あらすじ
頭のいい人の思考回路をインストールする！
ルールを疑わない人は思考停止している。
正解もルールも変わる時代で、頭のいい人はどこを見て、何を聞き、どう考えているのか？
感情タグBEST3
大事だと頭では分かっているようなことをきちんと言語化してガツンと言ってくれると自分の頭の中もすごくスッキリする。自分の外の世界に出ること、失敗に見えるようなことでも想像していた結果と違うだけであって考え方次第ではそれは失敗ではないこと、みんなと並んでる列から思い切って外れて新たな道を探した者だけが得られる物がある等、別にビジネスの世界にいなくても大事なことばかり。
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複業という考え方。その時に役立つ生き方がエイリアス。
エイリアスは、場所・コミュニティ・職場などごとに自分の分身に働いてもらう、という考え方。自分ではあるけど、オリジナルの自分ではなく、その場所に最適な自分を切り替えるイメージ。
このマインドは簡単には難しいかもしれないですが、今いる環境からほんの少し外の世界に踏み出してみて、いろんな価値観を知りながら身につけていくマインドだと思います。
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共感できるところが多かった。
転職を何度かしていると会社とのほどよい距離感というのがなんとなく分かってくる、自分がなんとかしてやると思って張り切って働くのはいいがその対価が自分の思っていたものと違った時、メタ思考が出来ていないと腹を立てて結局双方にとってマイナスな結果になる。
常に複数の思考回路を準備して自分が気持ちよく過ごすものを時々で選択できることもメタ思考なのかも。
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友人に勧められて購入しました。
著者が普段どのように考えているのか(例えば判断軸やエイリアスの考え方等)が書かれている本です。
この本の中でエイリアスという言葉が出てきますが、私は『自分で決めないといけないことの多い時代だからこそ、そこに責任を感じつつも心が潰れないようにする考え方』がエイリアスという考え方に繋がっているのでは、、、と考え自己肯定感を保つためにも共感しやすい考え方で、とても腑に落ちました。
他にも仕事で使えそうな思考法がたくさんあります。会社ルールの正しい破り方など、気になる章のタイトルも多く、期待を裏切らず内容も面白いのでサクサク読み進めることが出来ました。
共感した素敵な考え方はぜひ身につけたいです！
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簡単にメタ認知トレーニングを
実践できることを
細かく教えてくれてる。
人を褒める、他の人の目を気にしすぎない
SNSの表紙太文字は自分の人生に関係ない事がほとんど。
今私がいる環境には
この本に書いてあることを
呼吸するように言ってくれる人で溢れてる。
2025年まだ始まったばかりで、
自分の課題や今後鍛えていきたい思考
素晴らしすぎるこの本にタイミングよく
出会えてる事が何より嬉しい！
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自分のものさしを複数持つ、と言う主張。自己肯定感を高めるべきと言う考えには同意。相手にGiveをする、他者をまず褒める、なども割と自分の考えに近い。
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組織で働くサラリーマンにとっては参考になる本。
タイトルのメタ思考そのものについてはそんなに説明してないけど、著者がどんなマインドや行動をしているか詳しく書かれていてそこからメタ思考ってつまりこう言うことなんだなということが理解できる。
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メタ思考とは物事を俯瞰的に捉える考え方。
今いる場所(コミュニティ)を俯瞰して見るためには外の世界を知っている必要がある。だから、複数のコミュニティと接点を持ち、それらを行ったり来たりしながら、様々な人と触れ、会話をすることで自分自身についても把握できるようになる。そのように幅広い視野を確保していると、自分をメタ思考しやすくなる。
エイリアスの考え方を参考に、各コミュニティで提供する自分を変えつつ、人生を俯瞰して見れるように様々な人との関わりも大事にしたいと思った。
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俯瞰的に物事を捉えるメタ認知。
本書のゴールとして、余裕を持つとか、自分の人生の主導権を握るとか、そんな話がなされていた。
色々な自分を使い分けるということ、相談できる相手は外部に作るということ、べきを捨てる という学びを得た。
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頭がいい人と言うフレーズに惹かれて読んでみた。
自分を俯瞰するってとても難しい中で、さまざまな実践をしてみる。
