【感想・ネタバレ】赤×ピンクのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごく甘酸っぱくて
女の子たちが精いっぱい生きていて
でも、そこには消えないとげがあって…

ここにでてくる女の子は3+1人。
一人は最後のほうにほんのちょっぴり出てきます。
この子も消えないとげを持つ子です。

マイノリティを知る、という意味で
最後に出てくる皐月という子の部分は
読んでおいてほしいなーと思います。

これ、実はこの感想を書いている人が
部分的に当てはまります。
ただし皐月ほど強烈ではないですが。

だからすごく胸がキューっとしましたね。
一部の人には私がそういう人だとは言っていますが…
(というか格好で察しがつくと思います)

また読みたくなる、そんな本です。

0
2018年07月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

三人の少女の視点からみる少女たちの世界
精神的に不安定な子が運命の相手に出会い世界から飛び出す話とその子を必要としていたSM嬢が自分を探そうとする話とFTMの子が理解者かつ好きな女に出会う話
みんなアングラ少女格闘技みたいなことをやっている
桜庭一樹さんのことを男性だとおもっていた

0
2021年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

再読。少女の不安定な心情の揺れが懐かしい記憶を揺り動かす。少女は少女とつながり、助けあい、補い合う。苦しくて懐かしい。

0
2019年04月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

女の子たちが檻の中でたたかう『ガールズブラッド』が毎晩、廃校になった小学校で行われています。女の子たちはO嬢で、お客さんは女の子たちが心からも体からも流す血を観に集まってくる、つかのまのステファン卿です。

女の子たちはみんな何かを抱えていながらも、一生懸命生きています。だから、桜庭一樹さんの描く女の子たちは、大好きです。

まゆ十四歳は、“この場所が、居心地悪い。(p58)”と思うと同時に“ここじゃないと生きていけない。(p59)”とも思います。
まゆはずっと、檻の中にいて、閉じこめられなくなってからもずっと、心の中にその檻を持っていました。だから檻の中には、“安堵感と、ずっと近くなった死の気配(p61)”があったのです。
けれどまゆは、自ら、そこから出ていくことを決めました。

ミーコは、“なにを欲しているのか察して、それに応える(p97)”ように生きてきました。なんにでもなれました。でもミーコにも、“誰が好きかも、どうしたいかも、ぜんぜんわからない、(中略)だけど、やりたい格闘スタイルだけは、ある(p124)”のでした。
“好きなように生きる(p145)”って、ミーコのようにどういうことなのかわからない人もいるのかもしれません。でもやっぱり、好きに生きて楽しんでいる方が素敵でした。

皐月は、女の子の裸を見たくないし、見られたくありませんでした。それは“物心ついたときから、男だと思ってた(p239)”からでした。でも、誰にも話せませんでした。
そして高校二年の終わり頃、母親にエロ本が見つかり、家出しました。けれど、女、千夏のおかげで、“家に帰らなくてはいけない”、“本当のことを話すべきなのだ”(p246)と思います。

悩んでもがきながらも希望が見えた気がして、よかったです。

0
2018年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

三人の女の子それぞれのオムニバスって感じ構成になっています。
桜庭さんの作品は幾つか読みましたがこれが一番読みやすいと感じます。
女の子なら誰しもが共感してしまう内容で読み終えたあと不思議と元気になれる作品です。

0
2013年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

廃校になった校舎で行われる女性のレスリング。登場人物の三人はそれぞれに悩みを抱えている。女性を愛せない女性、高校生から娼婦になりSMクラブで働く、年齢を詐称する女性。女流作家ならではだろうか。女性の視点を重視しており、私にとっては新鮮さを感じる。惜しいのは、結末が短すぎることだろう。最後に各々のエピローグを用意して欲しかった。

0
2016年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

普通に面白かった
それぞれが内面的なものを抱えつつ、関わって戦ってという話し
見ているものや感じているもの、他人や自分に対してのそれが全然異なる辺りが実にっぽい
舞台や設定はフィクション臭がパないけどね
(観ている人を満足させる様な試合を毎日続けるのは無茶やろう…流石に)
とはいえ、駆け足で3人の話が語られた、その速度はとても良いペースだった

0
2016年06月20日

「小説」ランキング