あらすじ
ピラミッド型の会社組織にしない、自社独自の製品を作る、エキスパートを陽のあたる場所に出す、一企業の枠を超えて社会的責任を負う――戦後の混乱の中、天才技術者本田宗一郎とコンビを組み、経営を一手に引き受けて本田技研を世界的な企業にまで育て上げながらも、裏方に徹して表に出ることのなかった藤沢武夫が、自らの半生を振り返って書き記した経営理念。長引く不況、企業の不祥事が相次ぐ今だからこそ、経営とは何かを見つめなおすビジネスマン必読の書!
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Posted by ブクログ
“世界のホンダ”の創業者である本田宗一郎さんについては、その人柄とともに天才技術者として良く知られているところだが、創業時から経営を担当し世界企業に成長させた藤沢さんについての情報はあまりない。この本は藤沢さんによる貴重な記録。
「本業以外に手を出すな」、「万物流転の法則」、「たいまつは自分で持て」など、現代の経営にもその哲学は色あせない。
「ここらでいいということにするか」
「そうしましょう」
すると、本田はいいました。
「幸せだったな」
「ほんとうに幸福でした。心からお礼をいいます」
「おれも礼をいうよ、良い人生だったな」(p227)
25年間苦楽をともにして育てたホンダを離れる際の会話が感動的だった。
あ、カブ号、買おうかな。
Posted by ブクログ
本田宗一郎とホンダ草創期の経営を支え、副社長、最高顧問を歴任した藤沢武夫氏の自伝(とはいっても自分で書いたわけではなく、文春がまとめたようです)。もともと経営のプロというわけではなくいものの、危機に際してもブレのない経営理念には感服です。