あらすじ
ドラキュラはなぜ日光で灰になってしまうのか。モスラはどうやって呼吸しているのか。人と魚が合体して人魚になる過程、カマイタチの鎌の成分、カオナシが食べた生物の声になるメカニズムとは――。古今東西の「架空生物」の謎を最新生物学で解き明かす。読み進むうちに頭が柔らかくなること間違いなし。仮想と現実、冗談と本気、奇想と学問が大胆に結合した「遊ぶ生物学」がここに誕生!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
真面目な体をなして実にふざけています。
それは著者がきちんと
生物の構造を知り尽くしているからこそできる
高度なお遊びともいえましょう。
解説の中には
ご親切にも図がついていて
明らかにこれはあり得ないだろー(笑)
となっても信じ込んでしまうような恐ろしい
魔力を持っているのです。
恐ろしい著者…!!
面白かったのは百メートルの腸を持つ
ケンタウロスやカオナシはどうやって声を出したのかを
まあ真面目でおバカに解説するのです。
文献もさも当然のようにあるように見せかけて
ないという巧妙っぷり。
人によってはお怒りになるかも。
でも嫌いじゃない。