あらすじ
最福神社門前の茶屋「たまや」を切り盛りする母を手伝いながら、明るく元気に暮らしていた娘・すず。母娘で営む茶屋は、丁寧に作られた甘味と季節の蕎麦がうまいと客の評判も上々だ。ところが一年前の春、隅田川沿いの桜を見物に行って以来、すずはどんな医者も原因がわからぬ不調に苦しむようになった。最後の望みをかけ評判の医者の元へ向かう道すがら、具合が悪くなったすずは、宇之助と名乗る謎の占い師に助けられて……。口福を満たす甘味や蕎麦とぴたりと当たる占いが明日への幸せを呼ぶ、時代小説の新シリーズ開幕!
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Posted by ブクログ
ライトで読みやすい時代小説。
占い師によってスカッとする結末ばかり!楽しい本だった。
お鈴も良い子でお母さんも優しい。
最後の側が美味しそうすぎて、この茶屋に行きたい!
Posted by ブクログ
時代小説を読んでいるといつの間にか、自分もその時代にいるように感じてしまう。この作品もそうで登場人物のそれぞれが優しくまた味がある。霊感的な要素と物作りの心構えなど今の時代にも通じる内容だった。続編が楽しみです。
Posted by ブクログ
すずという娘に龍がついて不調になる。
男前の宇之助という占い師が 龍を身体から出してくれる。
宇之助は 死んだ女房に言われたように 高いお客ではなく すずのいる茶店で がらんどうとして占いを始めた。
話しの流れはちょっとモタモタしています。
ただ 茶店ででる美味しそうなお蕎麦とかが魅力になっています。
何作か書くうちに スムーズにお話しがすすんでいくと
思います。出てくる人間は いい人そうです。
次作も楽しみに!
Posted by ブクログ
全体的な雰囲気はよい。
すずの不調の原因はまじかよ、と思うが守護してくれるならマシかなあ。占い話、それなりに面白く読めた。
ただ、すずの話と占い話は別の章にした方が読みやすかったかなあ。占いでほっこりした後にすぐのお祓い。ほっこりした気分がちょっととんだ。
父親の謎とかあるのでそれがどうなるか、気になるところだな。
Posted by ブクログ
甘味と蕎麦の茶屋「たまや」を母と営むすず。
原因不明の体調不良に悩まされ医者にかかる道中で、宇之助という占い師に助けられる。
占いも交えた人情ものといった時代小説。
まだ広がりそうな要素もあるし、続きも読みたいなーと思ったら近日続刊が出ますね! 楽しみ。