その中で２つ面白い部分があって、人の欠けている部分だけを指摘するのはただのバカ、相手の意見を肯定することから始めよう。
他者をほめてみると言うこと。
人の悪い部分はたくさんみえるけど、いい部分に着目する事がとても大切なんだなとわかったし、たくさん人のいいところを見つけたいと思う。
視野は簡単には広がらないが、見方を変えることで柔軟に自分の気持ちをコントロールする事が大切。
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仕事がうまく行っていない時は大抵、上手く行ってない自分と自分アイデンテティと同一視している。
複数の自分を使い分ければ消耗しない。
成功体験を手放せば手放すほど自分の気持ちは楽になる。失敗が怖くなくなる。
大切なのは、自分で選び、自分で考え、自分がハッピーになれるやり方を自分で見出していくこと。
自分をご機嫌にする方法を持っておく。自分がどんな状態だと機嫌が良くなるのか、自己分析をしていくことが大事。あらかじめその状態を知っておくと、比較的楽にメンタルの状態を整えることができる。
自分の長所は自分で勝手に決めて良い。誰かよりも得意。誰かよりも優れていると言う要素もいらない。自分の決めた物差しで自分ができることに集中すれば良い。
ルールを疑わない人は思考停止している。何が正解かなんて本当は誰にも分からない。問題を抽象化して、その本質を取り出す。
目的やゴールがすべての結論になるわけではないと認識し、あらゆるものが持続していく世界で「自分は今何をするのか」「本当は何をしたいのか」を問い続けながら、自分を変化させていく生き方の方が、幸せな人生へと近づける。具体的なものを抽象化するからこそ、そこに汎用性が生まれ、選択肢に広がりを持たせることができる。
「課題を自分ごと」として相手を納得させられるかどうか。「自分ごと化」させる視点が、ビジネスや事業化の勝負を分ける。
当人すら認識していないまるで関連性がないように見える人に対しても、それが自分にとっても課題であったと気づいてもらい、その解決まで持っていけるかどうかにかかっている。
人の欠点は馬鹿でもわかる。想定外のことが起きることを想定内しておくことがプロ。他者のミスや困っていることに共感することが必要。「Yes Bad法」まず相手の意見を肯定する「ギブ」をする。「他者を褒める」と言う生存戦略。
「他者を褒めること」が、自然にできるようになったとき、みんなにとってあなたは「自分の良いところを瞬時に褒めてくれる人」として認識される。人はそんなポジティブな人と良い人間関係を持ちたいと思うもの。他者を褒める事は、難易度が高いゆえに、強力な生存戦略にもなる。
【アンガーマネジメント】とはうまく怒ること。怒りで後悔しないための心理トレーニング。なぜ怒っているのかまずその事実(FACT)を伝えなければ、相手にとってはただの感想になってしまう。
「自分は何を感じたか」を表面しておくの1つの手。「誤解されているようでショックです」「ご指摘に少し動揺しています」「すみません、私的には引っかかるところがあります」など。
私とあなたは違う。自分と他者は違うと言うことを認識することがアンガーマネージメントでは重要とされている。人間には認知バイアスがあり、男なんだから社会人なんだからと評価や基準を押し付ける思い込みを持つ傾向がある。その期待に相手が応えられないことを知ったときに、言いようのない怒りの感情を持ったり、相手を無理矢理コントロールしようとする行動につながる。
「私とあなたは違う」という事は、「相手は自分の思い通りには動かない」と言うことにつながる。この認識を前提にした時、人は他人に対して過剰に期待しすぎないようになる。
他人に過剰に期待してしまうために、その期待を裏切られたと感じた時、がっかりしたり言いようのないかにとらわれたりします。でもそれは宝くじを買うようなもので、自分がコントロールできないことが、期待通りになる方が珍しいのです。
「自分がコントロールできること」に集中すれば良い。相手のことを諦め、相手に期待しすぎないこともまた「立派な自分がコントロールできること」です。
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* 優劣ではなく面白いか面白くないかで判断するとハッピーになる
* 社内でポジションや評価にこだわる事は、人生にとって極めて小さな話
* 自分が絶対に負けないルールを自分で作る
* 会社の自分を自分の人生のイコールにする必要は全くない
* 会社の自分はエイリアス。仕事はゲーム
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ストレスフリーに生きるのには、メタ思考が大切だと思わされる一冊。
自分を俯瞰して見る、他者は他者で私がコントロールできるものではないと知る。
これだけで、だいぶ楽になるよね。
特に、心理学のペルソナに通じる、会社などに私の一部のみを提供してて、本質ではないから、失敗しても私が傷つけられたわけではないっていうのは、今仕事関係でメンタル落ちてる私には最適❗️
日本社会、日本企業では著者の言う自分らしさを守るのは難しいが（なんせ同調圧力の強い社会）、切り離して考えるのは大切だよね。
