【感想・ネタバレ】ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録のレビュー

あらすじ

安宅産業処理、平和相銀・イトマン事件、磯田一郎追放、銀行大合併、UFJ争奪戦、小泉・竹中郵政改革……現場にいたのは、いつもこの男・西川善文だった。密室の出来事すべてを明かす!「私は悪役とされることが多かった」顔が見える最後の頭取=「ザ・ラストバンカー」と呼ばれた著者が綴った、あまりに率直な肉声!

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Posted by ブクログ

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住友銀行の頭取を務めた西川善文氏の回顧録。

都市銀行の中でも収益率ナンバーワン、富士銀行に次ぐ業界二位という地位から、安宅産業破綻を収束させ、次第に暴走していく住友銀行の天皇こと、磯田一郎氏の行動や、無駄だった平和相互銀行の合併、そして住友銀行の最大の汚点であり、日本最大の不正融資事件であったイトマン事件の解説など、非常に勉強になった。

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2019年07月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

p45 良いレポートに必要なのは明快な結論。無難でリスクを追わないレポートは不要。出世もできない。
p131 1971年のニクソンショックを機に銀行は逆風。
p187 本当に必要なことだけを繋ぎ合わせてみると、プロセスは大幅に削減される。付加価値をもたらさない無駄な介在者を徹底的に排除する。そして現場に権限委譲を行う。これがスピードを生み出す。

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2012年12月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

元住友銀行頭取〜日本郵政初代総裁による自伝。
独特の住銀文化、磯田天皇、安宅産業問題点、イトマン事件、郵政民営化につき、ぶっちゃけながら語っている。さすが、元頭取だけあって、文章は洗練されており読みやすい。
但し、書けないコトもイロイロあるんだろうね。

この人は、エリート街道まっしぐら、の印象があったが、以外に苦労人だ。

特に、
鳩山邦夫元総務相とのバトルが面白い。かんぽの宿売却問題を含め、現職時に言えなかったことが、漸く言えた、ってことだろう。筆者もスッキリしたんではなかろうか。

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2013年09月16日

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