【感想・ネタバレ】セカンドウィンド 1のレビュー

あらすじ

傑作青春スポーツ小説が改訂新装版で登場!

スポーツ青春小説の第一人者・川西蘭が満を持して放った長編自転車小説の傑作が、改訂新装版で登場!
競売で手に入れた元郵便配達用の自転車をこよなく愛する鳴滝村の中学生・溝口洋。春休みの一日、雲見峠でロードバイクの集団に出会い、その速さに圧倒された瞬間から、洋の青春のギヤは回り始めた。
初めての自転車レースに出場し、名門・南雲デンキ自転車部ジュニアクラブの練習に通い始めた洋。そこで自転車に青春をかける仲間たちとの出会い、反目、初めての熾烈な競争、そして別れを経験する。
夏休み、気ままな自転車乗りに戻った洋は、清姫峠で天才的なヒルクライマー・田村岳と出会った。岳の父の経営する自転車店でバイトしつつ、いつしか友情と自転車への思いを深めていく。そして夏の終わり、洋は岳とともに伝説の激坂「メデューサの一瞥」「天狗の蹴落とし」に挑戦する。
自転車のように、時に加速し減速し、壁にぶつかり、でも着実に前進していく少年たち。峠の先に待つ未来を夢見る少年たちの輝くような一瞬一瞬を描いたこの作品は、スポーツ小説の枠を遠く超えて、読む者の心をとらえて離さない。溝口洋の青春の第一章、今スタート!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

山間の鳴滝村で元郵便配達用だった自転車を乗り回していた中学三年生の溝口洋がロードバイクにめぐりあい自転車ロードレースにとりくんでいくというストーリー。
自転車で走っている描写が秀逸で、自転車乗りには読んでいて楽しい内容だった。
洋の亡くなった父親が自転車競技をやっていたような描写が次巻以降どう明かされるのか楽しみ。

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2016年04月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もうやめようか、だめだ、と思う主人公に共感しました。今まで読んだスポーツもののなかで、走るうえでの苦悩が身近に感じられた小説だったと思う。自転車を続けるため、大会に出ることを祖父に許してもらうシーンが心にくる。好きなものを続けていくために、自分の思いを貫こうとする姿は見習わなければならないと思う。
続きが読みたい!

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2015年02月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ロードレース物。
子供の頃から自転車好きな主人公が実業団のジュニアチームにスカウトされチームに入る。
1巻では大きく分けて2章に分かれており、1章ではジュニアチームに入り、仲間たちと切磋琢磨しつつ楽しんでいるが、最終的にはやめることになる。辞める理由というのが、正直よく分からない。実家から遠いため通うのが大変ということだが、スカウトまでされるのだから何でもやりようがあるかと。。
2章では、チームを辞めた後に自転車屋の息子と仲良くなり一緒に山登りに挑戦するストーリー。あれっ自転車嫌になって辞めたんじゃなかったのってくらいすんなりまたふっかつしている。
全体的にはロードレースの学生物としてはすいすいと読ませてくれており、結構好き。

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2016年11月02日

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