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常に忙しく、ストレスに耐え続けることが勲章であり、
それでしか自分の価値や有能さを証明できない。
定時に帰ったり、休暇を取ったりしたら、
毎日残業をしている人よりも劣っている。
現代では、そんな考え方が常識になっている。
しかし、長時間労働したからといって、労働の質が上がるわけではない。
大切なのは量や忙しさではなく、質だ。
僕たちは、時計仕掛けの疲れ知らずのロボットではない。
いくらそんなふうにふるまっても、
日々の忙しさから自由になる時間がなければ続かない。
人間の素晴らしい経験のためには、休息、内省、回復のための時間、
つまり重圧や期待から心と体を解き放つための
「タイムオフ(休息)」の時間が必要だ。
本書では、世界の賢人35人(発明家、革命家、ノーベル賞受賞者、思想家、億万長者、
アーティスト、ギリシャの神々、そして〝普通〟の人たち)の、休息術を紹介する。
「休息のマイクロステップをつくる」
――アリアナ・ハフィントン(「ハフポスト」創業者)
「たったひとりで旅にでる」
――エド・“ウディ”・アレン(音楽プロデューサー)
「“見逃す”勇気を持つ」
――ヘルマン・ヘッセ(詩人・小説家)
「週に1日、デバイスの電源を切る」
――ティファニー・シュライン(映画監督)
「精神の“輪作”を行う」
――セーレン・キルケゴール(哲学者)
「カレンダーの中身を片付ける」
――近藤麻理恵(片付けコンサルタント) ……など
ほかにも、
「数学と科学の世界を変えた発見を、旅行中に思いついた数学者」
「会社を1年休業したにもかかわらず成功したデザイナー」
「1日5時間労働で年商1000万ドルを超えた経営者」
など、さまざまな賢人たちの休息術を紹介する。
Posted by ブクログ 2023年12月26日
2023 12月読破
忙しくて辛くなる前に読んで欲しい本
この本の内容は受け取り方がとても難しい本だと思った。
学生の頃などに読んでいたらこの本の根拠を元にダラダラする事に言い訳ができてしまい、仕事に力は入れられなくなってしまう危険性があると思った。
この本を読んで「休む」という考え方が変わり、...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月10日
生産性の向上や人間にしか出来ない創造性豊かなアウトプットをするために必ず必要となる休息の重要性を説いた本。日本に根付いている忙しい、仕事をする時間が多いほど出来ると言う間違った認識を覆してくれる。自分も既にタイムオフの重要性を取り入れており、短時間でも密度の濃い成果を出せていると主観ではあるが実感し...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月30日
▼memo------------------------------------------------------------
▼余暇
・アリストテレス:余暇は不可欠なだけでなく、すべての人が望むべき高みなのだそうだ。仕事は必要で、余暇は高尚(ノーブル)なのだ。「全ての構想道の基本は余暇である...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月23日
余暇としての学問(スコラ)
何かを求めるものではなく、学ぶプロセス自体に価値を認める。
●アリストテレス
彼(アリストテレス)の思考の大半は、純粋な思索、つまり「ただそうするためにしただけの活動であって、思索すること以外にはなにも得られない」ことであった。
それは「知りたい欲求にただ身を任せ...続きを読む
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