あらすじ
◎『売上最小化、利益最大化の法則』『ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング』『時間最短化、成果最大化の法則』3冊計20万部突破、著者初のチーム本。「チームX」の「X」とは「変革」を意味する「トランスフォーメーション」を一字で表す略語。「デジタルトランスフォーメーション」→「DX」など。
◎一代で時価総額1000億円企業、フォーブス アジア「アジアの優良中小企業ベスト200」4度受賞、東洋経済オンライン「市場が評価した経営者ランキング2019」1位となった北の達人コーポレーション(東証プライム上場)は、2016年から4年で5倍の成長を遂げた反動で組織の機能不全に陥り、最悪期には集客人数が全盛期の6分の1になった。本書はどん底から数々の変革により、1年でチーム業績を13倍にした、社長と若手メンバーたちの実話ストーリーである(舞台はコロナ禍)。
◎本書は3部構成(1部と2部が実話ストーリー、3部が再現性が担保された教訓)。第1部は最悪期から復活していくまでに経験したチームの荒波を生々しく伝える。第2部は第1部を経て得た様々なスキルを駆使し、「3か月で4倍」という異次元の目標(ダブルギネス)に挑戦し、達成するまでを描く。第3部は前半で業績が6分の1にまで縮小した主因である「5つの企業組織病」を解説。これはどんな業種の企業でもかかる可能性のある病だ。後半では、第1部と第2部を通してチームが13倍に成長した要点を、読者の会社、チーム、組織で再現できるよう、「KPI」「教育の仕組み」「共通言語化」「タスク管理」「風土」という「5つのXポイント」として詳説する。これまでのチーム本はコンサルタントや評論家が書く本が多かったが、本書は現役社長兼WEBマーケティング部長である著者が若手社員と悪戦苦闘しながら、創業以来果たせなかった「木下商店」から「コーポレートカンパニー」へ脱皮。どうやって1年でチーム業績を13倍にしたか。実話ストーリー×再現性が担保されたビジネス書で、チームづくりのあり方とやり方を同時に学べる極めて稀有な野心作である。
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Posted by ブクログ
会社が有名になったにもかかわらず、チームの拡大にともない業績が低迷。
その時、著者は会社の中で起きている問題を一つ一つ見つけて、対策を講じていった。
リアルなストーリーに加えて、その学びを抽象化して整理してくれているので、どんな組織にも転用できる「教科書」だと思った。
著者自身も、これは社員に読ませるための教科書であると書いている。本を出版することにより社員に共通言語と学びを植え付ける効果があるのか。
これもまた学び。とても良いビジネス書。
Posted by ブクログ
個人商店からカンパニーへ。
その過程で起こるジレンマをこれでもかという程綺麗に言語化した一冊。
部分最適を突き詰めると全体最適になるよう設計しなければ機能しない。
誰もがかかりうる企業組織病とその打ち手。
中でも風土に与えるリーダーの影響は金言の賜。
1匹の羊に率いられた100匹のライオンより、
1匹のライオンに率いられた100匹の羊の方が強い。
部下や後輩はリーダーの低いレベルに合わせる。
だからこそリーダーは悪いところを潰すことが最優先。
Posted by ブクログ
広告はマンネリ化する
消費者目線を忘れない
相反する2つの目標を同時に追わせるのは悪手
目標達成するために複数の施策を立てて合計で100%になるようにする、30%の施策が10%だった場合には残り20%の施策を追加する
クリエイティブ→記事→LPのストーリーはあわせる、改めて流れを確認する
社員を使った記事がいいのであればそれに合わせたクリエイティブ、LPにしたほうがよくない?
オールインワンを使用する人の悩みってなんだっけ?
誰に、最近シワで悩んでる
何を、シワを改善するならやるべきことあります
どう、シワは放置しても治らない、一日たった30秒のケアでシワを改善する方法とは?
誰に、広告をクリックした人
何を、シワができる原因の説明
シワを改善するための説明
今あるシワを改善しつつ、未来のシワを作らせないオールインワン化粧品があること
どう、ページ遷移
誰に、遷移してきた人
何を、この商品は今あるシワを改善、未来のシワを作らせない化粧品である
今なら初回半額
全額返金保証なのでリスクなし
どう、URL
派手なクリエイティブではなく、インパクトよりユーザー感情に寄り添った広告が当たる時代
平日のマークを休日に回せなないかな?