ギバー、テイカーの話は、最近のどのビジネス書にも出てくる。私は明らかギバーで、なんだか損してる気になってだけど、そんな自分でいいんだと、思わせてくれた一冊。
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メタ思考って何だっけと読み終わってから改めて考えた。メタ思考とは、物事を俯瞰的に捉え、客観的に評価する思考法です。というのが検索結果に出てきたAIの回答である。
この方のプレゼンの本は既読でとてもよかったのだが、一番インパクトが強いのは、やはりマイクロソフト（在籍時代から）にしてあのソバージュのロン毛という見た目だ。その見た目がどのように作られてきたかがこの本には書かれている。その点への言及は軽めだが、これも、メタ思考とそれがどう影響するかの実例の一つだと思います。
その他全体的なことはさておき。テスラのダッシュボードの話だが、そこまで持ち上げる話じゃないと思うけど。故障して交換ということになったら丸ごと交換、費用はいくらになるか？金額を考えたら新しい車を買った方がいい、みたいなことになるのでは。初期製造コストは圧倒的に低いかもしれないが、トータルで長く乗れる車じゃないよね。そんなところも、とってもアメ車的アメ車だ。
少々驚いたのは、一番最後の部分だ。私も似た状況にある。数年前から、私は何もないところへ行きたいと思うようになり（本当に何もないところに行くのは難しいのだが）、何が原因かと突き詰めると、結局は視界に入ってくる情報が煩わしさの原因なのだ。大半は広告。街の中のたくさんの看板や広告、電車の中のモニター、ネット閲覧中の広告（これが一番うざい…無料であることと表裏一体としてもスマホ画面の2/3が広告なのは悪質だろう）。目を開けているだけで望みもしない無駄な情報が一方的になだれ込んでくるのだ。全く関心のないものは受け流すだけだが、ものによっては、向こうから訴えかけてきて邪魔をする。最近は、こういったインプットが多すぎて、自分の頭の中の整理整頓が十分ではないと思うようになった。週末は自然の多い郊外へ行くことが多いのだが、広告がない、なるべくインプットの刺激がない場所を選ぶ。TVは壊れたのを機に買い替えはやめた。そもそものインプットを減らさないと、無駄な情報に溺れる。下手をすると自分を見失いかねない。そういう無駄な情報を完全にスルー出来る人はいるんだろうか。いるとしたらうらやましい。
全体に斜め読みで読み終えてしまったが、また読んでみるのもいいだろう。気になったのはあと書きに登場する辻本圭介さん。この人、全く肩書がない。AIかなあ。
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澤さんの経験を元に、自分や仕事を客観視するコツが記載されています。
優しい話口調で書かれており、読みやすかったです。
少しアドラー心理学に似た内容と感じました。
従来の日本の慣習や自身の思い込みに縛られず、自由な考え方をすることで、より幸せな人生に近づくことができます。
外から与えられる価値観ではなく、自分がどうしたいのか。
日本の従来の教育を受けた人は、周りの期待に応えるには、、という発想になっていることが多いと思われ、メタ思考を身につけるためには、日々意識する必要がありそうです。
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恐れをなくすにはまず知ること。リソースのうち5%を外の世界へのピボットをして情報量を増やす。これを続けると、どんな人でも必ず新しい自分へと変われる。
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”「頭のいいひと」の思考法”についつい惹かれて手に取りました。
頭の良い人になりたい！しかしメタとはなんぞや…という気持ちで読み始めました。
まず俯瞰的に見る、考えるということ。
人と比べやすい人間の脳みそは、ほっておくと視野狭窄に陥りやすい。だから俯瞰で捉える。
狭い視野で考えると、相関関係があるかのように勘違いを始める。
分かりやすかったです。とても勉強になりました。
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「小事に拘り過ぎて大事を忘れるな」を思い出させてくれます。
視座の次元を上げ、自分ごと客観視することで、「会社の１パーツである自分」ではなく「自分の１側面に会社での顔がある」ことを認識できます。
要は軸足をどこに置くかの違いで、会社ではなく個人としての軸足を持つと、人間関係に始まる小事にも振り回されなくなり”自分らしさ”を持つことができる。
しかし、個としての軸足を持つには、物事や自分を様々な目線や切り口で捉えることが必要だと言うこと、具体的にどうすればいいのかイメージに繋がる内容となっています。
自分なりの解釈ですが、物事を捉えるときに”それが何か”を感じ言語化するには、知覚するための触覚が必要で、それこそが教養だと思います。教養を持った上で、普段の自分を時と場合によって出し分ける、その為に視座の次元を上げる心意気を常に持つ意識が重要なのかなと感じました。
Posted by ブクログ
メタ思考とは様々なノイズや思い込みを排除したコアとなるもので自分軸、価値観に近いように思える。
メタ思考に至るには
