【感想・ネタバレ】もう、きみには頼まない 石坂泰三の世界のレビュー

あらすじ

無事是貴人――何事も無いのが最上の人生。この言葉を信条としながらも、頼まれたらどんな難事も引き受け取り組んだ実業家・石坂泰三。第一生命を日本有数の保険会社にし、労働争議で危機を迎えた戦後の東芝を立て直し、経団連会長として日本経済の復興を任され、国家事業となった大阪万国博覧会を成功に導く。まるで流れのままに身をゆだねるような人生を歩みながら、一方で、どんな権力者にもおもねらず、あくまで自由競争を旨としたその経営哲学を、城山三郎が描く。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 石坂泰三の特に逓信省から退官した後の人生を描いた本。戦後、社会・政治・企業どれもが発展途上だった時代に自分の信念を貫き通し、社会にインパクトを与えた人物であったことが伺える。
 読むまで彼の名前を聞いたことがある程度だったが、実際どのような人物だったのかは知らなかった。また、「経営者」という存在に具体的な印象がなかった。
 しかし、読んでいる中で彼が組織のトップとして仕事をする中でどういった考えをし、どのような行動を起こしたかを学び、リーダーとしてあるべき像を垣間見ることができたと感じる。
 また、彼の妻や次男への愛情が後半では特に描かれていたが、経営者として見る彼と、家族の一員として見る彼を同時に読み進めたことによって、より一人の人間としての石坂泰三を知ることができた。自分はまだ家庭を持っていない身だが、有限な時間をどう使うか、考えていきたい。

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2026年09月10日

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