あらすじ
真冬の欧州を走る豪華列車オリエント急行には、国籍も身分も様々な乗客が乗り込んでいた。奇妙な雰囲気に包まれたその車内で、いわくありげな老富豪が無残な刺殺体で発見される。偶然乗り合わせた名探偵ポアロが捜査に乗り出すが、すべての乗客には完璧なアリバイが……ミステリの魅力が詰まった永遠の名作。
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Posted by ブクログ
初めて読むタイプのミステリーだった。
登場人物をアメリカ人とかイギリス人とか呼ぶから誰のことか分からなくて読みづらいなあと思ってたけどそれでも面白かった。
途中のポアロの友人と医者の頭の中が面白かった。
オリエント急行を調べたら豪華すぎてビックリした。1泊70万とか300万?くらいするらしい。
一生体験できないだろうなあと思ってるから本当に小説で体験できるのは楽しい。
解説で有栖川有栖があまりミステリーを読んでない初心者の時に読んで欲しいと言っててまさにそうだなと思った。
Posted by ブクログ
お孫さんの「まえがき」から興味が湧く。この時代は同じ電車に乗った人と気軽に話して友達になる。旅行は冒険だという。楽しそうな時代で素敵。
Posted by ブクログ
【再読】
雪で立ち往生したオリエント急行で、アメリカ人の乗客ラチェットが殺された。そこに乗り合わせたのは様々な国籍・身分の乗客と、名探偵エルキュール・ポアロ。
現地警察が介入できないため、ポアロが捜査に乗り出すことに。被害者の男は全身を10ヶ所以上刺されており、現場周辺にはハンカチやパイプクリーナー、ボタンなど無数の証拠が残されていた。さらに、男の本名はカセッティで、アメリカで起きた誘拐殺人事件の犯人と目されていた男だった。このことから、ポアロはその復讐によりラチェットは殺されたのだと睨む。
ポアロが乗客一人一人から聴取を行った結果、事件の時間周辺で赤いガウンを着た女と、車掌に扮装した人物が目撃されていた。
犯人の目星をつけられない中、アメリカ人女性ハバード夫人の持ち物から凶器と思われるナイフが見つかる。さらに車掌の制服はドイツ人のメイド、さらに赤いガウンはなんとポアロの手荷物から発見される。
そして調べを進めていくうち、乗客の誰もが誘拐事件の被害者であるアームストロング家とかかわりがあることがわかった。
ポアロは全員を集め、推理を披露する。全ての人間が事件にかかわり、お互いのアリバイをカバーし合ってラチェットを殺害したのだと。車掌も含めた12人はラチェットを有罪にできなかった陪審員になり代わり、正義の鉄槌をくだしたのだった。
あまりにも濃密な一日を描いた作品。まさかそんなことはあるまいという先入観を打ち砕く意味では、『アクロイド殺し』や『ABC殺人事件』に匹敵する衝撃作。
出発前の胸の高鳴り、雪で立ち往生した列車の静けさ、そんな中で起こる凄惨な殺人と一人一人を呼んで聴取する王道スタイル、背後にある痛ましい事件、これ見よがしな無数の証拠、そして衝撃の結末。何度読んでも面白くて新鮮な発見があるまさに名作。
特にアメリカという国のお国柄までもがヒントになっていること、なぜこの時期に客室が満室なのかという疑問が最初に提示されている点なども秀逸。
●見どころ
・顔が気に入らないという理由でラチェットの依頼を断るポアロ
・ブサイクの描写に容赦のないクリスティー女史
●名言
「こんなことを申しあげるのもなんですが——あなたの顔が気に入らないのです、ムッシュー・ラチェット」
Posted by ブクログ
結末というか犯人については、わりといろんなところでちらほら聞こえてくることもあるので、完全まっさらな気持ちでこの作品を読めるということは、一種の幸せともいえる。
疑わしい人全員犯人というトリックも、この時代にそんな発想できるのかという驚きも感じさせるし、犯人たちの切実な思いを踏まえた上で、ポアロがあえて逮捕にはもっていかないという流れも含めて、この作品は歴史に名を残す作品であるといえるのだと思う。
Posted by ブクログ
予想外の展開に驚かされました。
とてもテンポが良く楽しく読めました。
なんとなく複数犯なのではというのはアリバイをまとめた時に感じていたのですが、まさかという感じでした。
ただ、全員がアームストロング家の関係者だと分かったところは若干納得がいきませんでした。何人かはヒントがあったように思えましたが、最後の3人に関してはちょっと無理矢理かなと感じました。どこで確信を持って最後の3人も合わせた共犯だと思ったのか謎でした。