あらすじ
常に忙しく、ストレスに耐え続けることが勲章であり、
それでしか自分の価値や有能さを証明できない。
定時に帰ったり、休暇を取ったりしたら、
毎日残業をしている人よりも劣っている。
現代では、そんな考え方が常識になっている。
しかし、長時間労働したからといって、労働の質が上がるわけではない。
大切なのは量や忙しさではなく、質だ。
僕たちは、時計仕掛けの疲れ知らずのロボットではない。
いくらそんなふうにふるまっても、
日々の忙しさから自由になる時間がなければ続かない。
人間の素晴らしい経験のためには、休息、内省、回復のための時間、
つまり重圧や期待から心と体を解き放つための
「タイムオフ(休息)」の時間が必要だ。
本書では、世界の賢人35人(発明家、革命家、ノーベル賞受賞者、思想家、億万長者、
アーティスト、ギリシャの神々、そして〝普通〟の人たち)の、休息術を紹介する。
「休息のマイクロステップをつくる」
――アリアナ・ハフィントン(「ハフポスト」創業者)
「たったひとりで旅にでる」
――エド・“ウディ”・アレン(音楽プロデューサー)
「“見逃す”勇気を持つ」
――ヘルマン・ヘッセ(詩人・小説家)
「週に1日、デバイスの電源を切る」
――ティファニー・シュライン(映画監督)
「精神の“輪作”を行う」
――セーレン・キルケゴール(哲学者)
「カレンダーの中身を片付ける」
――近藤麻理恵(片付けコンサルタント) ……など
ほかにも、
「数学と科学の世界を変えた発見を、旅行中に思いついた数学者」
「会社を1年休業したにもかかわらず成功したデザイナー」
「1日5時間労働で年商1000万ドルを超えた経営者」
など、さまざまな賢人たちの休息術を紹介する。
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Posted by ブクログ
◎やってみたい事リスト
「1日5時間で仕事を切り上げる」ルールにする
→隙間で無意識になる休憩時間を設ける
一人旅を企画する
→プランニングはほとんどしない
→音楽や読書、散歩でデトックスする
→ふと感じた事をノートにメモする
行き詰まった時は、時間をかけて散歩する
→インスピレーションをメモする
→全力疾走やワークアウトも効果的、事前に考えておきたいことを決めると「オートパイロット」になる
複数の夢を持つと、全てがつながる
→一つが前進すると他も前進する
小説家のように、一人きりの時間を作る
直感で良いと言えない誘いにはノーと言う
いつ、どこで、何をしたら子供のように夢中になれたのか?考えるのではなく感じられたのか?
→それはなぜ出来たのか?も含めて
→「今」に集中するための遊びを思い出そう
家族や友達と一緒に料理を作ろう
サイレントリトリートをする
→音楽だけに集中する
Posted by ブクログ
当たり前の事について広く浅く書かれた本だなと言う印象だった。
ほぼ「最近流行り書籍の紹介」と「著名人の発言の引用」。
現代人は働き過ぎ。
→「タイムオフ(戦略的休息)」を取るべき
タイムオフとは
①睡眠
→良質で十分(8時間以上)な睡眠をとる
→睡眠によって脳が整理され、新たなアイデアが生まれる
②運動
→何もしないこと=休息ではない
→身体だけでなく精神(脳機能)にも良い
③ひとりになる
→スマホやSNSによる過干渉の問題
→意識的にひとりになる
④内省する
→自分と向き合う時間を作る
→これからの時代単純作業はAIやロボに置き換わる
→クリエイティブな仕事にシフトする
→そのためには自分の好きなことをやる
⑤遊ぶ
→子どものような広く自由な発想が大事
→子供はランタン、大人はレーザー
→できない理由探しはやめる
⑥旅をする
→旅でも「有名な観光地を如何に効率よく回るか」に終始していないか
→自由に旅する
⑦繋がりを断つ
→デジタルデバイスから離れる
→ビッグテックのテクノロジーは「人の気を散らす」為に設計されている