あらすじ
AIの普及で変化せざるをえない物語と家族を描く長谷敏司「竜を殺す」ほか、急速に社会へと実装される、AIの最前線11篇を収録
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Posted by ブクログ
『竜を殺す』はすでにそうなっているのではと思わせる。
他に印象深かったのは以下。
『生前葬よ予言獣』
『幸せなアポトーシス』
『看取りプロトコル』
『意識の繭』
Posted by ブクログ
AIを軸に、現代日本のSF作家が新たな奇想天外な話を創作する。
記号設置問題が解決すると、AIの意識は電脳空間に目覚め、人類の意識と融合するのかなあ・・・
竜を殺す 長谷敏司 AI下書きで小説を量産している主人公の息子が殺人事件で逮捕された。壮大なスケールのストーリーを期待したが、三文ミステリーだった。
烙印の名はヒト 第一章 ラブ:夢看る介護肢 人間六度
冒頭部だけなので、続きを読まないとなんとも・・・
I traviati 最後の女優 池澤春菜 椿姫みてないのでなんとも・・・・
生前葬と予言獣 津久井五月 対話型AI QuDNが再開発地上げを通じて現実世界を理解する記号設置問題のおはなしらしい。
幸せなアポトーシス 茜灯里 AIの脅威の保険としてアポトーシスを組み込んでおくといいみたい。
看取りプロトコル 揚羽はな 看取りを通じて記号設置問題を解決するおはなし
月面における 人間性回復運動の失敗 海猫沢めろん 高次元存在は機械知性の逆進化を通じて人間性を回復させるらしい
意識の繭 黒石迩守 アバターで出勤のイメージが最初は判らなかった。脳が肉体とアバターの区別をつけられなくなり、サイバネティクス哲学的ゾンビが生まれたらしい。
X-7329 樋口恭介 ChatGPTで生成したSF。無駄に難解な専門用語が多くでてきて、まだまだ人間の推敲なしには小説として売り物にならない。残念だけど良かった。
魔の王が見る 円城塔 ザランドラル浮遊文明は自ら気づき上げた現実から醒めるため夢はさめるらしい
ベニィ 塩崎ツトム 生成AIは1950年代に米国で極秘裏に作られていたという話。
Posted by ブクログ
AIという単語を聞かない日は無いほどになってきた昨今、本書の作品はどれも興味深く、また考えさせられるもので、個人的なお気に入りは、月面における人間性回復運動の失敗、意識の繭、ベニィで、中でもベニィはトリを飾るに相応しい内容と読後感でした。