【感想・ネタバレ】君が手にするはずだった黄金についてのレビュー

あらすじ

認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの? 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する連作短篇集。彼らはどこまで嘘をついているのか? いま注目を集める直木賞作家が、成功と承認を渇望する人々の虚実を描く話題作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

黄金を探すミステリーかと思ったら、すごく現代的な話でびっくり。人の理想や見栄、プライドが溢れた世界で、それを見つめる小説家もまた虚構の世界の住人なのだ、と、もやもやするはずなのに、読後感はなんとなくすっきりして良い心地だった。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

某配信サイトで、著名人・作家が1万円で選書をする、という企画がある。小川哲さんがそこで本を手に取り話している姿を見たからこそ、この小説の主人公が作者本人なのか架空の人物なのかがどんどん分からなくなる不気味さがあった。この本を読んだ人はぜひそちらも見てみてほしい。ちなみにそこで哲学についてもお話しされているが、とても面白く、小川さん自身哲学への関心が強いことが分かる。
この本の紹介ではよく「自己顕示欲」について語られているが、私が印象的だったのはプロローグで語られたクリプキの固定指示子の話だ。"固有詞はさまざまな要素を持つことで確定されるが、そこには剰余がある。もし私を構成するなにかが欠けても私は私である”という大きなテーマをもとに最後まで進んでいたような気がする。社会で生きる才能も偽物のデイトナも架空の80億も全部“無い”けれど、私は私なのだ。

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2026年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

架空の話を作り上げる小説家として一定の成功を収めている作者小川と、起業家、漫画家、小説家など自分が望む何者かになる(黄金を手にする)はずだった虚構の登場人物が描かれている。

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2026年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

頭いい人はこんな風に世界が見えてて、こんな風に色々考えてるんだなとか、そういうのがわかったし、自分には無い価値観だったり、人との関わり方をしているのが読んでて面白かった。なんかスッキリするような感じがした。けど、全体的に見ると、僕のタイプではなかった。でも凄く面白い作品だと思う。小説家ってすごいなと思う。

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2026年02月28日

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