あらすじ
旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは到着早々事件に巻き込まれた。屋敷の女主人が毒殺されたのだ。調査に乗り出すのは、ヘイスティングズの親友で、ベルギーから亡命したエルキュール・ポアロだった。不朽の名探偵の出発点となった著者の記念すべきデビュー作。
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Posted by ブクログ
住人がみんな怪しくて難しい事件だった。
真相は意外にもシンプルでただ2人の人物の行動によって複雑になっているだけだったのはびっくり!
ポアロシリーズはよくできているなと感じました
Posted by ブクログ
二転三転どころか四転五転するので、ちゃんと全部理解できたか自信ない笑
イギリス貴族ならではの複雑な人間関係、怪しい奴が結局犯人だという新感覚、と目を奪われるところがいっぱいあるんだけど、純粋にトリックも面白い
夫人は可哀想過ぎるなぁ…
ドラマも視聴
映像になると分かりやすいし(ヘイスティングスの言葉がきっかけになったという意味とか)スーシェさんのポワロはほんとよくぞというハマり役
これから原作とドラマ、セットでシリーズ追いたい
Posted by ブクログ
アガサ・クリスティ10冊目。
ここまでひとまず有名どころを読んできて、
デビュー作を古本で見つけ手に取る。
いやぁ、よくまとまってるし、
細かい物証がたくさんでてくるし、
全ての登場人物に嫌疑がかかって面白かった!
みんながそれぞれの人間関係があって、
それを誤魔化したり、意地を張ったりした結果、
複雑になっていって。
アルフレッドとエブリンの営業仲違い犯人コンビ、
ローレンスとシンシアの両片思い、
メアリーとジョン夫妻のすれちがい、
バウアスタインのスパイ容疑…
犯人たちの計画した工作とは別に
みんなが自分の都合で何かを隠したり
勘違いで誰かを庇ったりしてどんどんややこしくなる。
これを全て明るみに出したポアロはすごいや。
アルフレッドは途中で疑いを晴らされたから
犯人から除外してたよ…
ヘイスティングズは惚れっぽすぎて笑える。
ジャップもデビュー作から登場していたのか。
今回も相関図を書いて読んだ。
誰が誰にどんな印象を持ってるかとか、
特徴とか。
それでも犯人は分からないんだけど、
読んでる最中はそれぞれのことがよくわかって
より楽しくなる。
以下、ポアロのセリフですきだったとこ。
「よく調べて、選り分ける。重要なことは取っておいて、重要でないものは、ぷーっと」「吹き飛ばす!」
「いやいや。お聞きなさい。ある事実が次につながる——
また次にいく。今度はうまくつながるかな?ぴったりだ、どんぴしゃり。これで次にいける。今度は——だめだ。
どこかぴんとこない。なにかたりない——鎖の環がひとつたりないんだ。そこで調べる。探してみる。そして、そのぴんとこない事実を、ひょっとしたら関係のない些細なことかもしれないが、そこに当てはめてみる」
「ちゃんと意味があったじゃないか。こりゃ、すごい!」
Posted by ブクログ
有名なポアロ初登場作品。そしてアガサ・クリスティの初作品らしい。
被害者も一人で、『怪事件』というわりには派手さは少ないなという印象。どちらかというと、登場人物たちの人間関係のほうがメインな気がした。
でも犯人は私にはわからなかったし、なかなか謎を明かしてくれないポアロに、ヘイスティングスと一緒にやきもきした(笑)
最後はスッキリ解決して安心。
ポアロもヘイスティングスも人間味あっていい味出てると思いました。続きも読みたい!
