【感想・ネタバレ】官僚に学ぶ仕事術 最小のインプットで最良のアウトプットを実現する霞が関流テクニックのレビュー

あらすじ

みなさんは官僚というと、どのようなイメージが思い浮かぶでしょうか。

「何か悪いことをしていそう」「自分たちのことばかり考えていて、日本のことを考えていない」というネガティブな印象から、「国のために身を捧げてがんばっている」「死ぬほど残業の多い過酷な労働環境でよくやってるなぁ」というポジティブな印象まで、そのイメージは十人十色だと思います。

しかし、官僚の頭脳が優れていることは、多くの人が認知していることではないでしょうか。

本書では、中央省庁の現役キャリア官僚が、霞が関で培ってきた仕事術について紹介しています。
日本最高峰の頭脳集団が実践する、最小のインプットで最良のアウトプットを生み出すテクニックをあなたもぜひご覧ください。

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Posted by ブクログ

元内閣府官僚(本書執筆当時は現役)の仕事術。
官僚の仕事・人脈・コミュニケーション・読書・英語・プライベートなどなど。
フォトリーディング・速読については個人的にあまり手が伸びないので、これを読んでも懐疑的だったけど、それ以外はこれからのイメージとして結構参考になった。仕事を進める順番とか、リマインダーの活用、上司との付き合い方とか。社会人なら結構やってるんだろうけど。
自己啓発本って効果が怪しかったり胡散臭かったりして敬遠してたんだけど、こう論理的に自己啓発のメリットを説明されると、ちょっと手を出してみようかな、という気になる。さすがに「1分間読書法」的なのとかは敷居が高いけど、読めそうなのから他も読んでみよう。
能力を身につけるための努力を惜しまず、そこで得た高い能力を以って、機会があれば物怖じせずにすかさず飛び込んでいける、そんな思い切りの良さとか、そうやっていろいろできる人だから成功できてるんだろうな。
霞ヶ関の公務員の仕事内容や働きぶりが垣間見えたのも興味深い点だった。

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2016年02月15日

Posted by ブクログ

英語の章を除き一日であっという間に読破した。
官僚の仕事術、読書術、社交術全て目からウロコだった。
仕事術は、ここに書いてることを心がけて職場で実践しよう。
読書術は、まずはフォトリーディングが改めて重要だと感じた。
社交術は、身近な人間関係を大切にすることから。
それから、日本人として自信を持つことの重要性も再認識させられる本だった。
さぁ頑張ろう。

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2016年01月31日

Posted by ブクログ

1.「頭を使って、他人と共同作業が必要な仕事」を午前中にやってしまう。次に「頭を使わず、他人との共同作業が必要な仕事」、「頭を使って、自己完結できる仕事」、さいごに「頭を使わず、自己完結できる仕事」。
2.現代のホワイトカラーの仕事に求められるのは、質より量、特にスピード。アウトプットを意識して、必要最低限を!
3.忙しいポジションに就いても、余裕を失わない人が、さらに重要なポジションに就いていく。
4.省内リソースを把握する:ヒト(幹部の名前、どの案件でどの幹部まで話を入れておく必要があるか、同僚の情報)、カネ(予算獲得の方法、プロセス、財務省主計局の落としどころ、予算執行の裁量が許される範囲、予算が足りないときの対処法)、モノ(法律、政令、省令を読めること、どの事柄が法令、政令、省令のどこに規定されるか、政策立案はどのレベルを改正するべきか、しないべきか、国会答弁、質問取りの手法、ポイント)
5.自分から情報発信する(イベント周知など)。なぜなら、感謝されるし、他の情報も集まる。
6.欧米社会では、質問内容より、スピードとタイミングが大事なことが多い。すなわち、英語の問題より、問題意識の問題。
7.仕事の判断基準は「必要か否か」。プライベートは「好きか嫌いか」。
8.効率よく仕事をこなしてこそ、プライベートに十分時間を割くことができ、プライベートの充実が、仕事面でも質の高いアウトプットを生み出す。

