あらすじ
生成AI、日本の勝ち筋をどうつくるか?
経済安全保障とサプライチェーン戦略の考え方は?
世界的インフレ時代のプライシングとは?……
2024年のビジネスの成否を分ける重要論点を、
トップコンサルタントが解説!
翌年の経営・ビジネスを考えるために重要な変化を、世界有数の戦略コンサルファームであるボストン コンサルティング グループのコンサルタントたちが解説する、好評書籍の最新版。
「本書で提示する8つの論点は、2024年に企業が個々のユニークな論点を見出すにあたってのベースとなる指針と考えて欲しい。」
「どの業界の、どの企業にとっても、軽重はあるにせよ、いずれの論点も外すことができないものである。」
「これらの論点を土台としつつ、ぜひ、読者の皆様の企業における経営の論点が何であるのかを考えていただきたい。」――本文より
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Posted by ブクログ
いつも思うけど、BCGの方の本は、他のコンサルの方の本よりも圧倒的に読みやすい。難しいことを分かりやすく伝える力のレベルがちがうなぁと思う。
備忘録。
・生成AIは知的作業へのインパクト大。
・経済安全保障とサプライチェーンについて。例えば中国リスクを考える際に、自社の取引先についてのみ分析していたら不足。事業全体、例えば調達先の調達先なども考慮しないと、サプライチェーンリスクは軽減できない。
・日本企業は、企業全体のポートフォリオバランスを見ての大胆な意思決定などが苦手。経営レベルにその種の問題が上がってくる前に、現場が部分最適で解決してしまうから。その結果、現場レベルの部分最適な問題解決では太刀打ちしきれない、グローバルレベルの競争には苦戦。
・まずは情報連携から始めよう。
・日本企業の悪癖。足し合わせ型、ボトムアップアプローチでの企業戦略策定。既存事業のアセットを活かして成長できるステージならばそれでも良かったが、いまはそれが難しい時代。現場主導ではない大胆な戦略遂行も必要。手放すこととかも。