あらすじ
今、ここを歩くんだ――。
時代や社会に翻弄されながら歌い続けた少女の物語
新たなる歌姫アイナ・ジ・エンドが主演、松村北斗、黒木華、広瀬すずらが出演し、今秋公開予定の岩井俊二監督最新映画の原作小説。
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Posted by ブクログ
最初の出会いは映画。
小説を読んで、また映画に戻る。徐々に、頭の中で物語がクリアになっていく。
物語そのものは、やっぱり終始苦しかった。キリエ、イッコ、夏彦。それぞれが抱えるものが重くて、ぎりぎりで一生懸命で。
希望もあるけど、儚さが強く残る。
本だからこその面白さがあって、
それがラスト。語り手の種明かしがとても好きだった。
Posted by ブクログ
一気読み。
住所不定、歌うときしか声の出せない路上シンガーの話
少し詰め込まれてていっぱいでした‥
値踏みの部分が個人的には好きです。
震災系の内容があるため好みが分かれそうです、、
Posted by ブクログ
歌で自分を表現して、というか、歌でしか表現できなかったルカが、結局それで自分を癒やし始めてる…良かったねって思った。
まあ、ここで非凡な才能があるとこが、小説(映画?)らしいとこなんだけど。
一方で、夏彦や、イッコはどうなんだろうなあ。
イッコがあんなふうになっちゃったのはなんでなんだろ?孤独?愛されたことなかったから?幸せになってほしいなあ。
夏彦はもう誰かを好きになったりしないのかな?せっかく医学部受かったのに。お金だって出してもらえるのに。なんか優等生の高校生がぽわ~んとした肉食の女の子に捕まって、のめり込んじゃって、そして、震災…
そんな状況でもちゃんと合格するアタマもすごいけど、結局、一生背負っちゃうのかな?
死んだのは夏彦のせいじゃないのになあ。
復活して医者でバリバリ働くストーリーも読みたいなあ。
Posted by ブクログ
岩井俊二はアイナジエンドを見てこの脚本かいたのかな(実際そうらしい)
それくらいもうわたしの中でアイナジエンドがこの物語にいて
内容のことで気になるとすれば、震災のところ、希(キリエ姉)が路花(ルカ)を探した末、二人は出会えたのにどうして路花だけが助かったのかわからないの、
でも被災者の話をする中でわからないことってたくさんあるのだろうなと思う。
(ルカだけが助かったのは木に登ったからだったはず、キリエ(姉)が妊娠していたから登れなかった という可能性を思うと苦しい)
映画との比較として、小説の夏彦の心情表現すごい、
あらためてあれを表情とか声の感じで表現している松村北斗さんほんとすごいひとだ、、、
最終章の巧みさに脱帽した、やはり小説家岩井俊二としても本当にすごくて
Posted by ブクログ
震災の描写は特に苦しくて辛くてギュッてなりながら読んだ。
そこからの天涯孤独になったルカが公園で過ごすところもつらかった。でも震災は実際にあったのだと思った。
最後は数ページは別の人?なのだろうけど、関連性が分からなかった、、読み飛ばしてしまった?