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2014年05月11日

Posted by ブクログ

官僚がエリートと言われる所以や、問題視されている昨今、官僚の実態を知りつつ、日本のトップといっても過言ではない人達の仕事術を知りたいと思い購入に至った。

論理的かつ人情的で頭に入りやすく、楽しく読むことができた本であった。
経験談を踏まえた主観的記述は、理解が容易であり、説得力にも長けている記述である。また、自身・官僚・日本を客観視できる視野も持っているため、それぞれの長短を把握していることが人間としての質の高さを表している。

初めての著作らしいが、初めからこれだけの書籍が出せることだけでも能力が高いことがわかる。これからも読んでいきたい。

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2013年02月01日

Posted by ブクログ

主旨:霞が関の仕事をこなす中で培った仕事術の紹介です。質の高い仕事をこなすために必要と思われる人脈術、読書術、営業術を合わせて紹介とあります。

限られた時間の中で、インプットと、最大のアウトプットをするための試行錯誤が紹介されていると感じました。

気になったことは以下です。

・国会答弁 政治家に説明するための時間は、3分。1枚紙と呼ばれる要点を簡潔に記載した1ペーパーを用意している。
・締め切り時刻が過ぎると、意見がないとみなされる。つまり、アウトプットゼロになってしまう。
・やるべき仕事リストを作ったら、自分で完結する仕事か、他人が絡む仕事かを確認して、他人が絡む仕事を優先的に処理をする
・午前中はできるだけ頭のつかって考える仕事をする(この人が朝タイプなので)
・上司や幹部、関係者のコンセンサスを得ていく過程で選定理由について自分が説明責任を負う
・資料は、可能な限り文字量を抑え、一目みてわかりやすい資料をつくる。残りは添付するが、それも最小限に情報を押さえる。
・官僚の基本は、文書作成、答弁資料だけでなく、原稿、省内配布資料、報告書。大臣が良く使う、大臣ワードを混ぜておく
・まずもとめられるのは、量、次に質、仕事の質は失敗なく処理できる程度
・大量の仕事は、まず時間内に処理することしかも、できるだけ早く。
・ポストは、早ければ半年、多くても2年で異動していく。
・出世する人の特徴、忙しい人。それは、できるから。人より処理能力が高いから、多くの仕事、重要な仕事を任せてもらえるから。
・たとえ、どんなにいそがしくても、できる人は、余裕を失わない。
・上にいけばいくほど、専門的な人とのやり取りが多くなるから、インプットが欠かせない。たくさんの本を厳選しながら読んで予習をしておく。読書家でないと務まらない。
・まず、マストな内部人脈をきっちりかためる。そして、仕事の幅を広げるために、ベターな外部人脈をつくっていく。
・元上司、元部下には、異動しても気軽に連絡をとりあうようにする。何気ない情報が相手にとって有用な場合も。
・人を良く観察し、分析しておく。冗談が言える仲に。上司の性格を把握しておく。論破しない、説得しない。関係を有効に保つこと。
・霞が関は、浪花節。挨拶回りや、近況報告も。
・普段はメールでも、急ぎや重要であれば、メモや、電話やFAXもうまく使う。
・話や本の内容で感動したら、相手に会おう。
・速読 スキミング
・新聞はよまない。速報性にかけるので。
・一次的なフロー情報よりも、深いストック情報。書籍を読む時間を確保する
・自分の中に、情報を取捨選択できるモノサシをもつ。アンテナをもつ。

目次

はじめに

第1章 霞が関で求められる仕事術
第2章 キャリア官僚の人脈術&コミュニケーション術
第3章 トップ1%になる官僚の読書術
第4章 世界の現場で通用する英語術
第5章 仕事に充実させる官僚のプライベートライフ
第6章 本当に豊かな人生を送るために

おわりに

参考文献

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2022年11月22日

Posted by ブクログ

朝は頭を使う仕事をする

インプットにはまりすぎないよう気を付ける

情報を取捨選択する上での基準を持つ

フロー情報は良質なストック情報に触れることでより深く理解することが出来る

プレゼンテーションは予習あるのみ

英語はリスニングから。
目標を設定して、弱点をTOEICで

家計簿をつけよう

ブーメラン効果

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2017年08月20日

Posted by ブクログ

関連本を読んだので続けて、久しぶりに読み直しました。
先に読んだ元厚生労働省官僚の方の話と通じる部分(説明能力が重要、知識が重要)もあり、留学経験者なので英語学習関連の話もあり。

