あらすじ
騎士令嬢ソフィアは政略結婚の身代わりになるよう遠縁の侯爵令嬢に言い渡された。
弟の身の安全のためやむなく隣国へと向かうが、相手のジュリアス公爵にはすぐに偽者と見破られる。
その最中、公爵を狙う刺客に気づいたソフィアは身を挺して彼を守り瀕死の状態に陥るが、救われた公爵は彼女に対し奇妙な選択を迫るのだった。
「選ぶがいい。安らかな死か、煉獄の生か」再び目覚めたソフィアは、吸血種公爵の眷属、その中でも特別な存在の「寵妃」となっていた――。
騎士令嬢は、吸血公爵の溺愛を受け、自らと王国の運命を変えていく!
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大きな展開前の静かな回。
お話としては、王子殿下が来るところから、ソフィアが初めての夜会に出るところまでです。
内容としては、大きな展開前の静かな回でした。つまりはパッとしなかった。ディートリンデがまた出てくるのは予想通りです。さすがに資質を持っていることが示されているので、このまま退場ということはないだろうと思っていました。でも、再会がずいぶん早いですね。そして、ディートリンデの駆け落ちした男がフラれるのも早い。こうなると、初めての夜会の波乱はやはりディートリンデ関連ということでしょうか。何が起こるか楽しみです。
【メモ】
・ソフィア・ラングレン ... 没落した男爵家。エルファシオ侯爵家のディートリンデの身代わりとして嫁ぐ。
・ジュリアス・ファルケノス ... 隣国アルマタシオの公爵家。吸血種。
・ルーファス・ハウ・ド・アルマタシオ ... アルマタシオの第三位王位継承者。ジュリアスの友人。
・ディートリンデ・エルファシオ ... 侯爵家。寵妃の資質を持ち、魅了の力を持つ。
ディートリンデ
ルーファス王子は気さくな人でした。ジュリアスとも仲がよさそうです。ソフィアの診察は無事終わりましたが、ルーファスはディートリンデの情報を持ってきました。ルーファスを嫌ったはずなのに、アルマタシオのとある伯爵家に取り入って乗っ取ってしまったそうです。しかも近く開かれるイルシャロン宮殿での夜会にディートリンデも参加するそうです。そして遂に夜会当日になりました。ジュリアスとともに参加した彼女ですが、これまでのレッスンの成果が発揮できるでしょうか?