あらすじ
ウオッカ、テキーラ、日本の焼酎など、世界中のすべての蒸留酒は、9世紀にイスラームで錬金術のために発明された蒸留器「アランビク」からはじまった。メソポタミアからヨーロッパにもたらされた「液体のパン」ビール、ペストの恐怖が育てたウイスキーとブランデー、飲料水代わりだった大航海時代のワイン、冬の寒さが生んだ奇跡の酒シャンパンなど、世界をめぐる多様なお酒の意外な来歴と文化がわかる、おもしろ世界史。
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Posted by ブクログ
基本的に歴史の流れに沿って色々なお酒の生まれた背景やそれにまつわるエピソードを紹介していきます。
単体の知識としては知っていてもその背景や理由まで知らなかった、覚えていなかったことがたくさんあり(例えば、ヨーロッパでフィロキセラの流行を招いたアメリカ原木の輸送について、それ以前も行われていたのになぜ流行が起こってしまったか、とか)、読んでいて非常に楽しかったです。
Posted by ブクログ
お酒の歴史がざーっとさらえる本。
取り上げているのは洋酒が中心だけど、成り立ちがわかっておもしろかった。
くわしいことを知りたければ別の本がいるだろうな。
そこまで酒に興味ない人にはこれで十分。