ただ、一番頭にガツンときたのは、人脈を広げる情報発信術。自分がつかんだ情報をこまめに同僚や元上司、後輩に提供することで、感謝してもらえるし情報も集まってくる。メールなら、メモ帳にアドレス一覧を貼り付けておき、BCCで一斉送信するば、1人に送るのも100人に送るのも手間はそれほど変わらない。なるほどそうだ。

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2015年08月08日

Posted by ブクログ

仕事術全体は新しい発想というよりは何となくやっていたことの裏づけに役立った。何となくと論理的の差は大きい。また、企画集め。「実現したらめちゃくちゃやばいんじゃない?というよりすごく面白くね?と思われる企画をご提案ください。」「できるだけ自由に妄想的に」はぐっときた。

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2013年03月17日

Posted by ブクログ

平易な書きぶりでわかりやすく面白かった。キャリア官僚も今のおれの仕事も本質的にはあんま変わらんなってところで、考え方で参考になることが多かった。例えば官僚一年生の地味な仕事も情報のことや業務を理解するのに必要だってこととか、他人が関わってくることや頭を使うことを午前みたいな仕事の優先順位の付け方、忙しい人ほど余裕があるとか、上司の性格を知ることとか、読者や家計簿だとか、一見よく聞く当たり前の話だけど、実践していきたいね。

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2013年02月20日

Posted by ブクログ

この本をチョイスした理由は 
私のフォトリーディングの先生「山口佐貴子さん」と縁がある人だからです。

官僚の仕事に興味があって読んだわけではありませんが
実に興味深いです。
銀行員として 何となく残業していた頃に
読みたかったなあ

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2012年11月17日

Posted by ブクログ

30代半ばの現役官僚である筆者が、官僚としての経験、留学先での経験などを通して、効率的な仕事術・読書術から「豊かな人生」まで述べている。仕事術は特に目新しいものではないが、全体には「豊かな人生」に向けて、の観点でよくまとまっていると思う。

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2012年10月08日

Posted by ブクログ

筆者がキャリア官僚として、国会対応や政治家への説明など、深夜や時には明け方にまで及ぶような長時間労働を強いられる中で、仕事を早くこなし、自身の自由となる時間や、健康を確保するため、身に付けてきた仕事術などについて語られている。
ひとつひとつの話がわかりやすくて、言われてみればなるほどと思わせられるような話が多く、そこに筆者の頭の良さが感じ取れる。
本書で語られている仕事術は、民間の仕事にも活かせる部分が多いのではないだろうか。また、直接的な仕事術以外にも、官僚の仕事の内容や実情、留学当時の話、勉強法やプライベートに関する話なども含まれており、飽きさせない。

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2012年08月10日

Posted by ブクログ

仕事術という視線で見ると民間と大きな差はないなという印象。
むしろ、国会対策の法案作りというプロセスに多くの官僚さんの労力が費やされているムダの垂れ流し現状、入庁数年の人が(法制局のチェックを受けているとはいえ)国民全員が影響を受ける法案作成の責任を負っているという現実にショックを覚えた。

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2014年11月09日

Posted by ブクログ

公共関連のプロジェクトに関わっていることから、官僚がどのような仕事をしているか興味を持ち、本書を手に取った。
仕事術は、民間も中央省庁も本質は同じだが、利益を追求する民間と、手続きを重視する官僚の仕事の中身の違いと量の多さは、本書を読んで改めて痛感した。仕事量が多くても確実な業務遂行が求められる官僚の仕事に対するマインドを学べた。
文体は、非常に読みやすく、また前向きなテイストで書かれていて、気持ちよくあっという間に読み進めることができた。
書いてあることは、巷の仕事術の本と大差はなく、人により合う合わないはありそう。
官僚の仕事レベルを意識して、今関わっているプロジェクトを成功に導きたい。

