【感想・ネタバレ】も~っと! 恐竜・古生物ビフォーアフターのレビュー

あらすじ

昔好きだった恐竜たち、今はどんな姿?
研究でわかった、最新の復元。人気シリーズ第2弾!

まだまだ「進化」を続ける研究、明らかになる最新の姿!
復元について議論が続くスピノサウルス。
ティランノサウルスは3種いたらしい?
恐竜の卵の殻の秘密もわかってきた!
シリーズ第2弾は恐竜以外の古生物たちもたっぷり特集。

【目次】
【目次】
序章 「古生物」って、何だろう?

Chapter1 恐竜時代のビフォーアフター
陸棲? 水棲? 議論が続くスピノサウルス
ティランノサウルスは、3種いた?
「奇跡の鎧竜」ボレアロペルタの「胃の中身」が判明!
恐竜の卵には、「軟らかい殻」もあった!
恐竜の病気も、ヒト並みに調べる時代がやってきた!
見えてきた、恐竜の「求愛」と進化の関係
続々と報告される日本産恐竜
巨大翼竜「ケツァルコアトルス」は(やっぱり)飛べなかった?
哺乳類は、すでに社会性を獲得?

Chapter2 古生代のビフォーアフター
「最初の狩人」アノマロカリスの姿が変わった……そして、変わる?
見えてきた、アノマロカリスたちの進化
情報アップデートが続く、カンブリア紀の動物たち
カンブリア爆発は、カンブリア紀に起きていない?
ターリーモンスターは、サカナ? それとも……
埋まるミッシングリンク、脊椎動物の上陸大作戦
ディプロカウルス、「ブーメラン頭」は、どこまで?
でっぷりかセア類は、水棲種?
謎の「螺旋の歯」の正体ーヘリコプリオン

Chapter3 新生代のビフォーアフター
クジラの進化は、ここまで見えた……けれど?
キリンの首が長い理由は、「高いから有利」ではない?
見えてきた、パンダの歴史
巨大ザメ「メガロドン」の大きさはどのくらい?
「龍」の正体

索引
参考資料

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Posted by ブクログ

 子供の頃、恐竜が好きだった。古生物学の道に進むことはなかったが、買ってもらった恐竜図鑑を眺めてワクワクしていた気持ちは今も忘れられない。
 とはいえその方面から離れて久しく、"昔の図鑑ではこうだったが実は〜"というのもよく聞く話なので、ここ十年程度で新たに発見されたことが手軽に知りたく本書を手に取った。
 本書は体系立てて古生物学を知るための本ではなく、あくまで「こういうのって面白いよ!」というお楽しみのための本である。まさしくそういう本を求めていたので気軽に読むことができた。
 なんとなく知っていたハルキゲニアの上下逆転や、カンブリア大爆発についても簡単にではあるが記載があり、今の(あくまで今の)スタンダードが知れて良かった。

 この手の本はとにかく直近に出版されたことに価値があるため、数年後になればおそらく読まないだろう。刊行からまだ一年も経っていない今こそ読みたい本である。
 一点残念なのは、化石や復元モデルの写真がないこと。おそらく著作権の都合と思われる。本文中で紹介される生物はイラストで表現されているが、ところどころ不足があり、文章で想像がつかないものは都度インターネット検索で画像を見ながら読んでいた。そういった手間はあるが、気軽な読み物としては大変よくできていると感じた。

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2024年03月02日

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