あらすじ
【分冊版:第2回】
墨香銅臭先生のデビュー作、公式邦訳版。
沈垣は、大人気ウェブ小説『狂傲仙魔途』のラストシーンに憤怒、罵っている間に絶命した。
…かと思いきや、頭の中に語りかけてくる不思議なシステムの音声で目が覚める。なんと当の『狂傲仙魔途』の世界に転生してしまっていたのだ!
転生したのは、作中の主人公であり弟子の「洛氷河」に拷問死させられる師尊「沈清秋」。システムからは小説を伝説的名作に作り変えろと命令されるが、一方でオリジナルの沈清秋のキャラは守れなどといちいち制約ばかりが多い。
「沈垣=沈清秋」は、待ち受ける死の運命を避けるべく動き始めるが、なぜか巨大ハーレムを築くはずだった洛氷河にやたらと懐かれてしまい……。
こんなトンデモ設定の笑って泣けるBL小説ってアリ!?
主人公“沈垣(シェンユェン)”はWEBハーレム小説(18禁)に重課金する男オタク。最終回に激怒して肉まんを喉に詰まらせて死んでしまうと、なんとその小説の悪役師匠(男)に生まれ変わってしまった!?
…ここまでは「よくある異世界転生モノ」なんですが、この後、転生先のハーレム小説主人公の“氷河(ビンハー)”に未来で殺されないよう優し~く接していく間に、なんとその氷河(ビンハー)が
男である悪役師匠の自分を好きになってしまい……ジャンルがいつの間にかBL(18禁)に。笑
「なんか様子がおかしいけど、この転生先小説は男性向けだから!」と、どんなにアピールされても気が付かない受と、それ故にどんどん愛が重くなってこじれまくってしまう攻とのすれちがいっぷりが、面白い!
ドタバタ・ハッピー・シリアス・切ない・ギャグがすべて詰め込まれたBLノベル。
主人公がオタクなゆえに、軽快なノリツッコミやオタク的考え方がとても頷け、氷河(ビンハー)の思いに気が付いてもノンケを貫いていつ………落ちるのか!?というドキドキも見どころの一つです。
攻の氷河(ビンハー)は元々嫁が3000人いる設定なので、その「3000人分の愛」が受に一点集中で浴びせられる様もとてもコミカル。
そのコミカルテイストの中に、突然差し込まれる予想外すぎるシリアス展開に「本当にこれは同じ小説ですか?」と驚愕必至。
また、悪役師匠の元の体の持ち主、沈九(シェンジウ)についても、後半に進むにつれ氷河(ビンハー)を何故虐めていたのか、その切ない胸中や過去も語られており、涙なしには見れません。
中華式BIGLOVEを体験したい貴方におすすめです。
感情タグBEST3
最初は独特な世界観に少し面くらいましたが、途中からかなり面白くなってきて、19話あたりからかなりハマります。
ただ、同じ作家さんの別作品「天官賜福」や「魔導祖師」の日本語訳版に比べると、翻訳された文章が少し微妙かなとは思います(個人の感覚なので意見は分かれると思います)
(例えば、追加説明が必要な単語について、文中で説明ではなく、注釈で全て説明してしまっている。全ての注釈が後ろについており、注釈のページと本文をいったりきたりで、すっと読めず、少しだけ読みにくい点など)
匿名
人渣反派自救系統
中華小説の仙境ファンタジーです。物語の悪役に成り変わった主人公がバッドエンド回避のために頑張る小説です。成り変わった主人公が内心でツッコミと悲鳴あげ倒していて思わず笑える内容でした。
CGアニメの時には端折られてた部分が補完されたりした。
玉観音の途中で終わりました。
毎回レビューに書いてしまいそうなくらい、分冊版じゃなく一気読みしたかったなって思う。