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2025年02月24日

Posted by ブクログ

若手公務員向けの本ですね。

民間と霞ヶ関の両方を経験した私の視点で見ると、霞ヶ関の仕事は、超短期知識詰め込み、定型的なアウトプットが特徴。話し方も書類も手続きも交渉も配慮も、霞ヶ関and永田町のお作法があり、それに沿う必要がある。

霞ヶ関のできる人は、そのお作法に沿って、猛スピードで動ける人。彼らはそれこそ東大受験の勢いで、突発的に飛んで来るものを、驚くべきスピードで捌く。

そんな中で生き延びたい人はこの本を読むとよいだろう。

民間企業はもっと柔軟でクリエイティブ。最後は利益を出せればよく、その過程はかなりショートカットしたり、自分の色を出したり、新しいことを試したりできる。こちら側の人は 安宅さんの「イシューから始めよ」とかを読む方がずっと役に立つだろう。

それから、うーん。。。内容が鼻持ちならないですね。霞ヶ関にはこういう人がいる。本人は誠実に話をしているつもりであり自慢する気は全くないけど、東大京大であることが普通の世界なので、経験値や偏差値が普通レベルの一般人が抱く嫉妬や劣等感に対する配慮がない。

民間の清濁への経験値が低いので、歳のわりに勝間和代系なのもちょっとイタイ感じが、、

結果として、書かれたものが、読者の(私の?)共感を得ない浅い成功術、成功談、自慢話ばかりに見え、おもしろくはない。

すごそうに見える自分だが、実はこんなにバカだ、とか、こんな大失敗をした、とかいう話があればおもしろかったのにな。

でも、ま、学ぶところはあります。

・上司と友達になる

・全てを知ることはできない。全ての資料を読むこともできない。アウトプットに必要なものを勉強する。

以上

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2021年04月28日

Posted by ブクログ

キャリア官僚が、自分の経験を綴ってその学びをまとめた本。所々に意識高い感じが出ていた。
参考になる部分はあったが、一般的なことの羅列の気がした。

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2020年06月18日

Posted by ブクログ

珍しい現役官僚の本。
意識高い系の本だが、自己啓発的な内容について、書いてあることは凡庸。
むしろ現役官僚がどのような仕事をし、生活を送っているか…というのを知るための本。

「人と会う前に十分に予習をすることについては、霞が関の公務員はよく鍛えられている。なぜなら、永田町の国会議員会館に呼び出されることが多いから。」
などというのは、なるほどな、と思った。

法案作成については、
「法案作成の作業というのは、条文の一語一語を丹念に詰めていく作業。そして、その一語一語について、内閣法制局という、政府提案の法案すべてを担当する役所から深夜に及ぶ審査を毎晩頂いた上で、書き上げていきます。法案を書き上げ、何百問者もの質問を各省協議と言われる折衝の中でこなして、閣議決定まで持っていくのが第一の山場。さらに、国会の衆議院、参議院の各委員会の質疑をこなすのが第二の山場。」
という。何百問もの質問というのはすごいな。このような各省協議を経て、ようやく国会。だが国会は国会で当然、議員からの質問があり、それに深夜残業で答弁案を作らなければならない。。

あと、参考になったのは(自己啓発的だけど)新聞やTVはフロー情報で、書籍はストック情報ということ。物事の背景や(背景を踏まえた)将来の予測などにはストック情報が必須であり、フロー情報を見ているだけではダメだ、ということ。

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2019年03月30日

Posted by ブクログ

日本でも断トツに忙がしいであろう霞が関の現役完了が書いた仕事術。仕事の切り分けかた、読書術、英語勉強法など参考になる。忙がしい人はできる人で、より多くの仕事や重要な仕事を任されるからさらに忙がしくなるわけで、テクニックも大事だが、忙がしいことに前向きに余裕を持って取り組む姿勢が重要なのだと思った。

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2018年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エリート官僚の仕事術について書かれた本。新書サイズで読みやすく、内容も専門的なことなどはないため、大変読みやすい。

