【感想・ネタバレ】朝、起きられない病~起立性調節障害と栄養の関係~のレビュー

あらすじ

「朝起きられない」「日中はだるくて体が動かない」という主訴を持つ起立性調節障害。中高生の1割、小児科受診の中学生では2割を占め、不登校の大きな原因だ。的確な診断ができる医師も多くなく、「怠け病」と言われる患者も多い。小児科医・スポーツドクターである著者は、起立性調節障害を栄養の観点から分析、治療・改善させている。本書では青年期までの発達に必要な栄養や、運動との関係、周囲の対応を症例を交え解説する。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「みんな読んで!」
本当にぜひ読んでほしい。
栄養不足と起立性調節障害の関係について書かれた本。

結局、生き物の身体を作るのは紛れもなく、食事=栄養で、私たちヒトが生き物である以上、その原理原則からは逃れられないのだ。
だから食べなきゃいけない。
しかも加工の少ないものを、しかも雑多に、しかもなるべく多く、しかもよく噛んで食べなければならない。

仕事柄この手の本は読み漁っているんだけど、今日来た患者さんのお嬢さんが起立性調節障害じゃないかと、患者さん=お母さんが疑っておられた。ちょうど本棚にあったのでこの本をご紹介した。いや〜ささっと取り出せる状態でよかった。

ざっくりまとめると、
起立性調節障害についての概要、
症状は多岐に渡るが、朝起きられない、学校に行かれない、
体調が悪いのに、周囲からは理解されず苦しむ。(わかるよー私も辛かった)

起立性調節障害の原因として、鉄欠乏、ビタミンB群の不足などがありうるとして指摘している。
必要な栄養を補う、食事をタンパク質中心にすることで、改善した患者さんについて書かれている。

改めて読み直してみると、私のあんな症状もこんなことも、現代風にいうと『起立性調節障害』という範疇に入るっぽい。
そりゃそうか。フェリチンが5しかなかったんだもんな(42歳の時、通常は100とかで、成人男性で250くらいがマックスらしい、ちなみに80ないと妊娠が厳しい、とのこと)

頭が痛くて痛くて仕方がなかった。
体がだるくてだるくて仕方がなかった。
いつもイライラしていた。
母曰く、いつもイライラして、小さい頃と人が変わったようだった、思春期に入ったから仕方がないかと思っていた。
とのこと。いやはや。
もう少しこの知識があの頃広まっていたら、食べるものを改善して、だいぶ楽しい学生時代を過ごせたのではないかしら。
この起立性調節障害は、大人になっても引き続き患う可能性が高いとのこと、
て言うかそりゃそうだ、鉄欠乏やビタミンB群の値が改善したわけじゃないなら、そのようになり続けると思う。
私みたいに超低レベルで横ばいになり身体を維持していく人もいるけど。
日本は特にミネラルを摂取しにくい土地柄なので、どうか、みんなに読んでほしい。
大きくても小さくてもお子さんがいらっしゃる方には特に。
娘さんだけじゃなく、息子さんにも深刻な問題なのです。
特に男性の潜在鉄の欠乏、貧血は発見されにくいから。

良質のタンパク質中心の食事を
良質の脂質を、摂る。
ミネラルを摂る、食事で摂りきれないならサプリメントを補助的に使う。

これだけで世界が変わるから、ぜひ。




0
2026年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

起立性調整障害によって、朝起きれなくなったり、めまい・吐き気・立ちくらみなどの体調不良、またイライラ・落ち込みなどの気分が悪くことがある。それらは、栄養を取ることで解決にいたれるということを事例を交えながらの説明でした。
本書を読みながら、自分も思春期の頃、めまいや立ちくらみ、気分の上下が激しい時期があり、やはり栄養不足だったんだろうと感じた。
自分も母になり、子どもの栄養には気をつけようと思った。特にタンパク質、鉄、良質な油は成長期に大切であること、便利な水煮などの食品には栄養が不足していることを忘れずにしたい。

0
2024年06月16日

Posted by ブクログ

起立性調節障害に限らず、あらゆる病気の療養において食事による栄養摂取の重要性は絶対に蔑ろにするべきではないな、と痛感。特に小児に関わる医師は改めて栄養療法の真価を見つめ直してほしい。親御さんにも読んでもらうべきかも。

0
2026年02月22日

Posted by ブクログ

思春期の子ども達の起立性調節障害に対する治療法が書かれている。いろいろ治療はあるらしいが、中でも著者は栄養からのアプローチを勧める。

思春期は身体が大きく変化するので、それまでと同じ量の栄養摂取のままでは栄養量がどうしても不足してしまう。これまで以上に、糖質を抑え、タンパク質や鉄、ビタミンなどのミネラルを積極的に摂取する必要があるのだ。不足すると身体が思うように動かなくなってしまう。もちろん頭も働かない。
栄養を摂取するのが目的なので、著者(医者)はサプリの処方をしていた。家庭の食卓のみに改善を求めているというよりは必要量どのような手法でも良いので摂取せよ、ということらしい。

ファーストフードやコンビニ弁当は調理過程ですでにミネラルは失われている、おやつや清涼飲料水には注意せよ等々…わかっていることがたくさん書かれていだが、これから思春期に突入する子供を持つ親としては改めて戒めにはなったかな。まずは朝からタンパク質、ミネラルをたくさん摂取できるよう、早起きして調理を頑張ろうと思った。

0
2025年10月26日

Posted by ブクログ

朝起きられないのは栄養不足のせいだ、という言説に初遭遇し目から鱗。シンプルに糖質過多は「ある気がする」、と、体感合致する。もちろん精神面、怠け心、夜更かし睡眠不足、が前提にあることは忘れないが。

0
2024年08月21日

Posted by ブクログ

教員の端くれとして、起立性調節障害の生徒を何人か抱えている中、どのような指導や声掛けができるのかと考え、藁にもすがるような思いで本書を手に取った。
内容としては、栄養指導で根本治療をするということで、医師、保護者、本人が栄養を強く意識していけばよいとのことだった。この本で救われる子供たちがいると思うと嬉しいが、教員の関わり方としては何も書かれていなかった。

0
2023年10月09日

「暮らし・健康・美容」ランキング