あらすじ
本書は、「伝説の営業」と呼ばれた男が同僚・後輩に伝えたセールス体験やセールス道がふんだんに書かれている。しかし、本人が書いたわけでも、書かせたわけでもない。43回目の夏を迎える時期に突然倒れ、眠るように逝った男の顧客・セールスにかける思いを残さねばならない、もっと多くの人に伝えねばならないと、周囲の仲間たちが編んだ追悼本がきっかけとなって誕生した。甲州賢(こうしゅう・まさる)。彼の顧客志向は、まさに壮絶というにふさわしい。
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私でもここまではできない!というくらいに徹底的に成果にこだわり、顧客の成功にこだわる甲州さんの生き方。自分の基準を上げるために是非読んでほしい。自分の営業としての甘さに気づかされる1冊。
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JTB、リクルートを経てプルデンシャル生命の営業で数々の伝説を打ち立てた甲州賢(こうしゅうたかし)氏の思想に触れ、元気がもらえる一冊。
長島一茂の後輩として野球に打ち込んだ学生時代の頃から既にスイングで自分を売り込むなど、その後まさにプロフェッショナル・セールスマンと呼ばれる片鱗が見えていたというエピソード、年度の保険料振込み前には毎年必ず顧客に、口座の変動がサプライズにならないよう電話を入れるエピソードなど、どんな些細な点にも自分のルールをあて、時間をかけて信頼関係を構築していく、そのひたむきな姿勢に脱帽します。
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チェック項目11箇所。ゴルフや食事を共にした場合はその日のうちにお礼のメールを送った、急ぎではない書類がすぐに届くというだけでも、社長たちには律儀さが強く印象づけられた。いい印象をもたれないといけない、つまり体型維持も仕事のうち。生命保険をセールスするのではなく、万が一のときに生じるであろう問題点に気付かせその解決法をわかりやすく語るスタンスを守っている。話し始めるチャンスは相手がいっぱい与えてくれている、例えばどんな仕事をやってるの?と話しかけられた時は相手が自分に対して興味を持ってきたとき。一日中ご一緒したのに何も話を振ってもらえない方がおかしい、それは言動とか態度とか身なりとか自分に何らかの問題があると思った方がいい。お得だからと言われたら負け、あなただから、安心してお任せできるから、という言葉が出たら合格。魔法のようなセールストークや決め台詞を華やかに操るのではなく、万全なシナリオ作りと言う実直な作用こそが甲州のセールスを支えている。セールスパーソンにとって準備とは顧客のためを思う時間。売れた売れないということで一喜一憂しない、自分を鼓舞すればいい。保険屋が保険以外のことを話すところに付加価値が生まれる。
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営業マンとして、人としてのマインドの勉強になった。
教科書にしたい本!
正々堂々とセールスの提案をする。何故なら、お客様のお役に立てるから。自分のなりたい姿は「念じ続ける」。
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いい営業はここまでお客さんのことを考えるんですね。
自分のこれまでを振り返るとちょっと恥ずかしくなりました。
明日から心を入れ替えてがんばろー。
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セールスの本はあまり読まないのですが、
この本はスゴ本だと聞いていたので読んでみました。
結論から言うと、想像以上に素晴らしい本でした。
主人公の甲州賢さんは、JTB・リクルート・プルデンシャル生命で
いずれも素晴らしい営業成績をあげた方。
僕は全く知りませんでしたが、営業成績だけでなく、
そこに至までのプロセスや考え方が常識を越えています。。
甲州さんの熱い思いが本から伝わってきて、
確かにこの人からならば買ってしまいそうと思ってしまいました。
これをそのまま真似するのは難しいかもしれませんが、
その思い・志だけでも肌で感じておくだけで、
これからの生き方が変わってきそう、そんなスゴ本です。
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プルデンシャル生命の伝説の営業マン。
ここまでの営業マンになることは不可能かもしれない。他人には真似出来ないくらいの努力家で、凄いの一言。なるべくしてなったトップセールスマン。
少しでも近づけるように努力したい。
~印象的なフレーズを2つご紹介~
「お得だったからと言われたら、もう負けだよ」
…契約していただいたお客様から、入った理由はお得だったからと言われるようなセールスはダメ。あなただったから、安心して任せられるからと言わせるのがプロ。
「自分の都合で生命保険を売るようになったら辞めます」
…自分の成績、報酬のためにベストな商品の提案をしない。営業マンならやりがちなことを否定し、お客さん第一に考える。
