あらすじ
真冬の欧州を走る豪華列車オリエント急行には、国籍も身分も様々な乗客が乗り込んでいた。奇妙な雰囲気に包まれたその車内で、いわくありげな老富豪が無残な刺殺体で発見される。偶然乗り合わせた名探偵ポアロが捜査に乗り出すが、すべての乗客には完璧なアリバイが……ミステリの魅力が詰まった永遠の名作。
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Posted by ブクログ
おもしろすぎたー!!
まさかの全員が犯人!!
その可能性があるっていうのも分かるけどさー、1人か2人だと思うじゃんね!!!!物語的に!!
やられましたわほんとに。こんなん書こうと思うのクリスティさんおもしろすぎるて!
それに最後のポアロもブークもコンスタンティン医師も、かっこよすぎたし、ポアロはただ真実を明らかにするだけじゃなく、そこにいる人達がどう生きていくのかまで考えて、時には真実を明かさないっていう選択もするんだなって思った。
わりと情があるタイプの探偵ですきだぜ!!
Posted by ブクログ
これは1970年代の方の映像を先に観てしまっていて、「赤いガウンの女の後姿」が印象的で。
原作を読んだのはその直後です。今回書いているのは数回目の再読。
「アクロイド」と並ぶ、クリスティの代表作ですね。両者とも、「是か非か」(もしくはフェアかアンフェアか)が問われるわけですが、いずれにせよ、名作であることには変わりないです。
こちらは映像だとオリエント急行の場面とか、登場人物の豪華さとか、目にも豪華。他の作品では、事件の解決に於いては冷静に物事を考えられる頭のキレる人物、という印象が先にきますが、今回はそれだけでなく、違う解決方法を並べて関係者に選ばせるあたり、ポアロの人間性もちらりと垣間見てなんとも言えない読後感を味わえます。粋なことやってくれますね、ポアロさん。
スカッとどんでん返し系は大好きですが、殺人事件を扱っているのにこの爽やか感はなんなんでしょうねぇ。
大好きな作品です。
Posted by ブクログ
かなり面白かった。そして、事件の全貌には驚かされた。
こんなに古い作品なのに、驚かさせる展開。
まさかの全員が犯人。推理するのは難しかった。
さすが名作。
作品と関係ないが、寝台車に少し憧れる。
Posted by ブクログ
誰かわかんないなあ、何もわかんないなあ
とまさにミステリー初心者らしく読んでいましたが、解き明かされた時の哀しさ。
小説だけでなく、映画も観ましたが映画ならではの華やかさも良かったです。死にたくないけど(普通死なないけど)オリエント急行乗ってみたいなあと思って調べてみたら、値段に驚愕しました。笑
Posted by ブクログ
クリスティはフーダニットの作家だと再認識。
全員がグルというのはとても興味深かったが、そのシチュエーションを用意するのは無理じゃないか?とも思った。そしてそんな周到に用意したのにポアロのような余所者が簡単に入り込んじゃうのはちょっと…
ポアロが推理を提示してすぐ終わるので、余韻というものは全然残らなかったが、それも悪くない。
Posted by ブクログ
お孫さんの「まえがき」から興味が湧く。この時代は同じ電車に乗った人と気軽に話して友達になる。旅行は冒険だという。楽しそうな時代で素敵。
Posted by ブクログ
【再読】
雪で立ち往生したオリエント急行で、アメリカ人の乗客ラチェットが殺された。そこに乗り合わせたのは様々な国籍・身分の乗客と、名探偵エルキュール・ポアロ。
現地警察が介入できないため、ポアロが捜査に乗り出すことに。被害者の男は全身を10ヶ所以上刺されており、現場周辺にはハンカチやパイプクリーナー、ボタンなど無数の証拠が残されていた。さらに、男の本名はカセッティで、アメリカで起きた誘拐殺人事件の犯人と目されていた男だった。このことから、ポアロはその復讐によりラチェットは殺されたのだと睨む。
ポアロが乗客一人一人から聴取を行った結果、事件の時間周辺で赤いガウンを着た女と、車掌に扮装した人物が目撃されていた。
犯人の目星をつけられない中、アメリカ人女性ハバード夫人の持ち物から凶器と思われるナイフが見つかる。さらに車掌の制服はドイツ人のメイド、さらに赤いガウンはなんとポアロの手荷物から発見される。
そして調べを進めていくうち、乗客の誰もが誘拐事件の被害者であるアームストロング家とかかわりがあることがわかった。
ポアロは全員を集め、推理を披露する。全ての人間が事件にかかわり、お互いのアリバイをカバーし合ってラチェットを殺害したのだと。車掌も含めた12人はラチェットを有罪にできなかった陪審員になり代わり、正義の鉄槌をくだしたのだった。
あまりにも濃密な一日を描いた作品。まさかそんなことはあるまいという先入観を打ち砕く意味では、『アクロイド殺し』や『ABC殺人事件』に匹敵する衝撃作。
出発前の胸の高鳴り、雪で立ち往生した列車の静けさ、そんな中で起こる凄惨な殺人と一人一人を呼んで聴取する王道スタイル、背後にある痛ましい事件、これ見よがしな無数の証拠、そして衝撃の結末。何度読んでも面白くて新鮮な発見があるまさに名作。
特にアメリカという国のお国柄までもがヒントになっていること、なぜこの時期に客室が満室なのかという疑問が最初に提示されている点なども秀逸。
●見どころ
・顔が気に入らないという理由でラチェットの依頼を断るポアロ
・ブサイクの描写に容赦のないクリスティー女史
●名言
「こんなことを申しあげるのもなんですが——あなたの顔が気に入らないのです、ムッシュー・ラチェット」
Posted by ブクログ
ちょっとずつ怪しい12人の乗客、ポアロの荷物に仕込まれた真っ赤なローブ、何気ない荷物の汚れ、証言の一致、日常会話に思える個人の思想。これらを組み合わせると浮かび上がる犯人の形。
トリックがすごいというよりも、構造がすごい。
現代でも色褪せないミステリーが確かにあった。
被害者の殺され方なんかは謎解きだけでは説明不足な点もあるが、ポアロにとってそこは重要じゃないから仕方ない。読み手の想像力次第かな。