あらすじ
売上高800億ドル、世界80カ国以上に事業拠点を持ち、180以上の国と地域で製品が販売されるグローバル企業、P&G。170年間成長を続ける秘密は「コミュニケーション力」にある。社内で徹底されるすべてを3つにまとめる話し方、日々の会話で問いただされる「目的」と「理由」、消費者ニーズを掘り起こす対話の方法など、知られざるコミュニケーションノウハウを、元P&G広報部長の著者が明かす。
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Posted by ブクログ
P&Gはまさにグローバル企業です。世界の80ヶ国以上に事業拠点を持ち、その製品は180以上の国と地域で販売されています。国連に加盟している国と地域が192であることを考えると、この地域的な広がりは驚異的です。そして世界の人口が68億人と言われている現在P&Gの製品は、実に42億の人に使われています。
意見を考えていないから意見を言わない。意見を言わないから発言の場が与えられない。そんなサイクルに陥っている傾向があると感じます
①3つにまとめる。結論を伝えて合意を得たい時は1背景2結論3理由。状況を報告したり、自分の意見を上司に伝えたい時などは1結論2理由3今後のプラン。
②すべての書類は目的の記述から
③イシュー(論点、課題、問題点)シートで焦点を絞る
上司ではなく消費者がボス
消費者にとって、ブランドは約束です。ブランドはあらゆる場面でその明確な理念を表現し、決して商社の期待を裏切らないことが求められます P&Gは社員で成り立っている。ひとりひとりを尊重 成功事例の活用は、イノベーションに匹敵する
Posted by ブクログ
・・・うーん。良い本だとは思うのですが、正直1章後に思ったのは「P&Gを褒めまくる本?」と感じられてしまったのが残念。
1章の3つにまとめる技術というのは、新入社員をに啓蒙したらうれしいし、また、日常の業務をこなす中堅どころの自分でもリマインドのつもりで読むと分かりやすいかもです。
ただ、残念なことに、この手の内容はP&Gに限らず、コーチング力を目指す各社では取り入れられているので、わざわざP&Gのみに特化するほどではないのかな?とはいってもこの本も2年前の話だから2年前ではやはりハっと気づかされたのかな。という感想。
Posted by ブクログ
「目的を明確にする」、ということの焦点をあてて書かれている
その上で「認識の統一」を図らなければいけないが、その際に「英語」は役に立つな、という印象だった
前提が曖昧なまま進むと後で必ず自爆する
最近の日本の電機メーカーも「付加価値」の捉え方がよくわからんし
あとは伝えることは3つにまとめる
3段落ち
Posted by ブクログ
まず、P&Gって外資だったのね・・・知らなかった。
おうちを見回せばお気に入り家庭用品はP&Gばかり。
世界のP&Gとなり得たのは、組織の「目的」が社員に共有されているから。
その目的の明確さが社員の振る舞いを正し、つねに成長する組織にしているんですね。
つまり、テストしても誰もまともに答えられないようなうちの会社の社訓には存在意義がないということも実感。
P&Gの社訓とは・・・続きは本でw
つまりこれはコミュニケーション本というよりは組織論に近いというのがわたしの実感です。
後半は「P&G最高!」がだらだら続いた感があり飽きてしまいましたが、
組織のあり方を考えたい方は読んでみるといいかも。