どちらもいまの自分には全く出来ていない。
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プルデンシャル生命というフルコミッションな生命保険営業の世界でトップセールスマンとなった人の話。
本書で取り上げられている方は既に亡くなっているため、会社の同僚、上司、部下、顧客などからのインタビューを元に構成している。
エピソードは感動的なものであるけれど、このような仕事の源泉はどこにあるのか。
伝説的なセールスマンのエピソードだけに学ばないといけないことは多い。
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顧客のことを本気で考え、できることは全て実行する。
この覚悟で仕事すれば、どんな業種でも成功は間違いないでしょう。
妥協することなく、徹底する姿勢がホントにスゴイです。
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TOPPOINT 2011年7月号より。
営業職系の本は生命保険で大成功した方の本が目立ちますね。
目立つだけでなく、内容も参考になることばかり。
やはり「売ってくる」人は行動が違う。
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努力とはここまでするのか・・・
と脱帽しました。
ビジネス本を普段はたくさん読みますが、
実際には「あ~なるほどこうやったらいいのか」という作品が多いのですが、
これは、最初書いた通り
「努力はここまでするから努力」と言える作品だと思います。
読んでみると、感動のあまりに一気に読んでしまいました。
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この本の最も大事なポイントは、これ!「念じなさい。それでめ実現しないのは、念じ方が足らない。」偉大な人は全員同じ事を言ってて、それを本気で信じ込めた人が成功するんやろうなぁ。勿論、最低限の事はこなすのが前提やと思いますけどね。
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私自身も以前、フルコミッションで生命保険のセールスをしていた事があります。正直、その時は仕事に面白味ややり甲斐を感じられずすぐに辞めてしまったのですが、甲州さんの様な先輩が身近にいたらきっと違った結果になっていたでしょう。
本当にスゴい。「プロ」って、こうゆうことなんですね。
Posted by ブクログ
読んでいてひたすらにおもしろかったです。
こんな人がいるのか、ここまでお客様のために動けるのか、と。
ここまでとは言わなくても近い営業マンになりたい。
Posted by ブクログ
ライフプランナーと言う仕事に興味を持ったのと共に、自分の生命保険を甲州氏がどう提案してアプローチしてくれるのか経験したかった。
日本独特のアプローチや考えが主体だが、人としてセールスパーソンとして参考になる本だと思う。
Posted by ブクログ
生保の社員でも、営業職でもないが、後輩のオススメ本なのでチェック。
「伝説の営業」といわしめるまでの顧客満足とはどんなもの体験させてもらった。
自分が感動したのは、こんなにも仕事にうちこむ夫を見守ってきた夫人の姿だ。
普通なら夫が病気を起こしたものなら、仕事を辞めさせ
体に影響がない職を探せというだろう。
だが、夫人はそうはせず、なんと夫の職場まで同行し
病気が発症しないよう見守ったという・・・これが絆というものか。
結果的には42歳で急逝された訳だが、
家族にとってはすばらしい時間だったに違いない。
そして彼が会社に与えた影響はとてつもなく大きい。
(そもそも起業家でも経営者でもなく、1セールスマンについての
本など出会ったことがない気がする)
【ココメモ】
・「一生お付き合いする覚悟を伝えたい」
-自宅の住所と電話番号も名刺に刷る
・「お得だったから、と言われたら、もう負けだよ」
-顧客の口から損得を超えた言葉が出るか否かがバロメーター
P.55
・「近くで来ましたので、ご挨拶で参りました」や、アポイントなしの訪問はNG
P.66
・忙しい社長に対しては、スピード感ある態度が礼儀
P.77
・商談のシーンで顧客の目から見られるものすべてに、配慮することを教えた
P.100
・昨年の自分を超えるため、すべての行動に「仮説」を立て、
「検証」する作業をつねに欠かさなかった
P.117
・「顧客を見れば、担当セールスマンがわかる。顧客はセールスマンの鏡である」
P.187
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人間には限界がある。でもそれは意外と高いところにある。
営業やってる人間には、最高にテンション上がると思う。
どこまでやるかは自分次第。
主観的に捉えられるかが今後の動き方にも影響するんだろうなと。
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まさに壮絶!こんな人がいたなんて、誇らしいと思います。
