あらすじ
頭で納得できても心が納得できなかったら、とりあえず闘ってみろよ――。平凡な女子高生・佳奈子の日常は家庭教師の謎の死をきっかけに、きしんだ音を立て始める。謎を探る佳奈子の前に立ちはだかる敵。そして、偶然出会った風変わりなオチコボレ男子高校生たちに導かれ、佳奈子は歪んだ世界に敢然と立ち向かうことを決心する! 大人気のザ・ゾンビーズ・シリーズ第3弾。
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Posted by ブクログ
ザ・ゾンビーズシリーズの三作目にあたる作品。
フライ・ダディ・フライ→レボリューションNo.3→SPEED
と、順序を無視して読み進めてきたけど、どこから読んでも楽しめるのがいいところかな、と思います(*^^*)
簡単に言ってしまうと、女子高生が新しい世界へと飛び込んでいく話。
同年代の主人公だったこともあり、(最近まで女子高生だったし、同年代って言ってもいいよね?)また金城さんの文章が自分に合っていたこともあり、さくさく読み進めていけました。
今回もザ・ゾンビーズはむちゃくちゃにやってるけど、やっぱり爽快感があっていいなあ。
あと、ステキな台詞が要所要所にでてきて、いっそう本作をキラキラさせている気がします。でも、クサい言い回しじゃない。どこまでも爽やかな印象…かな?
……山下w
ネタバレになっちゃうとこれから読む人によくないかなーと思うので、内容に深く踏み込まないで書きましたー。
おそらくぼんやりした印象しか感じないと思うけど、気になったらぜひ本作品を読んでみてくださいね(^^;
すぐにさーっと読める。けど、どれも内容がペラいわけじゃない。やっぱり金城さんの作品、すきです♪
Posted by ブクログ
タイトル通りのスピード感とテンポに乗せられて、あっという間に読み終えてしまった。主人公の佳奈子はごく普通の、どこでもいる高校生。日常に対して特に不満を抱いていなかったが、家庭教師の死、『ゾンビ―ズ』のメンバーと出会いを機に変わっていく。その様子は、萎れていた植物が、水をもらい生き生きとするような、瑞々しさがあって、気持ちがよかった。
「頭で納得できても心が納得できなかったら、とりあえず闘ってみろよ」
は、登場人物の言葉だが、私たちは「こんなもんか」「しょうがない」と思うことがなんと多いことだろう。
佳奈子のように、あることがきっかけで、当たり前と考えてきたことに対して、疑問を持つというのは、震災後の私たちに重なるものがあるな――と思ったりもする。
Posted by ブクログ
朴舜臣
パクスンシン。在日朝鮮人の高校生。佳奈子が襲われているところを助けた。高三。停学中で土方のアルバイトをしていた。
南方
岡本佳奈子
十六歳。聖和女学院の女子高生。割りと有名なお嬢様進学校。
ママ
毎年十一月に習い事を始める。
上原彩子
都内の有名私立大学の四年生。家庭教師。校舎から謎の飛び降り自殺をした。
谷村
ゼミの教授。
パパ
南田
スーパーハイミスと呼ばれている担任。
中川
彩子と法学部の同級生。永正大学。
麻生
永正大学商学部一年。佳奈子を襲った。
萱野
山下
咲子
佳奈子と仲が良かったがシカトする。
絵里
佳奈子と仲が良かったがシカトする。
アギー
佐藤健。南方たちの同級生。日本とフィリピンのハーフ。超ハンサム。大きな下半身も保有。
ヒロシ
朴舜臣たちの親友。病気で死んだ。
アギーのママ
井上
郭
笹山
未成年への買春疑惑で法務大臣を辞職。
石原隆太郎
俳優。
青木
河野