あらすじ
実家が貧乏で金に対してシビアな南は、大手警備会社で事務職に就き、安定した生活を送ろうと目論む。奇跡的に採用された南だが、配属されたのは『異界遺失物係』という謎めいた部署。一気に不安になった南を迎えたのは、甘い物が主食の部長や世話焼きの山ガール事務員、特殊性癖持ちの観察員などクセだらけの面々と、『死亡』『危険』といった物騒なキーワードの書き込まれた地図。しかも初日からコミュ力に乏しすぎる五十嵐と組んで仕事をすることになり、渡されたメガネをかけたところ、人間ならざるモノが見えるようになってしまい…!? 見た目も性格も凸凹なバディがおくる、特殊で異色なお仕事ドラマ!!
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Posted by ブクログ
古典文学を再び読み直そうと考え、名作をポツポツと読んでいるのだけれど、やはり中々にしんどくなることもあるのです。
そう言う時には、ラノベで気分転換をするのだけれど、あまりにも読み応えがないことも多く、もう少しだけ深みが欲しいと思い購入しました。
とても読みやすく、分かりやすくて確固とした世界観が心地良い。
テンポ良く読めるのも快適です。
現実世界に立ち現れる非現実が幻想的でイカしてます。
次巻があるなら読んでみたい。
Posted by ブクログ
強すぎる残した思いは、カテゴリー1.2.3となり、人々に害を与えるようになる。
そんな住人の思いを消化し、あちらがわへ帰す仕事の異界遺失物係。個性的なメンバーと、何故か順応する新入社員のはちゃめちゃと、ちょっと感動する物語が楽しい。
Posted by ブクログ
総じてキャラが濃い!
しかも結局は全員まともな人がいないという。
まだまともかなと思っていた某2人に関しては最後の最後でとびっきりの種明かしをされて面食らうという。
一番危険なのは、あなたでしたか!
そんな濃いキャラたちが、一般人には見えない存在の忘れ物というか心残りを消化させてお帰りいただくために奮闘する物語。
一般人に見えないことに対応するため、まあ誤解されること多数。
五十嵐さんは特にコミュ症(誤字にあらず)だから余計に。
五十嵐さんからの被害が絶大な警官の某キャラが不憫で仕方なかった。
誤解を解く方法もないからなあ。
キャラが濃いというか非常に癖が強いので、慣れるのに時間はかかったが、事件の内容的には面白かった。
特に最後の「赤さん」の事件は緊急性・緊迫感もあって先の展開が気になる作り。
しかもお見送りのシーンが感動的でもあり。
母の深い愛……泣けました。