あらすじ
■ビジネス×アカデミックな知見から生み出した、 唯一無二のプロフェッショナルになる方法。
AI などのテクノロジーの進化が加速し、ジョブ型雇用が当たり前の時代、
代わりがいくらでもいるジェネラリスト(広く浅い知識と経験を持っている人)では生き残れません。
事実、2030年には全世界で3億7500万人もの技術的失業が生まれ、
8500万人の専門人材の不足が予想されています。
つまり、いかに専門性で戦えるビジネスパーソンになれるかが、これから生き残るため鍵になるのです。
では、どうすればその「専門性」を身につけられるのか?
本書ではビジネスパーソン×大学講師というハイブリッドキャリアの著者が、
ビジネス&アカデミアの知見と経験から、詳細に解説していきます。
■「専門性を身につける方法」を身につければ、
どこへ行っても通用する人材になれる
「仕事にまったく関係ない専門知識は役に立たないのではないか?」
「新たなテクノロジーや専門領域がどんどん生まれてくる時代、せっかく手に入れた専門性も、すぐに古くなってしまうのではないか?」
そんな懸念をもつかもしれません。
■しかし、本書が伝えるのは、ある特定領域の専門知識ではありません。
「専門性を身につける方法」です。
この方法の型さえ身につければ、さまざまな分野に横展開して使うことができるのです。
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Posted by ブクログ
内容もよくそれと同様に参考文献も気になるものが多かった。この気になるを掘り下げてより自身の興味に寄った専門性を見つけ、深めていきたいと思った。
Posted by ブクログ
これまで自分に自分らしさ、専門性がなかったのは、役立つかどうかや手段を考えていたからで、興味が湧くことを深掘りしていなかったから、ということに気がつきました。
Posted by ブクログ
何というか、ここまでしなければいけないのかって感じで読んでました(笑)読み応えもあったし、例えも分かりやすくて読みやすかったです。専門性は見つけるものじゃなくて作るもの。肝に銘じておきます!!
Posted by ブクログ
どこか厳しそうな印象のタイトルだけど、
中味は専門性だけではなくて、もっと普遍的なことにも通じる内容だと思い、読みやすかった。
なるほどと納得する部分や、忘れたくない箇所が多かった。
Posted by ブクログ
ここ最近盛んに叫ばれている学び直しは、古今東西あり、今に始まったことではないんだと改めて思った。自分もご多分に漏れず学び直しはやっているつもりではあったが、本作を読んで、とてもとても軽すぎて学び直しに及ばず、意識高める必要あるなと気付くきっかけにはなり、それだけでも、読んだ価値はあったと思う。
Posted by ブクログ
非常に読み応えがある。
後半に書いてあることは「研究を進める際のステップ」であり、理系学生なら一通りは知っているであろうことも含まれるが、社会に出たビジネスパーソンでも同様の姿勢が大事だと関連付けたところが新しいと感じた。
専門性を身に付けたいと思った時、まずは知識をインプットして「勉強」しなければ、と思いがちだ。
だが、興味のある分野を見つけ、そこを深掘りし、まだ解明されていないことを開拓していくフロンティア精神こそが専門性であると著者は説く。
確かに、大学の研究論文を書く際はそういったことを意識するようにとよく言われていた。
自分自身、学生時代は(思うような成果が得られたかはさておき、)オリジナリティを求めて新しい知見を得ようとする姿勢でいたはずなのに、社会人になってからはそれを忘れていたような気がしてハッとさせられた。
専門性とは、知識の多寡ではなく、自分独自の問題意識を持っているかどうかであると考えれば、士業でなくとも専門性は持てる。
イチ会社員となった私に、「あなたは会社にしがみついてないと生きていけない人間」と言った母の言葉をずっとコンプレックスに感じていたが、そうではない、生き方次第で専門性は身につけられるのだとこの本に勇気づけられた。