個人的に参考になると思った部分をいかにメモ。
官僚の当初大事な仕事は「必要な情報の判別」「自分だけで解決できるか否かの判断」「タスクをいかにさばくか」「省内のキーマンについて知っておくこと」「コミュニケーションの方法(メール、対面、電話など)」
人脈づくりのポイントは「相手をよく知る」「仕事以外のコミュニケーションが大事」「論破しない」
読書は最も費用対効果の高い投資1500円程度で他人のスキルを得ることができる
英語の勉強はリスニングを中心とした慣れ
テレビは時間の無駄だから見ない
プライベートを充実させることが大切

いわゆるエリートの生活を知るのにいい。
勝間和代などにアレルギーはあるけれど、レベルの高い社会人の普段の生活などを知りたい方にはお勧め。

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2017年09月09日

Posted by ブクログ

さぞかし役に立つことだろうと思ったらそこまででもなかった、ある種当然のことが書き連ねられていた、というのが正直な感想。
しかしそれは共通素地があるかもしれない。


(以下まとめ)
官僚の忙しい生活の中で、官僚的業務(国会対応、予算作成など)に追われている毎日。
しかし筆者は留学経験(論文、研究テーマが行政に携わるもののWLバランス的なものだったらしい)を通じて、そこから一歩踏み出して世界を広げる、政策立案をする官僚として必要な見識を身につけるための時間の過ごし方を意識する。
その中で実践していること、根底にある意識について触れられているのがこの本。

まずは「余裕」をもつこと。そのための方法論は記されていないが、逆算して最初にスケジューリングを頭に入れておくことが大事。忙しい中で余裕を持って作業することが「できる」評価につながっていき、そのため大事な仕事をより多く任される。
そのためさらに忙しさを捌くノウハウが身につき、結果として仕事が集中するが捌く。そして…というサイクル。
「忙しさのキャパを増やす努力」が必要になる。

そして「人間関係」、特に役職が上がると政治家との付き合いが政策立案を順調に進める上で必要になるため、パイプをつくっておくこと。コネと言われればそこまでだが、顔の割れた中だと仕事をしやすいのは確か。
また上司との関係でも論破しない、冗談を言い合う仲になるなど、人間関係の構築上大事な要素を示唆している。

後半部は英語の勉強方法、読書に際してのフォトリーディング術、WLバランスの考え方、自国に自信を持つことなどが書かれている。それぞれの内容に触れたくばそれぞれ専門に書かれたものを読んだ方がよいと思うが、実践例を見る意味ではいいのかもしれない。

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2013年05月07日

Posted by ブクログ

「一見遊びに見えるようなことに時間を費やしたり、リラックスして人生を楽しむ姿勢が、結果的に質の高いアウトプットにつながる」
「ホワイトカラーに求められるのはスピード」
という2点が印象に残りました。
自身の経験を基にはしていますが、どんなビジネスマンにも参考に出来る箇所がある本だと思います。

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2013年02月10日

Posted by ブクログ

緩んだ気持ちが、きゅっ!と引き締まりました。

仕事術の部分はもちろんのこと、
「何のために仕事を効率的に進めるのか」
という部分に利他の心を感じました。

世の中のために、自分の持てる力を尽くすにはどうしたらいいのかを深く考えさせられる一冊でした。

おし!がんばろ!

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2013年01月14日

Posted by ブクログ

現役官僚による『仕事術』を記した一冊……のはずだが、仕事術というより単なるライフハックという感じ(ライフハックの中に仕事術は含まれるけど)。

官僚(官公庁)の実態、そして単純に海外留学経験者の本としては面白かった。

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2012年11月12日

Posted by ブクログ

官僚になろうとする学生や官僚新人向けの処世術。
でもうまく仕事をやってるとなら大抵はやってるんじゃないかなと。
でも官僚はこれをみんながみんな実践できているのか。

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2012年09月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読後備忘録

霞が関で最優先の仕事 法案作成、国会答弁作成

法案は各省折衝と交渉力が必要

一定の期限までに閣議決定を経て、
国会に法案を提出しなければ成立しなくなるので、必死になる

他の法律や前例などを根拠に少しでも有利な材料を
提示することにより論理的に説得できる方向を目指す

法案作りのプロセス
1.特定の課題について対策を審議してまとめる 12月まで
2.法案の骨子を固める 12月
3.法案を条文ベースで作成する 1~2月
4.法案について内閣法制局の了解を得る 2月
5.法案の中身について各省協議を行う 2月
6.法案を政府が閣議決定して国会に提出 3月
7.国会において衆議院、参議院の各委員会で審議 6月
8.国会本会議で可決成立 7月

