あらすじ
\全世界で大共感の声50万部突破/
「親のために努力し続けて、しんどい――そんな自分に気づき、涙が止まりません」
「共感できることがありすぎて、すべてのページにマーカーを引きたい」
「未熟な親のもとで育ち、自分を大切にする方法を知らなかった私のために書かれた本」
「これほど人生が変わる本はなかった!」
見た目は大人だが、精神年齢は子どものままの親が子どもを苦しめる。
愛したいのに愛せない親を持つ人が「心の重荷」を降ろす方法
◆家庭環境は平凡です。だけど親が嫌いです
◆「本当にやりたいこと」が見つからない…
◆私は家族の落ちこぼれ?人生がむなしいです
◆恋愛が苦手。どうしていいかわかりません
こうした「生きづらさ」を抱える人は、
「自分がヘンなのではないか」と悩むことが多いでしょう。
でも、その原因が子ども時代にあるとしたら…?
あなたに呪いをかけ、いつまでもあなたを苦しめる
「見た目は大人、中身は子どもの親」の4タイプとは。
◆感情的な親……機嫌を損ねないかと周囲はビクビク
◆熱心すぎる親……子どもの気持ちを無視した「完璧主義」
◆受け身な親……見て見ぬふりで役に立たない
◆拒む親……冷たく無関心。なぜ子どもを持ったのか謎
「まわりの人たちは家族の愛やつながりを明るく語るのに、なぜ自分は孤独を感じるのか。
家族と仲よくしようとするだけで、傷ついたり無力感にさいなまれたりするのはなぜだろう。
親から受けたつらい思いや混乱から、どうやって子どもは立ちなおっていけばいいのだろうか。
本書ではその解決のヒントを提示する」
――著者 リンジー・C・ギブソン
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Posted by ブクログ
【なぜ】親から過去かけられた言葉、行動を自己分析の際に振り返った、なぜ親はそんな接し方だったかを分析したかった。
【ここだけ】未熟な親に育てられた人でも、自身の子供との接し方を良好に保つことはできる。これは勇気が出ることば。
【感想】自分の身の周りに起こったことと非常に近いことが書かれていた。私は子であり、親である。子供にとって荷物とならないような親で居続けるためにどうしたらいいか考え続けたい。
【メモ】
p68 秀でた共感力には想像力も求められる。それはメタライゼーションと称されるもので、人にはそれぞれ独自の心と思考プロセスがあると言うことを想像できる能力のことだ。
p78 泣いて不安や悲しみを発散する際、凄さも親に悪のやめさせられると、自然なリズムで最後まで泣くと言う経験をしたことがない子供になってしまう
p100 ミラーリング 思いやりのある親は、子供に対してに感情の何たるや他の人たちとの自然な関わり方を教えていくことができる
p111 内政は時間かけて、自分の思考や感情、行動分析して考える能力だ。今この瞬間だけに意識を向けている人は、十分な時間的概念が抜け落ちているための内省ができない。彼らは、人格がバラバラなままだ。極端に具体で言葉のままにしか考えられない傾向もある。
p190 上っ面しか支えてもらえない。これは注意したい。
p214 人が認めたがらない2つの感情。それは誰かのことを恋と思う感情と嫌いと言う感情
p219-220 これは大切。親の未熟さを受け入れることと、自分の良さに目を向けること。
p266以降
精神的に成熟した人は、どういう人か?
1現実的で信頼できる。
2現実にうまく抗わず、折り合いをつけている。
3感じることと考えることが同時にできる。
4ぶれないから信頼できる
5すべてを個人的な攻撃と受け取ったりしない
6思いやりを持ち、自分も相手も大切にする
7相手との境界線を尊重する
持ちつ持たれつの力
1融通がきいて、きちんと歩み寄れる
2気分にムラがない
3勉強されることを厭わない
4嘘をつかない
5謝り償いをする
反応力
1安心させてくれる共感力
2なぐさめるのも、なぐさめられるのも好き
3自分の行動を省みて、変えようとする
4声上げて笑い、陽気
5一緒にいると楽しい
Posted by ブクログ
人生を歩む上で親の存在は良くも悪くも大きく影響を与えてくる。
精神的に未熟な親の元に生まれてしまった場合、死ぬまでその足かせに苦しみ重い十字架を背負わなければならない。
そんな絶望的な現実の一助となるような本だった。
毒親の事情、背景やうまく付き合っていく方法について分かりやすく書かれている。
毒親もまたその親にまっとうでない扱いを受けていた場合が多いというのは何とも切ない。
毒親や親ガチャという言葉を聞いてもあまり納得できないのはおそらく自分は親に恵まれているからだと思う。
理不尽に叱られたり伝えたいことが伝わらなかったりして失望に似た感情を抱くことはあるが親だって人間だし過度に期待するのは間違っている。
ただ毒親にあたり只中で苦しいと客観視できなくなり親の呪縛に妄執してしまいがち。
親と子供、お互いが求めすぎず求められすぎずちょうどいいバランスで関係を築いていけるようになるための果てしない道のりが絶望的に広がっているのを感じた。
Posted by ブクログ
正直、自分にはあまり関係がない本だろうと思っていたが、読み進めるうちに自分が未熟な大人たちにされてきたこと、そこで思い込んできたことがあったのではないかと気付かされ、苦しくなった。けれど、もう自分の人生を歩んでもいいのではないかと背中を押してくれる本だった。読み終えることができて良かったと思う。
自分のヒーリング・ファンタジーと役割としての自己を書き出す作業で、自分の状況を客観視できた。症例がいくつも途中で出てくるので、自分と照らし合わせて考えることができた。どんなふうに実践したら良いかも書いてあるので参考になった。
周りの未熟な大人たちに精神的な成熟や繋がりを求めることはできない、しなくて良い。新しい世界を自分として生きて良い。というメッセージが心強かった。
親と特に問題がないと思っていても、どこか生きづらさを感じているのであれば、何かハッと気づくことやヒントになることがあるかもしれないので、ぜひ読んでみて欲しい。