感情タグBEST3
Posted by ブクログ
各国に渡り発掘調査をされてる方々のエッセイ。どの国も特徴があり非常に興味深い。特に現地でしか味わえない味覚の数々は憧れてしまいます。トイレ事情も現地でしか体験できないですが...
ペルーの法整備によるドタバタも海外で研究されている方の苦労と努力が見えたりなども面白い。皆さん胸にロマンと情熱を詰め込んで従事されているのが伝わってきました。
自分の職業と近い分野とはいえども全く知らないことばかりだったので知見が広がって良かったです。これは人に勧めたい一冊になりました。
Posted by ブクログ
中国、エジプト、ペルーを舞台に、三人の考古学者さんの現場での体験談。
タイトルに「怖い」は入っているが、特に恐怖体験に特化したものではない。そういった面では少し拍子抜けはしたが、現地ならではの大変さとか、食やシモの話はやっぱりおもしろい。
自分自身は超超超の虫嫌いなので、絶対に行きたくないところばかりだ。
Posted by ブクログ
昔、学芸員の資格を取るために、某民俗博物館で実習し、ほんのちょっぴりですが、発掘のお手伝いをしたことあります。
で、全然向いてないと実感した。根気と情熱がないと無理だと思った。その両方とも全く持ち合わせていなかった。
この本を読むと、著者3人ともから、考古学への愛と情熱と無償の思い、学問への敬意、先人への深い感謝などがびんびん伝わってきた。それらすべて、なんだか尊いと思った。
そしておもしろかった。実に良書です。
でも、全然怖くなかった。
もっとオカルトめいたものを期待していたので、そこは残念だった。しかし、超がつく怖がりで、怖い話を読むといつも涙目になって読んだことを後悔するくせに、あんまり怖くない時はガッカリするってのはどういうことなんだろう。自分でも不思議。
ペルーが一番おもしろかった。
ペルーには女性考古学者が多いとは、意外な事実。
そして、ペルーの考古学界の裏事情、政治についての話は大変に興味深かった。貴重な読み物ではないでしょうか。なかなか簡単には出てこない話だと思う。
Posted by ブクログ
キャッチーなタイトル、装丁で、手にした一冊。
言うほど「怖い目にあった話」ではなかったものの、アカデミックな発掘作業に取り組む大学教員のお三方による、それぞれの研究フィールド(エジプト、中国、ペルー)は世界遺産や秘境好きには「非常に面白い話」でした。
Posted by ブクログ
3人の考古学者が、体験した現地発掘調査での怖い話を語る。
怖い目にあった話1 エジプト・シリアの発掘調査 大城道則
怖い目にあった話2 中国の発掘調査 芝田幸一郎
怖い目にあった話3 ペルーの発掘調査 角道亮介
それぞれに1日の発掘スケジュール有り。
地道なコツコツ発掘に勤しむ考古学者たち。
だが、調査と冒険、面白いと怖いは表裏の関係。
そんな考古学の世界に生きる研究者たち3人が、
出会った怖い目と現地でのエピソードを綴った、エッセイ。
人骨苦手なのに骨を発掘。地下墓の納体室での2週間の悪戦苦闘。
墓室の図面描きしてたら墓の中に閉じ込められた体験。
古代墓地遺跡を訪れた後に起った、病、事故、怪我の連続。
それだけではないのが、自然の驚異。
30年ぶりの大嵐やサハラ砂漠で遭難しかけたこと。
また、国情、言語、風習、食やトイレ、
発掘生活のストレス、治安と犯罪、政治等々、
現地ならではの様々な事も怖い思いに繋がることもある。
コミュニケーションの大事さは何処でも大切だと、しみじみ。
それでも、苦心惨憺しての発掘と発見は、冒険とロマンなのね。
Posted by ブクログ
考古学者を夢みていた事もあり、
ワクワクして購読!
思っていた内容となんだか違って
最初は途中で止まってたけれど、
時間を空けて読んでみると
だんだんと楽しく読むことができた!!
それにしても、外国での研究は
色んな経験をするだろうなぁと思ったが、
想像以上にスリル満点で驚いた…ッッ
海外で研究者として仕事をしている…
彼らの好奇心に感嘆と尊敬の念を込めて!
また別の国編も読んでみたいなと思った…!!
Posted by ブクログ
考古学者って、全世界のもの全部掘り終えたら大きな楽しみがなくなっちゃうのかな。全部掘り終える世界って来るのかな。
出てくる地名や単語が難しくて寝落ちしまくったけど、知らない世界だったから楽しく読めた。トイレの話とか汚い話とか注釈つけてくれるけど、小動物の丸焼き的な写真は普通に載せてるのが面白かった。ほんの少しグロ注意って感じ。
Posted by ブクログ
名探偵ポワロのシリーズでポワロがエジプトやシリアの遺跡発掘見学に行くお話が大好きで繰り返し読んだり観たりしてます
なので実際の古代遺跡の発掘作業を知ることができてとてもおもしろかった
お仕事エッセイはいいですね
気軽に楽しく読めます
Posted by ブクログ
エジプト・シリア、中国、ペルーの中だとエジプト・シリア編が一番面白い。異国の人里離れた土地での研究で言うと、『バッタを倒しにアフリカへ』とか『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』を連想したけれど、それらに比べると、笑いの要素は控えめかな。食事とトイレ事情はどこもなかなか大変そう。中身が動くイチジクの話はこの本の中で一番怖かった。
Posted by ブクログ
三人の考古学者によるエジプト・シリア・中国・ペルーでの怖い体験談が綴られています。
心霊・神秘的な怖さから、トイレや食事事情、自然の驚異、犯罪の臭い…と実に多彩な体験談が詰まってました。
怖いんだけどーー思わず吹き出してしまう場面も!
未知の世界なので色々想像しながら読むんですが面白おかしく綴られていているのでそこまでの恐怖は感じず。
でも、もしも遺跡を発見なんてしちゃったら…。
考古学者、確かにロマンがあります。
なかなか貴重な体験ばかりで興味深かった。
Posted by ブクログ
読まずに通り過ぎることができなくなってしまうようなタイトルではないか!
3名の考古学者によって各々の専門分野(古代エジプト、南米ペルー、中国殷周時代)の担当地域で起こった悲喜こもごもが綴られている。
怖い目とは言っても、さすがにインディー・ジョーンズ張りの映画のようなことは起こらない。
ところ変われば文化が違うように、読んでいて世界の気候や文化、食、習慣などの違いが分かる。
日本は色んなところで近代化しているから、驚くようなことも当然起こるだろう。
大変な目にあっても、好きを仕事にしているからこそ、続けられるのかもしれない。
Posted by ブクログ
タイトルを見たときは、遺跡発掘でホラーな話がそんなにあるの?とおもっていたが、読み終えたときは「怖い」にもいろいろあるなぁと思った。
イメージ通りホラーな体験記もあったけれど、強盗の危険があったり、現地のおもてなしで日本ではお目にかかれない料理が出たり、遭難しそうになったり、まともなトイレがなかったり…
自分が一番身近で怖く感じたのはイスラム教の国への手土産にアルコールを渡そうとするお偉いさんかな。無知からくる行動って怖い。
考古学者のお仕事の一面を知るにも面白いと思う。これだけ読むとたいへんだなぁ、の印象が強いけど。
Posted by ブクログ
なかなか体験出来ない遺跡発掘作業の話。
遺跡を発掘することより、その土地の文化や信仰など、敬意をはらえる人が、考古学者として成功するんだと思った。