あらすじ
「オレが守ったんは円のプライドや」 やっと見つけた居場所、バンビーズを退団することになった綾瀬川次郎。自分の居場所を求め、かすかな望みを胸に抱きU12日本代表合宿に参加をする。しかし、選考会の時に仲良くなった雛桃吾と衝突をしてしまい…!?
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どんなスポーツでも圧倒的な才能を見せつけてしまう天才小学生、綾瀬川次郎。
彼は才能に恵まれすぎているが故に、常に孤独でした。本気でやればやるだけ、その才能を見せつけられた周りの人間を挫折させてしまうのです。
そんな中、弱小の少年野球チームに入って初めて、「スポーツが楽しい」という感情を理解することができました。勝てなくても良い、皆で楽しめれば良いと思っていた綾瀬川でしたが、その圧倒的な運動の才を目の当たりにした大人たちによって、綾瀬川の運命は狂ってしまいます。
「本物の天才」という存在は、こんなにも周りの人間を狂わせてしまうものなのか……と恐ろしくなる作品です。光が眩しければ眩しいほど、影は暗くなる。そんな言葉を体現したかのように、綾瀬川に出会ってしまったことで純粋な子供たちが曇っていく姿も苦しいです。そしてなにより、ただ皆で楽しみたいだけなのに、自分の才能のせいでそれが叶わない綾瀬川の人生が切なくて仕方がありません。
「天才」とは何なのか、「仲間」とは一体何なのかを考えさせられる作品です。あなたも一緒に、綾瀬川の才能に魅せられてみませんか?
感情タグBEST3
王道スポ根漫画かとおもったら…
円の精神出来すぎてる…これ小学生なのマジ?人生2周目とかじゃないとあんな声かけできなくないか?桃吾も円と出れてない上にあの綾瀬川やから悔しいよな…
でも一巻から綾瀬川の苦悩を見てる私たちは彼の側に立っていたい気持ちになるんよ…
3巻が今月10月19日に発売と知ったからここから先ももうすぐ見れるの嬉しい
綾は小学生
主人公は今まで、みんなと仲良くしたいだけと思いながら生きてきた小学生。
枚方ベアーズの試合のああとに「向こうのチームのお母さんがなにか言いに来たらどうしよう」というところでそう思う。
円が、ずっと綾が同じ学年にいる、という気持ちをふりきってチームに声かけをするところでぐっと来た。雛、泣くよね、そうだよね。
監督含めた大人たちが、子供のことを考えて真剣に話し合っているところもすごくいい。
椿が監督に「椿が誰かを特別にしちゃったら」のくだりもいい。
セリフが多いわけではないのに内容がぎゅっとこい。
匿名
日本代表編
「このマンガがすごい!2024」オトコ編の1位に輝き、話題沸騰の野球漫画です。
主人公は早くもリトルの日本代表で活躍し始める巻で、ここでも主人公の圧倒的な強さが見れます。
視点が増えた
チームメイトの視点、コーチや監督の視点もしっかり入ってきて、より深く描かれている。とても面白いです。野球詳しくないので、チームスポーツはこんな色々考えてるんだなと感心
ドキドキ…
強いチームに入ったから才能を遺憾無く発揮!という展開かと思いきや、そんなに甘くはなく……。
気まずい感じがリアルでよかったです。
うわあ~
今まで制御してた分の反動がグッとくるかと思ったらそうでもなくて、こういう年代の微妙な気持ちの変化の痛いところついてくるなあがめちゃくちゃうまい作品だなって。
今回もハラハラドキドキする場面が多かったけど
楽しく読めました〜!
綾瀬川はまだ負けを知らないから、仕方ないけど、少しずつコミュニケーションの取り方を覚えていけたらいいね!