【感想・ネタバレ】ポール・ニューマン語る ありふれたの男の驚くべき人生のレビュー

あらすじ

「ハスラー」「暴力脱獄」「明日に向って撃て!」など、数々の名作に出演し、今なお愛される伝説のスター、ポール・ニューマン。死後発見されたインタビューを編纂し、トム・クルーズやジョージ・ロイ・ヒルら関係者の声も織り交ぜた、最初にして最後の自伝。

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心に残る一冊

本書の魅力は、ニューマンの人間臭さに加え、関係者の証言が多角的な視点を提供している点にあります。
マーティン・リット監督が彼の「危険な香りとセックスアピール」を称賛し、ジョアンを「非の打ちどころのない女性」と評する言葉は、夫妻の特別な存在感を際立たせています。また、トム・クルーズら同業者からのコメントは、ニューマンがハリウッドでどれほど尊敬されていたかを物語っています。 一方で、彼の飲酒問題や政治活動への傾倒など、スター像から逸脱する側面も包み隠さず描かれ、彼の複雑な人間性も浮き彫りにしています。
本書は、ニューマンのファンだけでなく、成功の裏にある人間の苦悩や人生の複雑さに興味を持つ読者にも訴えています。ハリウッドの黄金時代を体現した男の「驚くべき人生」は、運命と向き合いながらも自分らしく生き抜いた一人の人間の記録として、心に残る一冊となっています。


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2025年08月28日

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