【感想・ネタバレ】ふたり(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

お姉ちゃんは高校二年までしか生きなかった。でも、私が来年高校一年になり、二年になり、三年になったら、私はお姉ちゃんの歳を追い越してしまう。それでもお姉ちゃんは、ずっと私の中にいてくれる? 死んだはずの姉の声が、突然、頭の中に聞こえてきた時から、千津子と実加の奇妙な共同生活が始まった……。妹と17歳で時の止まった姉。絶対泣ける、二人の姉妹のほろ苦い青春ファンタジー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

だいぶ前に映画も見て本も読んだ記憶が‥

続編が出たとのことで、もう一度読んでみました。

テンポよく読めました。
お姉ちゃんが強すぎる。
お姉ちゃんに助けられ大人になっていく主人公。
弱いお母さん‥
裏切るお父さん‥

友人に恵まれてよかった。

続編、楽しみ。

映画ももう一度見たいなぁ。

1
2020年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小学生の時に読んだ好きな本

大好きなお姉ちゃんを亡くした妹みかの中に生き続けるお姉ちゃん。お母さんが弱いから、みかは無理して辛い気持ちを見せないように、心の中にはお姉ちゃんがいるってことをパワーに、お姉ちゃんと一緒に色んなことを乗り越えていく。家族の大切さも改めて感じられ、感動する本でした。

0
2022年04月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙が破れるまで何回も読みました。
最初はお姉ちゃんに頼りきりだった美加が色々な体験を通して強くなっていく。美加の色々な体験も色々ありすぎて凄く泣きました。泣きまくりです。

0
2022年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昔、新潮文庫の夏の100選に選ばれていて、読んだことがあったのですが、再読してみました。
いやー、好き。
赤川次郎先生のお話は全て文体が軽くて、とても読みやすいのですが、このお話は軽いだけでなくて、透明感のようなものが文章から感じられます。
十代の女の子の繊細さ、しかしどこか若さというパワーで笑いながら乗り越えていく困難。
姉を亡くし、そして姉と共存しながら共に生きていく二人の姉妹の物語のなんて美しく繊細なこと。
私は死んでしまった姉が妹の身体を通して好きだった男性の姿を見ている描写がどちゃくそ性癖でした。
姉がいなくなった時、妹が鏡を見てその自分の姿を姉だと思う姿なんて心が震えました。
そしてこの物語は妹が姉のために残した記録なのだなという終わり方も凄く好きです。
初めて読んだのはかなり前の事ですが、やはり良い作品は時代を超えるのだなぁと思いました。

1
2020年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

15年ぶりに再読。当時高校生だった時分には、主人公の実加の成長物語ととらえていたのだけれど、今読むとなんと厳しい人生を感じさせるのか。

目の前で姉が亡くなるのもショックなのに、不安定な母の分も気張る実加。
ただ、それを支えるのが姉の千鶴子の存在であり、自分が知らなかった姉の姿や姉の視点を持って実加は成長していきます。

だんだんと友達やボーイフレンドといることが増え、姉の存在が薄らいでいくことに不安を覚える実加。

この辺で姉との再度の別れを想起させられるんですが、この後の家庭崩壊の様子がたまらない…。
ホント、大人がしっかりしろよ!としか。
演劇も先生がもっとしっかりしてれば…と思うし、父親の会社の上司もさぁ…娘死んでるの絶対知ってるでしょ。その部下を左遷するかね。
不倫相手も実加が言う通りの行動だし。不幸になれ!

小説って本当に読む側の視点で変わりますね…。

名作であることには変わりありませんが、どうしてもラストの淡白さに、もっと救いを!となります。

クラブも辞めないくらいだし、実加はきっと強かに生きていくと思いますけどね。
大人の情けなさが身に染みていたたまれなくなりますわ。そして、若者たちがんばれ!てなる。

完全に小説のテーマから離れてますね。
でもそんなことを思いました。

1
2018年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初つまんないかと思ったら終盤であらあらあらあらとなって一気に読み終わった
お姉ちゃんが実加の中からいなくなった瞬間あまりにスッと話が終わるから元々続編作るつもりだったのかな?
何年越しの続編なんだろう…この間赤川次郎さんの中に実加と千津子がい続けたって考えるとそれもすごいロマンチックだなあ
それが文字となって外に出ていく時、実加と千津子はどんな風に新しく目の前に現れるんだろう
どんな風に語りかけてくるんだろう
作家ってロマンチックだなあ
大島弓子さんの絵がすごくよいね

0
2022年05月18日

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