【感想・ネタバレ】アイデアのちからのレビュー

あらすじ

全米で150万部を超える支持を得た本書は、マルコム・グラッドウェル著『ティッピング・ポイント』に触発されて書かれた。『ティッピング・ポイント』では、流行や社会現象を起こすものには、(1)少数の目利きに浸透する (2)記憶に粘る (3)背景が味方する──の3つの法則があることを明らかにした。本書はこの中の(2)「記憶に粘る」を掘り下げ、一度聞いたら決して忘れないメッセージについて、以下の6つの法則を明らかにした。(1)単純明快 (2)意外性がある (3)具体的 (4)信頼性がある (5)感情に訴える (6)物語性がある。勝間和代さんが「2007年に読んだ原書の中で、最もお気に入りの1冊」(勝間和代さんの本書解説より)。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

10年以上前に一度読んだのを、最近になって再読。

いったん何かを知ってしまうと、知らない状態が想像できなくなるため、聴き手の気持ちが理解できなくなる。それを「知の呪縛」と呼び、自分のアイデアを効果的なものに作り替えることで、この呪縛を打破することができる、というのがこの本の趣旨。

効果的なアイデアを作る6原則が、1章から6章にわたり一つずつ紹介される。
1つめは「単純明快である」こと。もっとも重要なもののために、他の要素をそぎ落とし、簡潔にすること。
2つめは「意外性がある」こと。相手が知らないことを提起すると、強烈な興味を引き起こすことができる。
3つめは「具体的である」こと。専門家は高度な洞察力があるために、高度で抽象的な話をしたがる傾向があることに注意。
4つめは「信頼性がある」こと。メッセージそのものが、メッセージの内容を裏付け、保証しなければならないことも多い。
5つめは「感情に訴える」こと。自己の利益に訴えること、メリットの大きさよりもメリットを実感させることの方が重要。
6つめは「物語性」。物語があると、人は自分の意識を潜在的な解決策に向かわせることができる。

どれか一つだけを見れば、当たり前のことのように思える要素ばかりだが、この6要素の全てをクリアするアイデアとなると、そう簡単ではない。
いいアイデアというのは、やはりそう楽には生まれてこないし、生み出せないんだな、ということが理解できる。

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2021年12月15日

Posted by ブクログ

訴求力のあるメッセージ策定ノウハウが集約。SUCCESS(Simple, Unexpected, Credentiated, Concrete, Emotional and Story)は実際分かりやすい心構えだ。ざっと読んだところでは、世銀での情報の重要性を訴える話 (Story) / ウェンディーズのCMの話(Credentiated)は具体的で理解が進んだ

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2021年07月15日

Posted by ブクログ

この手を本を初めて読むならおすすめ。ただし、翻訳書にありがちなストーリーの羅列が延々と続くので、この手の本をそれなりに読んだ人には辛いかも。
新社会人におすすめ。

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2020年04月09日

Posted by ブクログ

よいアイデアとは
単純明快である。
一言で済ます、という意味ではなく、それ以上取り去るものがない状態。記事を書くときは、そのほとんどをリードに費やす。優先順位を間違えない。人の名前を並べる地方紙。人間の処理能力が低いため、情報量は減らした方がよい。

意外性がある。
驚きが注意を喚起し、考えさせるから。自分の知識に隙間を感じたとき、好奇心を生じる。知れば知るほど隙間が増える。

具体的である。
イソップのお話は具体的だから記憶に残る。偏見・差別を実体験させる。抽象化しやすいのは知の呪縛があるから。

信頼性がある。
家族、個人的体験、信仰が信頼を生む。友人の実話のほうが信頼される。細部の鮮明な描写は信頼性を生み出す。統計を使うときは人間的尺度で。シナトラテスト=大きな会社も採用している、など。大衆ではなく個人を見たとき信頼する=マザー・テレサ効果。

