あらすじ
必ず、君の家族になる──流行病で両親を喪い、家の存続のため自ら婿候補を探し、富豪の子息と婚約した伯爵令嬢のリラベル。それはひどく横柄な婚約者で、とある舞踏会で捕えられてしまった。呆れて見送るリラベルに、その名を呼ぶ声が──。無事で生きていたのか、と涙まじりに強く抱きしめてきたのは、幼馴染のクロヴィス。振られても援助は惜しまないと言い募り、逞しく立派な騎士団長になった彼に長年の想いをこめた求婚をされ、リラベルは応える。でも、友達だと思っていたクロヴィスの愛情表現は甘くて戸惑ってばかり。「何度達しても大丈夫だから」──優しくとろけるような初夜をきっかけに、ふたりは夫婦の絆を強くして……。
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とにかくヒーローがまっすぐで、それを言葉でも伝えまくるもんだからこっちが照れちゃう。
ヒロインが狼狽えるのもわかるわ。
すべて綺麗にとはいかなかったが…収まるべき所に収まった結末に満足。
残念な悪役たちが水戸黄門的
なんとなく買ってしまったのですが、若干残念な買い物でした。
エロエロしいのと、悪役がみんななんともみっともないのと、展開の布石がイマイチ。
うーん、そこでそうしちゃう?みたいなところが満載でした。
悪役のみっともなさは水戸黄門を思い出す感じでした。つまりヒドイ。
エロが大事な人にはよいかもです。
美談
作者さん買いです。作者さんの作品は好きなのですがこの作品はう〜んと思いました。
義母に虐待されていたヒーロー。その義母と義兄が捕縛。そこまでは良かったと思えたのですが、その後の実父が爵位をヒーローに生前譲渡〜の流れが美談過ぎました。爵位譲渡ヒーローは断ります。しかしヒロインがヒーローの実父とのやりとりで公爵の謝罪の気持ちや何があってもヒーローの側にいる見極めみたいな美談を口にするので冷めました。虐待され勘当の手続きまで弁護士を通して完璧にしたのに、王族からの話だからいずれは爵位を受け入らなければならないことなど筋は通っているのですが個人的にはモヤモヤしました。とはいえ個人の好みなのでストーリーとしては好きな人は好きだと思います。