政治家への説明のために与えられる時間は3分程度
担当する政策案件の背景、問題点、
打出そうとする政策の内容を簡潔に説明
1枚にまとめる →1枚紙

インプットというのはやり始めると際限ないので、
ハマりすぎないように気を付ける必要がある
特に担当分野の知識を多く身につけることは
仕事をしたような気になりますが、実際には
その知識をアプトプットできなければ社会に貢献する
という本当の意味で仕事になっておらず、
自己満足に終わってしまうため注意すべき

アウトプットを意識しながら厳選して頭に
刻み込んでいったほうが効率的

仕事の分類軸
縦軸 他人との共同作業、自己完結作業
横軸 頭を使って考える仕事、頭をあまり使わない仕事


コミュニケーション

仕事のアプトプットのスピードも人と協力すれば早くなる
まずは内部人脈をきっちり固めること(その中でも特に上司)
上司を一人の人間として、よく観察し分析すること

自分から情報発信することは面倒くさいが、
人脈を広げてくれる

人と会う前には十分に予習する

プレゼンテーションび上達は練習がすべて


読書

官僚は知識が勝負、1本の法律を作るためには、
百冊単位の書籍や資料を読みこなします。
多くの情報ソースから必要な情報を
ピックアップすることが仕事の基礎

新聞だけ読んでいても知識は深まらない
新聞はフロー情報、本はストック情報

読書をすることにより、自分の中に情報選択の基準や
モノサシを持つことができる。
フロー情報に触れた時、覚えておくべき情報や
より深堀りすべき情報が自分のアンテナに引っかかる

良質なストック情報に数多く触れることが
より自分のアンテナを高め、本質をつかむことにつながる

大量の本や資料を読み込む→速読方法
・スキミング
 とばしとばしキーワードを拾って内容を把握していく方法
・フォトリーディング
 毎秒1秒を超えるスピードでページをめくり、写真を撮るように
 本の情報を脳に送り込む読書法

英語

英語を話す70%は非ネイティブ
最小限のボキャブラリーとシンプルな英語
→グロービッシュ = グローバル + イングリッシュ

勉強するにはまず目標設定する
リスニングから始めるべき


読後感想

仕事術というより、官僚の方の仕事内容がわかってよかった。

官僚は仕事が大変で徹夜が多いということを聞いたことがあるが、
なぜそうなるかが理解できた。

インプットとアウトプットの考え方は正にそうだと感じた。

官僚の方の仕事内容について読み、
日本を支えている人たちなんだなあと思いました。
個人的には官僚は多少の天下りがあったり、
もっと待遇もよくしたりしてもよいのではないか、
そうしないと優秀な人が日本を支えなくなっちゃうと思っていたのですが、
その考えは変わらなかった。

政治のことは全くの勉強不足ですが、
ただ、正直、答弁作成とかは非効率で面倒くさいなあと思った。
あまり、知識のない政治家が国会で答えられるように準備するとか
仕事が2重になっているような気がした。
官僚の方々がそのまま答えたりすればよいのにと思った。
でもそれが今の制度。

そういう意味では
国会答弁はまるでドラマや演劇、プロレスのようだと感じた。
官僚の方は実務を進めていく中で、
ごく短時間でその台本も作成しなくてはならないのかと感じた。

