが、何者かにより妨害される。父にはこの地に秘密があったのだ。手がかりは「タケル」という名前と「カクネ里」という地名のみ。果たして、父は何者だったのか? 早世後刊行された、大ヒットデビュー作『ファントム・ピークス』の著者が遺した、珠玉のサスペンス・ミステリ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

失踪した父親を探す話です。
少しづつ、少しづつ情報があつまり、整理していくと
山が関係している、山に呼ばれている気がする・・・
真相に迫るにあたり、祖父の話も絡み合い
謎に謎が重なっている感じでした。
最終的に真実は山にあったんですね。

あと、大事なものは身近に隠されているものですね。

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2012年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一気読みしました~。

「ファントム・ピークス」を読んだときも思いましたが、
この方の話は「得体の知れないものへの恐怖感」というのが
すごい気がします。
「その正体がわからない限り、眠れねーぜ!」とばかりに
読んでしまいました。

私も一成と同じく、「父さんはなんでこんなところに来たんだろう?」
思っていたので、オババが語り始めたあたりから「おおっ!」
と心の中で身を乗り出しましたよ。

オニマサが山の中で生活をしていた、というくだりを読み、
最近読んだ「羆嵐」に出てきた、熊撃ちの人(酒飲みで荒くれ者の)
を思い出してまた寒気がしたり。

最後の展開がちょっと「こいつが語っちゃうの!?」という感じで
「ええ~…」でしたが、それまではドキドキでした。

なんとなく、一成のお父さんはカクネ里で「やあ」みたいに
元気でいてくれることを期待してしまってました…。

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2012年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

北林一光の遺作にあたる、ネイチャー系ファンタジー。
前作の「ファントム・ピークス」にかなりの刺激を受け、期待大のまま一気に読む。
・・・いやぁ、これも凄いわ、マジで♪

長野県の山岳地帯を舞台に失踪した父親を捜索する息子、が軸。
ここに霊験灼かな老婆、不自然なくらい快活(^^;)なヒロイン、山の申し子のような男が
絡み、複雑怪奇な事件となっていく。

とにかく自然の描写があまりに上手い。
淡々とした文章なのだけど、行間から滲み出てくる大自然の厳しさ。
このテイストの作品なら、もうホントにいくらでも読めるのだが・・・。

返す返すも残念なのは、作者の北林一光氏が既に故人であること。
読める作品が2つしか無い、というのは非常に残念だなぁ・・・。

※ファントム・ピークスのレビューは某所で読んでください!

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2011年12月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半はとても良かったのだが、だんだんとオカルトチックになってきて、あまり物語りにのめりこむことができなかった。
さらに、登場人物の話し方が口語的ではなく、今時使わない言葉もちらほら出てくるので、少し読みにくかった。

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2012年09月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作者は自然や山に造詣が深いのだろう、こと細かな描写がそこかしこに施されていて、自然好きな私には嬉しかった。謎が段階的にではなくまとめて氷解するしくみになっているため、取ってつけたような印象を与えてしまい残念ながら読後感は今ひとつ。そういえばファントム・ピークスもそんな印象だったかも。でもけっこう面白かった。
男勝り、元気いっぱいの若い女性が登場するのが常なのかな。ジブリみたいだ。

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2012年03月16日

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