【感想・ネタバレ】お探し物は図書室までのレビュー

あらすじ

2021年本屋大賞第2位!! 「お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?」 仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。 自分が本当に「探している物」に気がつき、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。

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Posted by ブクログ

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「どんな本もそうだけど、書物そのものに力があるというよりは、あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値があるんだよ」読書の楽しさそのものを表現しこの言葉を聞けて大満足。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この作者さんの本は初めて読んだが、一言で言うととても読みやすかった。登場人物の心情描写が無駄なくリアルに描かれていて、共感できるシーンが多かった。個人的に、カステラ作りをきっかけに自分の生活をちょっとずつ豊かにしていく朋香の章と、自然淘汰の社会に居場所を見つけられなかった浩弥が変わっていく章が印象的だった。また、小町さんがレファレンスする彼らの抱える悩みとは一見かけ離れた1冊の本が、1人1人の推察力・行動力によって、結果的に意味のあるものになっていき、彼らの人生を後押しする些細なきっかけになっているのが素晴らしいと思った。
ただ、前提として主人公たちの心の中に潜んでいた、ある対象への熱意、夢中になれるもの、好きなことが私には全くないため、そこに関しては主人公達に距離を感じ、創作小説にすぎない寂しさを覚えたため星4に設定。
「何をお探し?」と聞かれたら、私はなんと答えるだろう…私にも人生のレファレンス本を教えて欲しい。あとあの可愛い付録も欲しい(笑)

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分自身まさに今、仕事への熱量も見出せず人生に迷っている所であったため、本当に今読んでよかったと思う。

「今は生活を整えながら、やれることをやりながら、手に届くものから身につけていく。備えていく。森の奥で栗を拾うぐりとぐらのように。
とてつもなく大きな卵に、いつどこで出会うかわからないのだから。」

というフレーズが印象的で心に残った。

短編集かと思いきや、章を超えた繋がりもあり、「この人とこの人が繋がってたのか…!」という楽しさもあった。

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2025年10月22日

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