【感想・ネタバレ】ろくろ首の首はなぜ伸びるのか―遊ぶ生物学への招待―のレビュー

あらすじ

ドラキュラはなぜ日光で灰になってしまうのか。モスラはどうやって呼吸しているのか。人と魚が合体して人魚になる過程、カマイタチの鎌の成分、カオナシが食べた生物の声になるメカニズムとは――。古今東西の「架空生物」の謎を最新生物学で解き明かす。読み進むうちに頭が柔らかくなること間違いなし。仮想と現実、冗談と本気、奇想と学問が大胆に結合した「遊ぶ生物学」がここに誕生!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

真面目な体をなして実にふざけています。
それは著者がきちんと
生物の構造を知り尽くしているからこそできる
高度なお遊びともいえましょう。

解説の中には
ご親切にも図がついていて
明らかにこれはあり得ないだろー(笑)
となっても信じ込んでしまうような恐ろしい
魔力を持っているのです。
恐ろしい著者…!!

面白かったのは百メートルの腸を持つ
ケンタウロスやカオナシはどうやって声を出したのかを
まあ真面目でおバカに解説するのです。

文献もさも当然のようにあるように見せかけて
ないという巧妙っぷり。
人によってはお怒りになるかも。
でも嫌いじゃない。

0
2018年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

妖怪や化け物などの仮想生物を生物学的に実証しようという大人のお遊び。「空想科学読本」に通じるものがあるが、向こうが在りえない(在るとしても矛盾が生じる)というスタンスに対して、こちらは生物学のあらゆる知識を援用して在りえる(かもしれない)というスタンスで論述する。どちらもお遊びだから優劣など意味はないのだが、片や新書で出版している分だけアカデミックに思えるのが不思議。

0
2014年12月10日

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