【感想・ネタバレ】ダイヤモンドの功罪 3のレビュー

あらすじ

「わしは戦うんじゃ あいつと これからずっと」 綾瀬川次郎は雛桃吾との衝突を理由に中学最強のチーム・枚方ベアーズ戦で懲罰登板をさせられることになる。しかし、人生初登板にもかかわらずその才能で枚方ベアーズを圧倒した綾瀬川。その計り知れない才能を前にチームメイトと指導陣は…!?

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どんなスポーツでも圧倒的な才能を見せつけてしまう天才小学生、綾瀬川次郎。
彼は才能に恵まれすぎているが故に、常に孤独でした。本気でやればやるだけ、その才能を見せつけられた周りの人間を挫折させてしまうのです。

そんな中、弱小の少年野球チームに入って初めて、「スポーツが楽しい」という感情を理解することができました。勝てなくても良い、皆で楽しめれば良いと思っていた綾瀬川でしたが、その圧倒的な運動の才を目の当たりにした大人たちによって、綾瀬川の運命は狂ってしまいます。

「本物の天才」という存在は、こんなにも周りの人間を狂わせてしまうものなのか……と恐ろしくなる作品です。光が眩しければ眩しいほど、影は暗くなる。そんな言葉を体現したかのように、綾瀬川に出会ってしまったことで純粋な子供たちが曇っていく姿も苦しいです。そしてなにより、ただ皆で楽しみたいだけなのに、自分の才能のせいでそれが叶わない綾瀬川の人生が切なくて仕方がありません。

「天才」とは何なのか、「仲間」とは一体何なのかを考えさせられる作品です。あなたも一緒に、綾瀬川の才能に魅せられてみませんか?

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ck

ネタバレ 購入済み

椿が大人

綾が監督と話す場面が丁寧に描かれている。きっとこの先綾が野球を続ける上での精神的な核となるんだと思わされる。
雛にとっては、綾が背番号1番なんて要らないって言ったことは、円のためにも許せなくて。
でも、綾に「雛なら取れると思ったから」って言われて心が震えて。
綾の背景を知っていると、「雛、許してあげて~」と思ってしまうけれど、雛の野球や円に対する真剣で熱い気持ちが胸に刺さる。
読み直せば読み直すほど、胸に刺さる作品です。

#切ない #深い

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2024年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

みんなまだ小学生っていうのもわかるけど、やっぱり日本代表に選ばれる時点で苦難乗り越えた子達の集まりだし、その辺の落ち着きとガキっぽさが丁度良い!

0
2024年01月31日

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