【感想・ネタバレ】星のように離れて雨のように散ったのレビュー

あらすじ

孤独をおぼえる人に光射す物語

小学生の頃に失踪した父をモデルにした創作小説と宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を修士論文に選んだ大学院生の私。賢治の未完の物語に導かれるように、私は押し込めていた過去の自分と向き合っていく。
そして結婚を前提に同棲を望む恋人の亜紀との関係に息苦しさを覚え始め……。

迷いや痛みを抱えるすべての人に光射す傑作小説。
解説・柴崎友香

※この電子書籍は2021年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

若い頃の不安定な心の描写がリアルだった。ずっと一緒にいたいという彼には躊躇するけど、元カノの話をされると嫉妬したりする。上手いなあ。
銀河鉄道の夜をもっと読み込んでからこの本を読むと、もっと良かったかも。

0
2024年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の春が、いろんな人と関わる中で自分のことを振り返る物語。
恋愛、結婚、家族、文学、宗教。いろいろな要素が絡み合っていた。難しい話もあったけど、2020年のコロナ禍の生活についても触れられていて親近感が湧いた。


自分の中にある見たくないものにフタをする感じ、その見たくないものを他人で埋めようとする感じが少し分かる。


自分と混ざる前の単体のあなたが好きだった、みたいなセリフに共感。自分と関わることで、相手の価値が下がる感じがするの分かる。

0
2023年12月25日

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