Posted by ブクログ
【再読】
旧友に招かれスタイルズ荘に滞在することになったヘイスティングズ。だがそこの女主人エミリー・イングルソープが何者かに毒殺される。彼女は近頃新たな夫を迎えており、義理の息子のジョンをはじめとする家族たちは、その新たな夫をどうせ財産目当てで近付いたのだろうとよく思っていなかった。そんな折での事件だったため、当然疑惑は夫であるアルフレッドに向くことに。
ヘイスティングズは、たまたま再会した元ベルギー警察のエルキュール・ポアロに応援を要請する。ポアロは遺言の存在やどのようにして犯人が毒を手に入れたかなどという点から推理を進めていくものの、一番怪しいと思っていたアルフレッドにはアリバイがあることがわかった。
そうしている間に、ヘイスティングズの友人であり被害者の義理の息子であるジョンが逮捕される。ジョンは事件の日、被害者と口論をしておりさらに付け髭でアルフレッドに変装して毒薬を購入していたというのだ。しかしポアロは、別の真相を指摘する。
犯人は被害者の旧くからの友人ハワードと、被害者の夫アルフレッドだった。ハワードは被害者が日頃から処方されていた強壮剤を撹拌しないように注意して毒物を沈殿させ、最後の一服で死に至るように周到な準備を重ねていた。遺言を燃やしたのは被害者本人で、夫とハワードが命を狙っていることを知ったためだった。またジョンの妻メアリはメアリで、夫の不貞の証拠を掴むため被害者の部屋に侵入するなど、結果的に捜査を撹乱させてしまっていたのだった。
記念すべきシリーズ第1作にして、解説でも述べられているようにその後のミステリの歴史をつくった記念碑的作品。ヘイスティングズとポアロの出会い(再会)は意外にもさほどドラマチックではなく、道端でばったり会って「あれ? ヘイスティングズやん」といった感じなのがジワジワくる。
クリスティー作品の特徴は人間の内面を深く描いているところで、だからこそそれぞれの思いが交錯して複雑な物語を形成している。それがポアロによって解きほぐされていく様が気持ちいい。
●見どころ
・久しぶりということもありポアロを見くびるヘイスティングズ
・女性が絡むと暴走するヘイスティングズ
・自分のことを如才ないと自負するヘイスティングズ
・ポアロにおだてられるとたちまち機嫌を直すヘイスティングズ
・一事不再理を巧妙に利用しようとする犯人
●名言
「どうだっていいことなど、なにひとつないんです」
Posted by ブクログ
これがアガサクリスティーが生み出した、ポアロシリーズの第一作目か…!
第一次世界大戦中、イギリスの田舎にある『スタイルズ荘』にて資産家のエミリー・イングルソープが毒殺されるところから物語は始まる。
容疑者はスタイルズ荘で暮らす義理の息子たちと、長男の嫁、エミリーの友人、エミリーの昔の友人の娘、そして年下の夫。
暗い影を落としていた時に光が差したように登場するエルキュールポアロ!彼の登場から物語がスピーディーかつ爽快に展開していくのがたまらなかった。
ジョンとメアリの関係やら、アルフレッドとエヴリンの関係やら…恋心を描くのがうますぎる。恋愛ありきの泥沼毒殺事件だった。
にしても、アルフレッドとエヴリンが愛し合っているとは思いもよらなかった。何事もなく逃げ切れたら、エミリーから相続した遺産を持って2人で平和に暮らそうだなんて…。あまりにも人間らしく、下品な考えで殺されたエミリーがかわいそうだった。
『ナイルに死す』に近い愛憎劇という感じ。いうてナイルに死すのほうが、もっと残酷な最期だったけど…。
期待を裏切らないストーリーで、読み進める手を止めたくなかった。面白かったなあ…。
Posted by ブクログ
解説にある通り、フェアプレイ重視の現代的な謎解き小説で、ミステリ黄金時代の、開幕を告げる作品だ。
初登場のポワロが、大変ユーモラスに描かれている。ヘイスティングスも、勘違いでこっけいだ。しかし事件はしっかりと展開されていく。まさにポワロ、クリスティ。現代でも遜色ない。
若いころに読んだ時は気づかなかったが、第一次大戦があり、ベルギー人がイギリスへ来て…、という当時の世相も感じられて面白い。そういうこまごまとした会話も見事だ。