あらすじ
「分かりやすい説明」に必要なものは、話術でも文章力でもプレゼンスキルでもない! 20万部突破『落ちこぼれでもわかる経済学』シリーズで人気の著者が20年間考えてきた「分かりやすさ」の本質とは?【光文社新書】
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Posted by ブクログ
仕事上、ドキュメント作成が多々あるのでその役に立てばと思い購読。
具体例を加えながら説明されているため、とてもわかりやすい。
内容としては、常日頃ドキュメントを書く際に、心掛けているものがほとんどで、それほど新しい発見はなかった。
いくつか再確認になるところはあり、ためにはなったと思う。
たとえば、「比喩を使って説明すると相手がイメージしやすい」。比喩は具体例ではないため、抽象的でしかなく、相手に明確なイメージをもたせることには繋がらない。
「主語と述語は近くに置く」。これは当たり前とわかってるのだが行ってしまうが、ついつい修飾語をつけてしまい、主語と述語が遠くなることがしばしある。
比喩や修飾語というのは文章においての色気と思っている。それがないと小説などはつまらない淡々とした物語になってしまう。だが、それは説明のための文章には要らない。
でも、ついつい色気をつけたくなってしまう。
基本的には、礼儀作法と同じで相手の立場になって考えるということ。
相手が知らないことは含めない。「相手のレベルに合わせて説明するには、技術が必要です」というのはその通りだと思う、自分が十分に理解していなければ、それを噛み砕いて説明することもできない。でも、伝えるために十分に理解しようとすることで、自身の技術力も高まる。
就職した一年生に読ませたい本だね。
Posted by ブクログ
普通のプレゼンテーションスキル向上の本とは違い、
見た目や仕草などではなく、実際の説明の分かりやすさを、
タイトル通り分かりやすく説明している。
この本の結論は、意識と表現。
分かりやすく説明しようとする意識を持つこと。
相手に合わせた表現をすること。
枝葉の部分は、著者が感じていることを並べ立てていて、
すべてを網羅しているという感覚はない。
普段から説明が苦手だと言う人は読むといいと思う。
逆に、説明が得意だという人も、自分の説明のどういった部分が
分かりやすいのかが分かる。
Posted by ブクログ
≪目次≫
第1章 あなたの説明を分かりづらくする3つの原因
第2章 こんなアドバイスはいらない!
(1)できた気にさせるだけのアドバイス
(2)行動改善につながらないアドバイス
第3章 勘違いをなくそう!
第4章 意識と表現はこう変えよう!
第5章 表現の練習をしよう!
第6章 説明力をさらにアップさせよう!
第7章 聞き手の世界観を体感しよう!
第8章 「頭の柔軟体操」をしよう!
第9章 最終試験
≪内容≫
そのままタイトルその通りの内容です。私も意識しているつもりですが、時折わかりにくい説明をしてしまう時があり、「しまった!」と思っています。
この本を読んで、その後も意識しながら、しゃべったり書いたりしていきたいと思います。