あらすじ
王妃になるべくして育てられてきたヴィルヘルミーナ。
彼女を疎ましく思う王太子の策略により、平民まで身分を落とされてしまうが、ここで泣き寝入りする彼女ではなかった。
夫アレクシの研究を支え、全力でバックアップを展開。
国家や世界をも揺るがす世紀の発明、魔素結晶化装置をひっさげ、会社まで設立してしまう。
夫を献身的に支え、うだつの上がらない研究者から
一流の実業家に変身を遂げさせる彼女の「復讐」計画とは?
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
婚約破棄後、平民に落とされ初対面の男性と結婚することになったヒロイン。理不尽な状況でも腐ることなく、自分にできる事を模索しながら邁進する姿が本当にカッコいい。挨拶や感謝など、当たり前の事を大事にする所にも好感度爆上がり。
方やヒーローはというと天才型の研究者。冷静で的確な分析力と柔軟性、偏屈そうに見えてとっても素直な所が魅力的。
些細な事で笑い合い、細やかな未来を語り合う。そんな何気ないシーンが印象に残る。
バカな王太子にも二人を引き合わせてくれたことだけ感謝だな。
ありがちな婚約破棄ものと侮るなかれ。発想豊かで深みもあるストーリーに大興奮で一気読み。下巻へ期待しかない。
なんなん、カッコよさが天元突破してるヴィルヘルミーナさんマジ兄貴!……じゃなかった姉御!!
平民で虐げられててちょっと自虐気味な技術者アレクシを、ズンドコ一等輝くヒーローに祭り上げてくとか豪腕すぎんよ。
コミカライズで見かけて、婚約破棄の現場で漢女すぎるミーナさんに惹かれて、Web版一気読み→書籍小説版の表紙の美麗さに痺れて衝動買い。
中の挿絵ヤバすぎる、すっごいふつくしかこいい。
え、神?絵師さん神じゃんね!?
前後編一気に買っちゃいましたわ。
ほっぺにチューだけできゃあきゃあ言うミーナのギャップにやられました。元貴族令嬢と侍女との会話でちょろいなどと出てくるとそれまで入り込んでいた世界観が急に色褪せるのでそこだけが残念でした。単純なざまぁ系の話ではないので先が気になって仕方ないです。
お値段はそれなりですが楽しめます。