Posted by ブクログ
日本のトップWEBマーケター、北の達人コーポレーション社長の4作目。
私は3作目は読ませてもらった。あまりピンとこなかった。
しかしこの本は違う。リアリティがあった。
あくまで彼の個人商店だった北の達人コーポレーションは4年で5倍に拡大したが、
その直後組織が機能不全を起こし、停滞期に入った。
この本は、そこからどう抜け出し、再び拡大したか、その状況を現場感満載で
伝えてくれる。
最終章にまとめがあるのでそれを転記しよう。
5つの組織企業病と5つのXポイントだ。
5つの組織企業病
①職務定義の刷り込み誤認
②お手本依存症
③職務の矮小化現象
④数字万能病
⑤フォーマット過信病
5つのXポイント
①KPI
②教育の仕組み
③共通言語化
④タスク管理
⑤風土
これらを私なりに一言でまとめてしまうと、
企業病は成功体験の目的化、思考停止だし、
Xポイントは 試行錯誤の高速回転 に他ならない。
真の目的を忘れ、目的のために考えることをしなくなった集団は衰退する。
そして、組織を一つの方向に向かわせるためにはKPIが必要だが、
簡単には見つからない。やってみて駄目だったら見直す、試行錯誤する。
これを繰り返してホンモノを見つけたら、そこに向かって走る。
そういうことだと読めた。教育もしかり。
個人商店から、フォロワーが生まれたことも大きいと思った。
これはどの会社にも通用する話だ。
Posted by ブクログ
チームを変革するためのエッセンスが実例を用いて書かれており、読み進めると「チームで目標を達成しよう!」と、読んでいてやる気が出てくる本だった。
目標達成に向けて、「理論上可能な作戦をいかに現実に落とし込んでいくかが仕事」というメッセージは新たな視点で、自分自身が実施してメンバーに伝えようと感じた。
チームビジョンの再作成、目標達成の道筋・解決するための複数の解決方法を作り、チームでの目標を達成していく。
Posted by ブクログ
同じ業界に関する本ということもあり、自分自身共感できるところが多かった。
今組織が抱えている課題と似ている部分も多かった。特に今までのあり方、今までの進め方でうまくいかさるなるというような目の前にある課題に対しては、自分の中でも理解が進んだものもあると思う。
大きな規模のことをやろうとすると自分1人ではどうしようもないことが多いと思うので、チームや組織がいかに上手く回るようになるかは考えていこうと思った。
Posted by ブクログ
著者木下さんの体験がストーリーでそのまま読めるので自身もその会社にいて考えているような感覚になる。チーム作りについて、何が必要かのノウハウ→成功した具体例の一般的な本と違い、1つの大きな課題について試行錯誤しながらも失敗し、成功しているストーリーなので自身を投影しながら考えながら読める本。
営業工数から見た逆算、仕組みで人に気づきを与える、組織病にかからない意識、リーダーとしての役割を実践する。
Posted by ブクログ
日本中が木下さんの本を読んですごいすごい言ってるときに、いや業績どんどん下がってるよね?とおもっていたが、当著をもって改めて尊敬と畏敬の念を覚えた。
最初から最後の1ページまで無駄がなく、一気に読み切れる素晴らしい本であった。
◯強いチームに必要な5つの要素
・KPI
最重要。KPIを設定して、KPIをもとに運用し、KPIのPDCAを回して、正しいKPIにたどり着け。
KPIは数値にして見える化し、表にすることでとにかく日々数字を追う。複数のKPIを追う場合は相反してないものにする。
そして変更に次ぐ変更を自ら考えられる組織になるように導け。上層部に徐々に浸透させ、リーダーから施策を下ろすのではなく、数字をもとに日々改善できる組織風土を作っていけ。
・教育の仕組み
チームには指揮官とエース、教育係が必要。教育係がおろそかになることが多いが、拡大する場合には必須である。
教育係を設計するには、2人のトッププレイヤーが必要。2人入れば、どちらかを不断の決意で教育に専念させる。
教育係は他社を模倣せず、オリジナルの教育プログラムを作る。自社オリジナルの教育プログラムこそ、最大の強みになる。
・共通言語化(暗黙知の形式知化)
共通言語化によって暗黙知を形式知化させろ。※ファクトファインディングみたいな