視点を変える
ルールを疑い自らルールを作るような思考
複数の物差しを持ち一つの価値観に縛られない
どのように
失敗はただ予想と結果が違っただけと考える
「これだけ守ればOK」とハードルを下げ行動を自由にするとミスが減る
自分を俯瞰してとらえ必要に応じた役割を提供しているに過ぎない=エイリアスの概念
具体的な行動に落とし込む
自分や自社を主語にしてとらえず事情や慣例は考慮せず法に則った行動で貢献する
今の自分にプラスオンし余人をもって代えがたい存在へ
自分ごと目線で面白いを軸に判断し楽しみの先延ばしせず自分軸で考え行動
誰かが作ったルールを鵜呑みにせずなぜそうなのか、自ら行動制限をかけないよう視野、視点、視座、視界をクリアにする必要がある。
Posted by ブクログ
誰かと比べて焦ってもどうしようもないよな〜と、当たり前のことを再確認。没頭してるときも俯瞰してるときも、意識はいつでも「今」に。
・顧客が実現してほしいと望んでいることが、そのまま答えではない。
・本来マネージャーは「ジョブ」なのに、それを名誉として与えてしまうから、不幸が起きる。
・ただ不満を言うのではなく、自分にコントロールできる部分はないか考える。
・人がなにかを発言したときは、その言葉だけでなく、その人全体を見るようにしましょう。その人がどんな生き方をしていて、どんな立ち振る舞いをして、どのような性格であり、自分との相性はどうなのか。その言葉は、どんな場面でいわれたことなのか。そんな相手の全体像を考慮したうえで、相手の言葉の真意を汲み取ることも重要なポイントです。
・「正しい/正しくない」「優れている/優れていない」ではなく「面白い/面白くない」
・SNSで流れてくる情報のほとんどは自分に関係しない
・ときには意識的に脳へのインプットをオフにして、常に余裕を持たせておく
Posted by ブクログ
柔らかい内容でメタ認知が解説されている。若手ビジネスパーソンなど、自分をうまくコントロールできてないと感じる人や物事を俯瞰して捉えられるようになりたい人などに良いかも。
Posted by ブクログ
エイリアスという考え方は勉強になった。
ありのままの自分をずっと出すのではなく、場面に応じて見せる側面を変えることで、何かの場面で落ち込むことがあっても自分の全てが否定されているわけではないと思える気がした。
また、自分を俯瞰して見続けるためには、外とのつながりが大事であるというのも刺さった。
同じコミュニティにずっといると、価値観の合う人にしか会えない。外のコミュニティに出て、いろんな人の考えに触れることで、自分を俯瞰して捉えることができる。なんでも良いが、外のコミュニティに参加していくことを意識したい。
Posted by ブクログ
メタ思考とはどういうものかというよメタ思考の具体的な場面が多かった。また、メタ思考というより広く言われている一般的な考え方が多いような気がした。
Posted by ブクログ
＊ルールに縛られない発想力
一章 正解にとらわれない観察力
要望を抽象化して本質を取り出す
「速い馬車がほしい」→「早く移動したがっている」→「自動車を発明」
ペインポイントを取り除く
二章 思い込みから自由になる思考法
三章 課題を発見していく認知力
自分の悩みや、事業、人の課題は抽象化する。かつ、主語を自分や自社から、できるだけ離れてみる
四章 新時代のマネジメント作法
マネージャーは、経営層とプレーヤーの通訳。
会社の方向に効果的にプレーヤーが進めるかを決める重要なジョブ
相手の視座に合わせて思考、行動する。
五章 視野を広がる人間関係術
想定外のことが起きることを想定内にしておくことがプロ
六章 ストレスをなくすシェア力
自分で選び、自分で考え、自分がハッピーになれるあり方を、自分で見出していくことが大事。
Posted by ブクログ
メタ思考についての知見と思考を深めるために手に取ったが、創造していたようなメタ思考のためのヒントはあまり得られなかった。
2015年以降のビジネス書の統括、といった印象の一冊。
基本的な考えが多いので新しい発見はないが、刺さる点はいくつかあった。
例えば、本書では「余人をもって代えがたい」人になれと主張しているが、これは属人的な「その人がいなければ仕事が回らない」状態になれというのではない。
その人がいなくても仕事は回るが、「それでもその人に頼みたいよね」というものを指している。ｂ
これは、本書内で随所に出てくる、「人をハッピーにさせる」ということにも繋がる。
単にタスクを解消するだけならだれでもできるし、ニーズが満たされただけでは人はハッピーにはなりにくい。やはりそこには人同士の繋がりがあったり、期待以上の働きによる驚きがあってはじめて、人をハッピーにさせることになる。
私は本業、副業、趣味、家庭と様々な形で人と接しているが、では自分の働きによって相手がハッピーになっているか、ということを考えると、自信をもって首肯しがたい。
他人ではなく自分の人生を生きるために、他者に振り回されず自分の意志を貫き通すというのが重要であると、近年私は確信を強めているのだが、そこを押し通すと自己中で自己満な結果に陥りそう。思うに、要は自分の感情と行動をコントロール出来ているかのセルフフィードバックと継続的な改善が必要になるだろう。これが、メタ思考に繋がるはずだ。