Posted by ブクログ
SNSで得ることは情報であり、知識ではない。本で体系化された情報を得ること、体系化のされ方を意識すること、自身も情報を体系化して知識に変えること、が大事。
Posted by ブクログ
読み始めると著者は多くの本を読んでいてその名著のエッセンスを並べているだけなのかなと思ったけれど、ここまで多くの参考文献として挙げられると納得感と腹落ちがあり、これは情報の羅列ではなく、情報を体型立てていて、著者の専門性に通じる知識なのだと理解できる。
専門性の身につけ方というよく目にするテーマだが、入口がよくあるだけで、ちゃんと著者の指向性が見て取れてとても新しい考え方が身に付いた。ここから名著にさらにあたるも良し、著者の言うように興味のある論文にあたるも良し。今後の自分の広がりを感じた。
Posted by ブクログ
何となく感じていたことが、上手く言語化されていて、非常にためになった。
私は、いくつかの分野において専門性を持ち、それらを組み合わせることで自分なりのスペシャリティを発揮することに憧れを抱いているが、具体的にどう実行すれば良いか明確にできなかった。
本書は、そんな私に専門性を身につけるための手がかりを教えてくれた。
Posted by ブクログ
(誰が書いた、概要)
●電通の広告プロデューサーでありながら、3つの大学の非常勤講師を勤めている方の本。
概要としては
●専門性を身につかない背景や身に付ける理由、その身に付け方を学べる本。
(読むきっかけ)
2024年2月に転職し専門性がある仕事なので、その中で自分を社内や社外で差別化していくためのヒントを知りたかったから。
(活かしたい内容 ※2点程)
●人が考えていないだろうという自分なりの『問い』を持つ。
これは斬新なアイデアというものではなく、深さで差別化していくことを想定している。
例えば『売上を上げるには?』というのは誰でも思いつきそうなものではなく、
『新規サービスか既存サービスのどちらにウエイトを置くか?』⇒『弊社のサービスの種類と中身は?』⇒『何が一番需要がある?』⇒『その理由は?』⇒『売れていない種類は?』⇒『その理由は?』などなど。
それらを全て洗い出してお客様メリットと弊社メリットがある提案をしていく。
そして、その中で少しで良いから試験的な取り組みをしていく。
●常に自分の固定観念を常に疑う。
例えば、『勉強する時間がない』ではなく『勉強する時間を確保する為には?』
できないと少しでも思ったら、『〇〇できるようにするには?』というのに変換する。
小さな問いを恆に持ち続け解決していくことで、大きな問いを解决することにも辿り着くと思う。
●論文等に触れる習慣を持つ。
(結論や感じたメッセージ)
専門性を持つということは人が考えつかない問いを保つということ。
それを深堀りしていく過程で専門性が身に付く。
その時の方法として有効なのが論文や研究の情報を仕入れるということ。
それらを利用して人との差別化をしていくことが今後の人生で大切になってくる
Posted by ブクログ
専門性を身につける意義、自分らしい問いを立てること、現象の奥にある構造を見極める、アウトプットを目的にインプットするなど。参考になることもあったけど、とにかく文章がしつこい…。長い。前に進まない。
Posted by ブクログ
専門性に関して下記定義はわかりやすいと感じた。
専門性とはすでに存在する専門知識をインプットすることではなく、新たな専門知識をアウトプットできること。専門知識の消費者でなく、生産者となれること。
自ら学ぶ姿勢の重要性については、基本的なことであるが印象に残った。
プロスポーツ選手が試合以外の時間を練習にあてるように、ビジネスパーソンも学ぶ必要がある。OJTだけが学ぶ機会ではない。勤務時間はいわば試合中、試合の中だけで上手くなろうとせず、練習時間を設けて技に磨きをかける。ある日突然専門性が身につくことはない。
Posted by ブクログ