<特記事項>
・相手に合わせるために10以上のプランを用意した。
・マンホールの上はあるかない→落ちて顧客との商談をパーにしないため。
・自宅の住所と電話番号も名刺に書いて、一生続く関係を。
・顧客から、「●●商品だから」ではなく「●●さんだったから」と言われればよし。
・お得だったから、と言われてはまずい。顧客から、損得勘定を超えた反応を引き出すように。
・「お役に立てるかどうかわかりませんが」「近くにきたのでよりました」はNG
・意思決定はすぐ求める
・部長から帰りの電車の中で教えを乞うため、部長の家の近くに引っ越した。
・イメトレは大切。
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■営業
1.プレゼンテーションの際、お客が自分の勧めたプランにない希望を述べた時は「そんなこともあろうかと、実はもう一案だけ、プランを作ってまいったんです」と、その要望を満たす提案書を取り出した。このように、どんな展開になっても対応できるように、常に16種類の提案書を用意した。
2.交渉は、たとえ相手が社長でも堂々と接し、説明が終わると、即座に意思決定を求め、契約の手続きを進めた。忙しい社長に対しては、このスピード感ある態度が礼儀でもある。時間をかけることと、丁寧さは決して同義ではない。
3.セールスで伝えた話にどう対応するかは顧客自身が決めること。自分がコントロールできないことを考えても仕方がない、と甲州は考えた。そして、アポイントを断られた時などは、「オレは天才だ。必ず成功する」と唱えて自分を鼓舞し、気持ちを切り替えるようにした。
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営業に配属が決まったからこそ、読んでみようと思い手にとった一冊。本書を読んだことで、営業に対する考え方の甘さと、営業に対してそこまでやるかという強い思いを感じ取ることができた。自分の中でしっかりとした軸があり、営業に対する責任感と自分がそこに臨む覚悟の高さを思い知った。自分もこの中から一つでも多くのことを学び、かつそれを実践していく中で自分の糧となるような取り組みをしていきたい。営業においては自分の都合で商品を売るのではなく、相手にあわせてそれをすることでどうなるかというメリットをしっかり伝えながら、最終的には任せたといってもらえるようになっていきたい。今の自分にとっては、日々学びであり、日々修行の毎日である。
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今回学んだのは
『以前のお客様の言葉を
切り札として使う。』です。
毎回の商談を【切り札ワードを引き出すゲーム】として臨むなんてのもいいかも。
あと塗り絵買っときます。
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まさにプロフェッショナルセールスマン、偉大な人です。顧客の立場にたってとはここまでしなければならないのか、と自分の今している仕事が恥ずかしくなる。
・「プロである以上、手ぶらで帰ってきてはいけない」・・・どの仕事でもいえます。手ぶらで帰らないように十分な準備・シナリオを作る必要性がある。
・「”人間には限界がある。でもそれは意外と高いところにある”」・・・本人の言葉ではないが、非常に響いた。自分で低いラインに限界を下げていないか?それで「できない」と自分自身に思い込ませていないか。もう一度自分の仕事を考える必要を感じた。
すべてのことが自分に響いたが、ゴルフはしないので後半はあまり興味なし。
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JTB〜リクルート〜プルデンシャル生命に勤め、各社で数々のセールス記録を作った営業マン「甲州賢」の伝説集。
お客との約束を守るため、健康にも人一倍気をつけていたにもかかわらず、42歳で急逝したのはなんとも皮肉。
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プロフェッショナルって感動する…。
営業のスキルではなく、生き様がこの本には詰まっていた。眠る時間が短いとか、週平均5件の契約とか、それは一部分でしかなく。
営業にも、家族にも、ゴルフにもとことん向き合って本気でやることで、結果がついてきた。
感想としてはベタなんだけど、本気でやる事の素晴らしさを思い出させてくれた本。
ゆるゆると目標を立てずに生きていくのもよし。ゆるゆるに飽きたらぐいっと気合入れるのもまたよし。気合いれっぱなしもよし。
向き合った自分が何を求めているか、心の奥の奥で、どうありたいと願っているのか。そのために日々の行動を考えれば、自ずと見えてくるはず。たぶん。自分に対し「中途半端」と思う事が多いのは、表面上でしか自分の欲求を捉えていないから。
本当に大切なもの、ありたい自分とは…なんてね。
とにかく、この本を読むとやる気が出ます。自分は全然、まだまだだって思う。