【感想・ネタバレ】検察側の証人のレビュー

あらすじ

街で知り合い親しくなった金持ちのオールドミスと青年レナード。ある夜そのオールドミスが撲殺された。状況証拠は容疑者の青年に明らかに不利。金が目当てだとすれば動機も充分。しかも、彼を救えるはずの妻がなんと夫の犯行を裏付ける証言を……展開の見事さと驚愕の結末。裁判劇の代表作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 すごいストーリーを見てしまった。面白い。
 どんでん返しをどんでん返しされて驚きの連続だった。最後の菅野さんのコメント「一転、二転、三転の逆転劇」まさしく、読み終わった時のドキドキが凄い。幕引きの台詞まで綺麗で、それでこのタイトルなのかと納得した。

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2024年07月20日

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ネタバレ

クリスティの戯曲は初めて。
事件自体は本当にシンプル。最後の最後まで、アイデンティティの偽装に気づかなかった。

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2024年05月18日

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ネタバレ

姉に結末が大どんでん返しで本当に面白かったと言われて読んだので、最後覆されるのはわかってても、最後に驚きの展開でええ?!と声が出てしまった。とても面白かった。アガサクリスティのミステリーは数年前に読んで理解できずにいたので、読むのを迷ったが、読んでよかった!他の本も挑戦したいと思う。

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2022年02月14日

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ネタバレ

素晴らしい。
クリスティーの戯曲は初めて読んだけれどこれをマレーネ・ディートリッヒで観たい!

ローマイン、ドイツ人の設定でイギリス人とこちらから見たら欧米人で変わりは無いのだけれど、コレをこうこだわりを見せた法廷モノはその結末をも予測させずに読者は放り投げられてそれでも感嘆の声をあげてしまう。
ラボー!

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2019年12月26日

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ネタバレ

クリスティーの小説はとても読みやすい。そしてその読みやすい話のさりげないところに伏線や手掛かりを隠し、読者を煙に巻いてくるのにクリスティーらしさがある。その手法は小説だけでなく戯曲であるこの作品でも遺憾なく発揮されている。

小説ではセリフだけでなく地の文の中に重要な情報を隠すことができるが、演劇として上演されることが前提である戯曲では地の文には小説ほどには頼ることができない。使えるのはセリフやト書きとして登場人物の行動の中に忍ばせる方法だ。他にも舞台装置になにかを仕込むという手も考えられるが、あくまでプロットと登場人物で勝負して、高いレベルで読者をだますことのできる仕上がりになっているところにこの作品の凄さがあると思う。このあたりは流石のストーリーテラーぶりだと改めて感心させられた。

クリスティーの戯曲では、他にも『ねずみとり』や『蜘蛛の巣』などが未読なので、折を見て読んでいきたい。

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2020年09月17日

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ネタバレ

オールドミスとレナードは親しい関係となっていくが、ある日、オールドミスが何者かによって殺害されてしまい、それで犯人はレナードだと疑われる。彼の妻ローマインは彼に不利な証言を言い続けるが、彼女の証言が嘘だと指摘される。このように、本作は法廷を舞台としたものだが、最後の最後で衝撃な展開がなされる。

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2025年07月13日

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ネタバレ

うまいどんでん返しって途中までがあんまりでも読み終えた時の物語全体に対しての満足度を変える力があるからなかなか凄い。二転三転するラストの展開は面白いが、戯曲形式もあって人物に同一化して感情移入する楽しみはやや少ないように感じた。ゆえに、被告人の終盤までの演技がかった善人さから変貌する恐ろしさなどを感じるパンチには欠けるような気がした。

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2022年03月09日

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ネタバレ

大金持ちの老婦人が殺された。状況証拠はレナード青年に不利なものばかり。無実を訴える彼に対して、アリバイを証明できるはずの妻ローマインが、それを覆す証言をした。弁護をするメイヒューは困り果て——。

小説版より、もう一捻りしたのが効いている。これは劇で見たい。裏切りの裏切りに次ぐドラマティックな展開。特にラストのどんでん返しが快感。

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2021年07月22日

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ネタバレ

映画「情婦」を観た後で原作を読む。やっぱ法廷のシーンは映像の方が迫力がある。それだけビリー・ワイルダーが原作に忠実に作ったってことか。


2022.05.08
久しぶりの再読。
やっぱり最後のどんでん返しは、わかっていてもハラハラドキドキ。面白かったー!

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2013年11月26日

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ネタバレ

読んでる途中に話の大枠を思い出しちゃった。法廷ミステリーとして想定内のどんでん返しに納まっている感もあるが、コンパクトに纏まっているゆえ疑念が生じる前に意表を突かれる(のではないか?)
演技力が大きく関わってくる内容だからこそ演劇で見てみたい。戯曲版だけでなく、短編小説版があるそうで、そちらも読んでみたいなと。

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2025年11月08日

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ネタバレ

弁護士ウィルフリッド・ロバーツ卿のところへ弁護の依頼にやってきた好青年レナード・ボウル。
彼は街で偶然知り合ってから親しくするようになった高齢女性を撲殺した容疑をかけられ困っていた。
裁判が始まり、検察のマイアーズが証人として高齢女性の家政婦や死体を解剖した医者などを呼ぶ中、レナードの妻のローマインが呼ばれ、レナードに不利な証言をしたことでレナードの立場は厳しくなっていく…。

戯曲(台本)形式で書かれていて、舞台の様子が想像しやすい。
事件自体はシンプルだし、シーンも事件現場と弁護士事務所と法廷だけしか出てこないけれど、はられた伏線が最後の方に何重にも効果を発揮して驚いた。

アガサクリスティはずっと気になっていたので、これを機に他のもの読んでみたい。

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2024年12月22日

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ネタバレ

残り2P~3Pの展開が急ピッチで進んで、「凄い」と思った。得体の知れない情報を、法廷に持ち込んで良いのか!? と思ったけども、それを、吹き飛ばすインパクトだった……。

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2022年12月18日

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ネタバレ

名作映画『情婦』を観たので原作を読む。すばらしいどんでん返しがあるすぐれた戯曲だが、主役であるはずのウィルフリッド卿の個性が目立たない。映画が傑作なのは、このあたりの登場人物をうまく脚色している監督B・ワイルダーの功績が大きい。デートリッヒをはじめ、すべての俳優たちの演技も完璧だった。それというのもすぐれた原作があったからだが。

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2020年07月22日

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