社内オリジナル用語やキャッチーなフレーズを使うことで、意識統一や知見統一がしやすくなり、結果的に自社にあった文化を生み出せる。
共通言語化は、チームのスキルアップも促す。KPIや目標達成に必要な要素やスキルを共通言語化するため、皆そこに集中しやすくなる。
・風土
風土はリーダーがつくる。リーダーは他者への影響で選べ。熱狂しろ、圧倒的ポジティブに巻き込め。
数人だけが頑張るチームか、全員が頑張るチームか。全員が頑張るチームこそ、良い風土と呼べる。
・タスク管理(Do管理、進捗管理)
5つの要素を徹底しても達成に近づかない場合は、殆どの場合タスク管理に問題がある。
やるべきことをやりきれているかを追え。機会ロスがないか執着して見ろ。
戦略戦術の立案とメンバーのタスク管理はセットである。メンバーはタスクを自分ごと化出来ない場合が多く、漏れが発生する。従って、リーダーはメンバーのタスク管理することは当たり前である。
「メンバーはタスク漏れをする」ことは受け入れつつ、タスク漏れしないようにするたった1つの方法は、自分で戦術とタスクをセット導き出させること。「いつまでに、これを、このくらいやる」と上から言われてもやらないので、自分から出させるのが理想ではある。
◯新しさを生み出しにくくなる環境と脱出
・既存がマニュアル化仕組み化が整っていると、新しいコンテンツを生み出す文化・人材・スキルが失われていく。お手本依存症、フォーマット過信病を生む
・新しさを生み出すのは若手。新戦力の芽吹きを見つけたら、既存に潰されないように隔離して先輩に邪魔されないチームをつくる
・隔離すると主流から外された、、、と本人たちは思うかもしれないのでケアする
◯広告について
・広告には目立つ広告と馴染む広告がある
・フェイスブックのようにじっくり見る面では、なじむように。ニュースメディアやインスタのような流し見中心メディアでは目立つようにつくる。
・市場が成長してるときやクリエイティブが枯れてないときは、即成果がでるものを模倣したほうがよい。しかし、天井には必ずぶちあたるのでコンテンツは常に発掘しつづけれないといけない。
◯クリエイティブに必要なこと
【3段階分析の実行】
・最も大切なのは、消費者目線である
・消費者目線になるのは、消費者になりきり自分のインサイトを3回深ぼる「3段階分析」が良い。このインサイト分析は研修の頃から叩き込める
例)Twitter広告
1.なぜ自分は数多くのツイートの中で、そのツイートに目をとどめたか
2.なぜ自分は目をとどめただけでなく、文章を読んだか
3.なぜ自分は文章を読んだだけでなく、クリックしようとしたのか
・当たっている広告やクリエイティブ、事業だけを分析するのではなく、自分目線で見てくことで「当たっている理由を自分ごととして考える」ことが徹底されていく
【フィールド情報の獲得】
・皆が集める情報は基本的に「オリエン情報※北の達人言語」であり、出来上がった商品や当たりクリエイティブから得られる知見。それでは本質にたどり着かない
・消費者目線(ユーザー感情)を手に入れるには「フィールド情報※北の達人言語」が必要。新商品や新サービスをつくるには欠かせない
・実際に圧倒的量の体験を得る、ユーザーに直接インタビューするなど、凝縮されていない情報を手に入れると、自分にとっては新しい価値観=ユーザー目線を発掘できる
新しい事業やコンテンツ作りする際に必要な「消費者目線」は、この2つのHowToを使うことで手に入れることができる。
◯LPの種類とエモーションリレー
・北の達人では、LPをHLP(販売LP)とBLP(ブリッジLP)に分類している※昨今LPは2重構造になっていることがある
・HLPは商品購入機能があるページで、BLPはHLPの前に表示されるページ
・BLPで記事やアンケートで啓蒙させたり、興味をもたせる。一般的に、お客様は商品を購入するまでに広告→BLP→HLPという手順を踏む
・「エモーションリレー※北の達人言語」を念頭において見ないと、広告→BLP→HLPの矛盾に気づけない。違和感なく続けているかをチェックしなければ離脱を生む
◯気をつけたい横展開漏れ。形式知化
・各チームに分断すると、暗黙知が発生し、形式知化されない
