あらすじ
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小泉ジュニアを主人公とする近未来政治マンガ。危機は2015年に起きる──。日本政府は財政の立て直しで成果を出せず、国債が大量に売れ残る「札割れ」が起きる。時の首相は、売れ残った国債をすべて日本銀行に引き受けさせるが、この日銀引き受けが「財政破綻」のシグナルを市場に送ることになり、国債価格は暴落、長期金利は跳ね上がった。インフレを怖れた消費者の商品買占めや、金融機関への取り付けが相次いだ。この非常事態の中で、小泉進次郎が首相に就任する。まず初めに、小泉は、フリードマンの『資本主義と自由』を掲げ、フリードマンが主張した農業補助金の廃止から負の所得税までの政策を「10の約束」として打ち出すのだ──。
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Posted by ブクログ
日本が破綻するとどうなるのか?
外交は?
為替は?
国民の生活は?
他国への影響は?
がよく分かる。(100%正しい訳ではないが可能性がある)
さらに国難を乗り越えるために国会はどうするのか?
政治のプロセスを知ることもできる。
政治と経済を知ることができる貴重な本。
Posted by ブクログ
最初マンガで「もしドラ(読んでいないけど)」パクッったのかと思ったが、友人に勧められて読んでみた。
良い意味で裏切られた、素晴らしい本
日本が直面している危機的な状況を多面的に捉えている
-膨張し続ける国債
-それを横並び意識で買い支えている銀行
-しかも半分以上あまり価値が無い
-ペイオフに関する無知により、ペイオフ時いかにも暴動起こしそうな市民
-マーケット主導のインフレ(主婦の無知)
-マスコミの先導的な役割
-無能な政治家、及び意思決定の遅さ
それらに加え、マクロ経済の勉強や金融の初期的知識の勉強になった
マンガで冗談のようにおきていることだけど、まんざら笑えないのがまた恐ろしい。
Posted by ブクログ
「もしドラ」に似たようなコンセプトで書かれた書籍。2015年に経済破綻した日本の設定。今の政治家で設定された登場人物がでて現実味がありおもしろい。経済は詳しくないが、数年後同じ状況に日本がなりうる可能性は充分ありうる。「日本経済が破綻」したらどうなるか大変勉強になりました。この本の内容が正解とは思わないが、一部は正解になるのかな。
「最終的には日本国民が覚悟を持って経済を再建すれば、ふたたび繁栄を取り戻すでしょう」p217
日本人は変化を嫌うが、現状を打開するには思い切った改革が必要。そのためには痛みが伴う覚悟を伴うことを国民は理解する必要がある。
改革には、小泉新次郎(や大阪の橋本さん)みたいな人が必要なんでしょうか。今度、フリードマンに関する書籍にも挑戦しようと思います。