感情に訴える。
メリットを訴える。メリットのメリットを探し出す。メリットを実感させるセリフ。
マズローの5段階は、全てを同時に追求している。他人は皆底辺にいると思っている。自分は最上階にいると思っている。実際に表立って理由付けされるのは底辺の理由だから。代数の必要性=頭脳のトレーニング。数学自体が目的ではない。
なぜ?を繰り返す=知の呪縛から逃れる方法。

物語性がある。
頭のなかでシュミレーションさせる。運動の技術も向上する。サブウエイサンドイッチで減量する。
人を励ますもの語りは三種類=挑戦、絆、創造性。物語は知の呪縛を打ち破る。統計より物語を思い出す。
知ってしまったことを白紙には戻せない「知の呪縛」=アイデアの邪魔になる。

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2017年04月08日

Posted by ブクログ

記憶に焼きつくアイデアの6原則を説く。アイデアを無から発想することが苦痛だが、こうしたフレームワークを基にするとアイデアの基本要件を満たせるようになる。

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2017年03月01日

Posted by ブクログ

「Made to Stick」 Why Some Ideas Surviving and Others Die

本書の目的
 読者がアイデアを記憶に焼くつくものにできるようにするため。
記憶に焼きつくとは:「理解され」「記憶に残り」「持続的な影響力を持ち」にし、「相手の意見や行動を変えること

「知の呪縛」:聞き手の気持ちが叩き手にわからない。

JFK:「60年代末までに人類を月に立たせ、安全に帰還させよう。」
《比較》「我々の使命は、チーム中心の最大規模のイノベーションと、戦略的目標に沿った航空宇宙計画を通じて宇宙産業の国際的リーダーとなることだ」

例が豊富でわかりやすい。
この本自体が、このフレームワークによって書かれていて、最後にはまとめのエッセンスまでついている。

プレゼン、ビジョンのコピーの選定に使える。

「succes」のフレームワーク
・Simple(単純明快である)
・Unexpected(意外性がある) →?関心を払う
・Concrete(具体的である)  →?理解し、記憶する
・Credentialed(信頼できる) →?同意する。信ずる。
・Emotinal(感情に訴える)  →?心にかける
・Story(物語性がある)   →?そのアイデアに基づいて行動できるようになる。

第1章 単純明快であること
66/単純明快であること=核となる部分+簡潔さ
  地域重視という新聞社経営の核となる部分→「人名、人名、とにかく人名」
86/「創造的な比喩」→「授業員はキャストである。」(ディズニー)
          「サンドイッチ・アーチスト」(サブウェイ) ???

第2章 意外性がある。
91/コミュニケーションにおける最初の問題は、相手の関心をつかむこと
  関心をつかむ最も基本的方法は、パターンを破ること。
123/「どんな情報を伝えるベキか」から「どんな疑問を抱かせるか」という考え方に切りかえるひつようがある。

第3章 具体的である
157/設計図と機械
  製造チームがトラブルをエンジニアに報告すると設計図の手直しをはじめる。
  いきなり抽象的な次元で考えようとするのがエンジニアだ。
  解決策は、エンジニアが行動を改めること。
178/アイデアに具体性を持たせるのは難しくない。
  自分は知っていても、他人は知らないということを忘れてしまう。
  何かというと、図面を引っ張り出し、熟練工のおもいをよそに現場におりていかないエンジニアと同じである。

274/「なぜ?」という問いかけは、アイデアの根底にある核となる価値、つまり核となる原則を思い出させてくれる。
282/なぜ人は仕事の話をするのか。理由の一つはたにんと共通の話題で語り合いたいという極基本的な人間の性質からだ。
294/私達は、つい物語を省いて「助言」だけを書きがちだが、その誘惑と戦うことが必要だ。

329/アイデアを聞き手の記憶に焼き付けられないのはなぜか
  ?大量の情報の中にリードを埋没させてしまう癖。?メッセージよりもプレゼンテーションを重視する傾向
330/記憶に焼きつくアイデアの最大の宿敵は、ご存知の通り「知の呪縛」だ。

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2019年01月06日

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