替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方
著:国分 峰樹
自己革新のキーワードは「専門性」である。
専門性とは、すでに存在する専門知識を「インプット」することではなく、新たな専門知識を「アウトプット」できることを意味する。希少価値のある専門性を身につければ、企業から求められる人材になり、会社でチャンスや力を発揮できるフィールドが広がっている。自分の専門性を差別化することで、専門性で戦えるビジネスパーソンになることが本書の目的一つとなっている。
構成は以下の3章から構成されている。
①専門性が求められる時代
②専門性の身につけ方が武器になる
③専門性を身につける方法を知ろう
属する組織内に限らず、やはり外に目を向けると活躍している人はやはりなんらかの専門性を備えている。対象の方に目を向ければ、もちろん専門性という尖った部分だけではなく、幅広い知識や教養を備えているのは根底にはあるものの、やはりそれだけではなく、それを基にしたアウトプットの専門性と独自性から相手へのオリジナルな貢献ができる人が多い。
本書では「専門性」という今一つつかみどころのない概念に対して、身に付けるための「型」を提言している。環境や個性によりそれは異なるものの、「型」をひとつの仕組みとしてアレンジしていけば、効率よくあるべき姿に近づくことができる。
「型」により多くのことにチャレンジしながら自身の隠れた特性に出会えるのかもしれない。
求められる専門性と自身が楽しく、持続的に叶えることができる「専門性」は、俗にいう自分探しに似ている点はあるかもしれないが、他者視点で捉える重要性を含めて多くの気づきが記されている。
Posted by ブクログ
2025.11.3
専門性とは新規性のあるアウトプットを出すこと
そのために新規性のある問をたて、論文を読み、他者と議論することが大事
よい本だが、ビジネスリサーチと書いてあることが似てる
Posted by ブクログ
Ⅰ 専門性とは何か
Ⅱ 専門性を身につけるステップ
の2章構成で書かれていて、1章目は同じようなことを異なる表現で繰り返し述べていた印象。
2章目でやっとすこし実践的な(参考になる)内容に踏み込んで書かれていたが、無理やり纏めると専門性を身につけるには自分の専門領域の空白地帯を見つけ、それを産めるために(何かをうみだすために)他者との議論などを通して抽象と具体をいったりきたりしたり、論文から差別化できる知識を仕入れるってところかな。
実際これを読んだ後にgoogle scholarで自分の業務領域に関わる論文を検索してppt1枚分資料が作れたので読んだ甲斐はあったと思う。
Posted by ブクログ
キャリアと専門性に関する本
メモ
・この本で伝えたいこと
個性的な専門性が決めて。専門性という武器がないと会社の存在価値が減じていく
日々の業務でなく自ら学ぶことが大切。役立ちそうな自己啓発本に専門性はない
専門性の身につけ方自体を知ることがかえが効かない人材になる近道
・ゲームチェンジの世界史より
ゲームチェンジの只中にいることを歴史から学び、肝に銘じる
社外の動きにアンテナを張り、何が神で、何が旧かを考えること
常日頃から旧に属するものとならぬよう旧から距離を置き、ことを起こす時には新にむかって舵をきること
自分で判断つかないのなら、時代の波を読みこれにのったものについていくこと
・専門性とは新しい専門知識を生み出すこと
・専門知識とは構造的な知識
・snsはフロー型であるため情報であり知識でない。
YouTubeやnoteはストック型情報提供だが構造を読み取れないと知識を得るメディアとしては使いづらい
・知識は出現するものではなく進化するもの。関連付け能力重要
・専門性を身につけるステップ
自分らしい問いをたてる。疑問文の形で
オリジナリティを発見する
多様な意見を尊重する
・会社は世の中のためになる仕事を作る場所
・アウトプットのためのインプット
それはほんとう?
さいげんせいは?
ほかにほうほうは?