・形式知化は、全体を見れる人間が必要不可欠。当人たちでは気づきにくい
・横展開すべき要素、日頃断絶されやすい情報などがわかれば、後はそれらをまとめてマニュアル化して、みんなで横展開できるようにする
・暗黙知を形式知化する、効果的かつ手っ取り早い方法は「共通言語化」。新しくキャッチーな言葉を作り出してしまえ
◯思考アルゴリズムが強いやつこそ優秀
A.「あとでやろう」「いつかやろう」ではなく、その場ですぐにやる。あるいは、どうしてもすぐにやれない場合にはいつやるかをその場で決める※ピッパの法則
B.目標達成のために120%達成する予材管理をする。プランBを必ずもっている。「作戦をAをやります!」ではなくて、「目標達成します。そのために作戦Aでいきますが、作戦Bもっています」と当たり前に考えられる
C.多くの人は「昨日のしごとの続きをやる」。出来る人は、毎日何かしら前進させたり変化をさせる
思考アルゴリズムとは、「思考の手順」のことであり、もっと簡単な表現で言うと「考え方のクセ」。仕事の成果やスピードを大きく左右する。
Posted by ブクログ
今自分の勤めている会社がまさに◯◯商店状態であり、身につまされる思いで本を読み進めた。
マーケティング以外の部分で勉強になるところも多かった。
社内の評価システムであったりをブラッシュアップしていく姿勢と、何よりも木下社長が積極的改革に取り組みながらも、部下を信じて任せてやらせていみるというその勇気と愛情と熱量に感動した。
素晴らしい社長の器のもとに、素晴らしい人財が育つのだなと改めて思わされました。
Posted by ブクログ
生々しいチームの変革ドラマだった。このような変革をそのまま真似できる企業はないだろうが、
「組織づくりは仕組みづくり」なんだなぁと深く感じた。いくら優秀な人でも、ちゃんと仕組みが出来ていないと全体最適にならないのだな、と。
逆にちゃんと仕組みができていれば、個人の能力だけに頼る必要がなくなる。
Posted by ブクログ
業界は違うものの、指標とするべき数字の見える化や、それを追う進捗管理、メンバーの教育方法など自分でも活かせる話が多かった。
特にKPIを設定しつつも、都度修正を入れていくというのはなかなか出来ないことだが必要なことと痛感。
最後の章でわかりやすくまとめてくれてるのもありがたかった。
Posted by ブクログ
時間ない人は、第3部だけ読めばよいかも。
商品という言葉が、大半は広告「商品」を指していると思われるが、販売している商品のことも少しあり、この辺がちとわかりにくい。
基本的には、広告運用をベースにしたお話なので、デジタル化されてるし、KPIで管理もしやすい。顧客対応や製造といった世界とは違ってそう(IR情報みると、製造はOEMで外注が基本で、あとは仕入れして販売)。なので、この会社は、Webマーケが会社の生命線っぽい。
LINEのやり取りなんかまで掲載しているけど、詰め文化ではなく、業績・目標達成に向けて、楽しみながら仕事ができるチームであるためには、何が必要なのか。そこをもうちょい知りたい。ここに登場するエース・リーダー級の人たち以外が、どんな思いで仕事してたのかとか。
気が向いたら、有報など目を通してみるが、残念ながら、販売している商品は、自分とは一切縁がなさそうだ・・・
Posted by ブクログ
感想
チームが上手く回らない時に読むべき本、
デジマの話もあり少しイメージしづらいことはあるが、チーム達成には根本的に読むべき
スキル 思考アルゴリズム(考え方のクセ)
毎回必ず達成できる人は施策の確率を合計100%にして、運頼みや他責などを無くす
リーダーがチームに勝たせるために前線で思考と挑戦をやめなければついてきてくれる
Posted by ブクログ
「北の達人コーポレーション」の木下社長の書籍。1年で業績を13倍にしたチームの作り方がストーリー形式で描かれています。組織が失敗する要因を、木下社長の言葉で言語化されている所が分かりやすい。「共通言語化」というキーワードは響きました。曖昧な言葉では人それぞれで解釈が変わる。解釈が違えば、目指す方向もドンドンずれていく。手間はかかるけど、教育って大切だなと振り返ることができました。
Posted by ブクログ
目標達成を必ずする人は思考が異なる
