あらすじ
魔物の姫に会ったあの時、人生のすべてをかけて、彼らを救うと心に決めた――
ここは生物も住めぬ死の海に浮かぶ十八諸島。〈語り部〉たちが島々を巡り集めた物語を語り継ぐため、年に一度、冬至の晩に煌夜祭が開かれる。今年もまた人を喰らう恐ろしくも美しい魔物と人との誓いの物語の幕が上がる。
『レーエンデ国物語』で話題沸騰の著者の原点となるデビュー作に、外伝「遍歴(ピルグリム)」「夜半を過ぎて 煌夜祭前夜」を加えた決定版。
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Posted by ブクログ
冬至の夜に始まる。語り部達の夜。
1話1話、語り部達が語る物語がすごく綺麗で、1話ずつでも凄いのに、話が繋がってしまった瞬間が本当に凄い。
話の中に含まれる語り部自身の物語も本当に綺麗で、彼らだから語られる物語は素晴らしいに尽きる。
一回読んで、もう一回読みたくなる。二週目行ってきます。
Posted by ブクログ
語り部たちが紡いでいく、悲しい運命を背負った魔物と人々の話。
デビュー作とは思えない素晴らしい作品。
語りという手法が上手く使われている。
ただ、性別のぼかしが何人にもあることで、かなり混乱させられた。
Posted by ブクログ
魔物のいる異世界ファンタジー
語り部の語る一つ一つの物語は面白いのだけど、時系列や人物がなかなか整理できず苦戦。途中で人物が入れ替わったり、記憶の継承があったりで何度も読み返す羽目に。
数奇な運命に立ち向かい、愛を成就したにしてはあまりに哀しい。
ムジカもガヤンに食べられた?なぜ?いつ?骨?
んー、要再読…