納得できない
Posted by ブクログ
タイトルに興味を惹かれ、購入。
ある専門性自体が陳腐化しても、別の専門性を身につけるため、「型」を身につけようというのが、本書の趣旨となっている。変化の激しい現代にあって、継続的に新たなことを身につけていくという考えは、確かに一理ある。
実際に型を身につけるステップは3段階に分けているが、それぞれの内容も良いところを突いているように感じた。
Posted by ブクログ
Google Scholarの存在、自分の専門とは異なる学問領域を攻めること、必要性より興味が湧くこと(好きなこと)に全力を尽くすこと、ネット情報では断片的情報は得られても本でないと得られない体系的、構造的知識よりも陳腐化しやすいことなどを学べた。
Posted by ブクログ
正論だし、「専門性」はこれからの社会で必要なことだと思うが、本書のマインドを持って実践できる人はどれはどいるだろうか…とも思った。それなりに・ほどほどに労働して生きていきたい思考との二極化が進みそう。
Posted by ブクログ
借りたもの。
AIなどの技術の発展により仕事の変化が加速する中で、替えがきかない人材になるために必要な事――専門性――の身につけ方について解説した一冊。
専門性とは、その専門知識をインプットするだけでなく、最終的にはアウトプットできるようになること。
その「専門性の身につけ方」をビジネスパーソンに必要な「型」として、紹介している。
1.自分の強みや興味を活かせる専門性を身につける
2.専門性を深めるために、常に学び続ける
3.専門性を活かして、成果を出す
これらを行うために、結局は自分の好きな事、好きでやっている人には勝てない…と語る。
何故なら、ビジネスパーソンは仕事をして、それ以外の自分の時間を使って勉強(インプット)をしなければならないため、と。納得する。
そのためのステップとして、探求学習――「なぜ?」という問いをたて深堀りしてゆく――を見直してゆく。
それは生涯学習のようにも思える。
専門性を特化することを提唱した時代があったが、結果として“象牙の塔”と化してしまい、横のつながりがおざなりになった。その反動として基礎知識や汎用的なもの――リベラルアーツ――が見直されたりもする。またその繰り返しかな…とも思ったが、これらをふまえ、第三者の意見を仰いだり共に追及したりする重要性を説いている。
専門性の重要性、持論の論拠になる論文や参考文献がページの末に掲載され、そのしっかりとしたソースに納得。こうしたものをきちんと挙げられるのも、専門性の証左としてあるのだろう。
巻末のユニークな学会一覧には「え⁉こんな学会があるの⁉」と驚き、ちょっとクスッとしてしまうものも。
実際にChatGPTに「体系化された知識とは何か?」と質問しているのはちょっと面白かった。
要約することに向いていても、AI自体が体系化された知識とは別物である。
そして、こういった事にAIは活用することを示唆している。
Posted by ブクログ
自分で問いを見つける、多様な視点で追求する、アウトプットする、など大事なエッセンスが詰まっていた!ただ、筆者の具体的な体験や想いがあまりなく、いろんなビジネス本の要約という印象かな
Posted by ブクログ
専門性とは「この領域はあいつに聴け」で納得。皆んなが知っている物を掘り下げるのではなく、自分にしかできないことをやりたいから探究していく姿勢が大事。
「余人をもって変えがたい人」になるために、本だけではなく論文も読むとさらに知識が深まる。
とりあえずは、必要な場面で必要な量をしっかりアウトプットしていこう。
Posted by ブクログ
これからの時代に働き続けるために、専門性が如何に大切であるということと、それをどう伸ばせばよいかを教えてくれる本です。
10年ほど前に話題になった「Life Shift」という本に専門性の大切さが書かれており、それを読んでから、自分の専門性は何で、それをどう伸ばすかは考えて来たつもりでしたが、著者にいわせるとまだ甘かったみたいです。本書によると「余人をもって代え難い」というレベルまで専門性を磨かなくては、AIが指数関数的に発達していく現代で価値を出し続ける人材にはなれないようです。そして、そこまでの域に達っする為にはやってて全く苦にならない、努力を努力と感じないレベルの好きなことでないとならないと説明されています。
専門性の大切さが近年より高まっているという点は完全に同意しますし、論文を読む等の専門性
の深め方や、多くの人が専門性を身につけるべきだという助言は非常に為になりました。
ただ、上述したような、専門性を身につけるには、熱中できることを探すべきという点には少し疑問を呈したいと思います。うまく見つかるか分からない、「熱中できること」をあてもなく探し続けるよりは、縁あって始めた目の前にあることから熱中できる要素を見つけるほうがよいのではないでしょうか。熱中できることなどないのが自然であり、見つけようとしたところで見つかるものでもない(そして、それでも全く問題ない)と考えているため、必ずしも焦って「好きなこと」を探すことが正解ではなく、それがなくても専門性を突き詰めることはできると申し添えたいです。