読書についての、他人の知識や経験をギュッと凝縮して得られるのが
読書等の考え方は文中に勝間さんと出てきていますが、
勝間さんの考え方と同じだなと思った。

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2012年09月08日

Posted by ブクログ

『仕事術』と言うより、官僚の激務と、留学の経験から著者が学んだ『基本的な考え方』を紹介されていると感じた。激務をこなしていくためのハウツーといった趣は感じられなかった。
個人的には、仕事術という漠然としたことより、官僚という人達がどれだけ大変な立場でご苦労されているか、のほうが印象に残った(著者の真意の一つにそれがあるのでは、と思う)。いわゆるスーパーエリートである著者が、どんな苦労をしながら、どのような問題に取り組み、そして留学を経て、ワークライフバランスの重要性に気づいた、というのが大きな流れであった。
著者にとって初の著書とのことで、それゆえなのか、編集者のせいなのか分からないが、話の展開が早過ぎ、若干まとまりのなさを感じた。著者は想いがあり、読ませる文才もあるが、絶対的なポイント!というのがハッキリしていないような気がした。もちろん、読み手側の読解力の無さが大きな要因ではあるが。

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2012年07月12日

Posted by ブクログ

官僚ってみんなこんな感じなのかな?
中々どうして、ビジネスに使えるような内容だった。
これをみんな実践できているなら、優秀な組織だと思う。

仕分け会議で見るような、主体性のない感じは全くしない。

極一部なのか、年を取ると堕落するのか、組織を肥大化させることがミッションだからなのか・・・。

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2012年04月22日

Posted by ブクログ

官僚というと、学歴を鼻にかけシャブシャブに行っているイメージしかありませんが、ハードなお仕事なのですね。ただ、具体的な仕事術となると第3,4章ですかね。官僚がこのような方ばかりなら、もう少し日本も変わるのかしら。

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2012年04月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

現、陸前高田市 副市長の著作。三省堂の新書コーナーの平積みに目が付いて購入してみた。

印象に残った箇所を挙げていく
①忙しいポジションについても余裕を失わない人が、さらに重要なポジションについていく
②まずは内部人脈を固めることが効果が高い
③上司を論破しようとするのは愚策 良好な関係を保つこと
④メールの件名は具体的に
⑤フォトリーディングでは、難解な本、興味の無い本ほど効果が高い
⑥新聞は読むな 一時的なフロー情報より、深く分析されたストック情報を得るべし(情報選択の基準やモノサシを持ち、情報を取捨選択する)
⑧個人の裁量で決められる問題は、直感で決めていく。ヒトには理屈を超えて生き延びるための直感力が備わっている。
⑨団塊の世代が退職する今、震災後の日本を支えていくのは20代、30代の若い世代である

フォトリーディングの講習、気になるが、どうしようか・・・。10万円あれば、何ができるかと考えてしまう。

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2012年03月17日

Posted by ブクログ

とても読みやすい本。常に真正面から物事に取り組み、精一杯に取り組みがちだが、時間も限られている。仕事だけが人生ではない。むしろリラックスして人生を楽しむ姿勢こそが、質の高いアウトプットを生み出す方法である。
うまく仕事をこなすことが大事。

改めて関心したのが、自分も公務員だが国会議員から質問取りに行くときは、ただ相手の言っていることを聞き取るだけでなく、こちら側が答弁しやすいように質問を誘導することが大事。

下記は引用

1.ToDoリストの処理順番

●『「他人との共同作業」vs「自己完結作業」の軸』と『「頭を使って考える仕事」vs「頭をあまり使わない仕事」の軸』の2軸4象限に分ける

●午前中は「他人との共同作業」かつ「頭を使って考える仕事」を優先

●午後は「他人との共同作業」かつ「頭をあまり使わない仕事」を行う

●最後に「自己完結作業」かつ「頭を使って考える仕事」を行う


■2.大量の仕事を出来る限り速く処理する

 これまで、官僚の主な仕事を紹介してきましたが、現代の仕事(特にホワイトカラーの)の多くに求められるのは、質より量、特にスピードではないでしょうか。少なくとも、私の官僚の10年間の経験で言えば、仕事の質は失敗なく処理することであり、それ以外の成果物の質については、一定のレべルを満たしてさえいれば、それほど問題になりませんでした。むしろ、大量の仕事を時間内に処理すること、それもできる限り「速く」処理することが求められていました。遅ければ終電を逃してでも、また睡眠時間を削ってでも処理しなければならなかったため、仕事を速く処理することは、(自分の健康を守るためにも)至上命題だったのです。

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2012年12月31日

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