→◯◯が上手くいけばはギャンブル
→100%分の作戦を用意すること
→各作戦の日程進捗を把握して軌道修正する
※達成のために何をいくらどうやれば良いかを多面で描き切る
①職務定義の刷り込み誤認
②お手本依存症
→目的をおざなりに作業が目的化してしまう
→求人広告を売ることではない
※チームXに必要なこと
①KPI
②教育の仕組み
③共通言語化
④タスク管理
⑤風土
→絶対に諦めない姿勢
Posted by ブクログ
KPIの考え方
暗黙知を共通言語にするという考え方
が非常に参考になる
PIVOTもしくはREHAQのYouTubeを見れば内容は読まなくてもよくわかる。
Posted by ブクログ
赤裸々に、奮闘した記録が書かれており、迫力があり面白かった
KPIの道具としての活用方法、成功事例が記載されています、KPIは一要素でしかなく、文化、共通言語化などを行うことが重要だと認識しました。
とても躍動感があり、羨ましいと思いました。困難、抵抗勢力はあるかと思いますが、自組織でも取り入れたいと思いました。
Posted by ブクログ
「CPOを下げながら、集客人数を最大化させるKPI設定」→「集客人数成果=上限CPO以内人数-上限CPO以上人数」
ファンダメンタルズマーケティング=商品そのものやユーザーのペルソナ、インサイトを分析し、コミュニケーションを設計すること
テクニカルマーケティング=クリック率、遷移率、購入率、キーワードなどのデータから顧客とのコミュニケーションを設計すること。
Posted by ブクログ
・リーダーは「悪いところをつぶす」ことが最優先となる。事実、「とりたててプレーヤースキルが高いわけではないが、チームがうまくいっているリーダー」は、このようにバランスがいいタイプが多い。
・絶対にリーダーにしてはいけない人10か条。
①すぐにあきらめる
②できない言い訳をする
③ 危機感がない
④成果が出ない理由を外部要因にする
⑤やるべきことを「自分がやらなくていい理由」を見つけてやらない
⑥ミスをしても謝らない
⑦ミスをしても、バレないようにごまかす
⑧人が見ていないところでサボる
⑨うそをついてごまかす
⑩トラブルから逃げる
・リーダーがこのような部分を一つでも持っていると、チーム全員が同じようなことをするのでチームが機能しなくなる。よってリーダーを選ぶ際は、「その人の一番悪い部分がチームに蔓延するとしたら、誰を選ぶか」を基準に考える。
・まずはあなた自身がよいリーダーになろう
Posted by ブクログ
赤裸々に失敗したことも書かれているのが良かった。
業界が異なることで全く参考にならない…なんてことはなく、少なくともKPIの設定や問題に気づく能力、若手の育成や社内風土の情勢など、現在あらゆる企業で課題となっていることが書かれている。
何を学びとするか…も、この本を手に取った人、リーダーの資質にあると思う。
Posted by ブクログ
3部には共感する部分は多い。企業組織病とか。
1.職務定義の刷り込み誤認
2.お手本依存症
3.職務の矮小化現象
4.数字万能病
5.フォーマット過信病
多くは、目的を意識せずに「仕事することが目的になる」「近道をしたがる」ために陥るのだと思う。全部見たことあるが、特にKPIに絡む話は自社も大失敗した。(KPIを盲信して部分最適と数字遊びが盛り上がり、そのうち誰も気にしなくなり、シグナルとして機能しなくなった)
問題に気づいている人がこの手の本を手に取り、気づいていない人は読まないということが悲しいところ。
前半はリアルな失敗談だが社内向けの思い出話ともいえ、第三者が読んで学びがあるかは微妙。ただ、達成しそうな目標ではなく困難な目標にあえて臨み、ニヤケ顔になってしまうというメンタリティは微笑ましく感じた。
Posted by ブクログ
別の本探してた際に目に留まり、購入した。
タイトルはDXのチーム版というところから。どん底状態から客数を13倍に上げるまでの奮闘の様子は、生々しくありつつ読んでいてワクワクする面もあった。
それを踏まえて、何に気を付けなければいけないかを書いた終盤も、結構印象に残った。リーダーとして大きな弱みがあると、メンバーはその弱みに合わせてしまうというのは、自分自身気を付けないといけないと、感じた。