【感想・ネタバレ】帆立の詫び状 てんやわんや編のレビュー

あらすじ

デビュー作『元彼の遺言状』が大ヒットし、依頼が殺到した新人作家はアメリカに逃亡。ディズニーワールドで歓声をあげ、シュラスコに舌鼓を打ち、ナイアガラの滝で日本メーカーのマスカラの強度を再確認。さらに読みたい本も手に入れたいバッグも、沢山あって。締め切りを破っては遊び、遊んでは詫びる日日に編集者も思わず破顔の赤裸々エッセイ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

"揺れたり落ち込んだり、悩んだりしながら、行きつ戻りつして進むことこそが女性本来の生き方"って、だいぶ救われる言葉だなあ。
なんで女性ってこんなにいろんなこと背負わされてんだ?!と理不尽に思ったりすることがあるから、それが女性というものなんだよ、って断言してもらえるとほっとするというか。
(男性の苦悩については脇に置いておいての話だが…)

もっといろんな人の本を読みたい!というところに行き着く。

"「分からない」のはストレスフル"というのは、本当にそうだ。物語が理解できる、という本文の話とは少し逸れるが、コミュニケーションが上手く取れていない人がいる。なんでそう思うんだろう?と考えたときに、その人が書いた字が汚くて読めないこと、その人が早口で言っていることが半分くらい聞き取れないことにあることに気づいた。(ほぼ愚痴である。)(というか、分からないがストレスフル、という文を読んだときに、その人のことが思い浮かんでしまった。)
「分からない」コミュニケーションは取らないよう、気をつけようと人のふり見て思ったところだ。

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2025年10月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

元彼の遺言状」の作者の方のエッセイ集です。
「元彼の〜」は挫折したのですが、エッセイなら読めるだろうと思いまして。読めました。気軽に書いていらっしゃるのが伝わってきたので、こちらも気楽に読みました。

ディズニーワールドに行った話やナイアガラの滝(日本製のマスカラの強度を再確認した記述にはうなづけました)。面白い話はたくさんありましたが私にとって最高だったのは新川さんがバッグ愛好家であること。アメリカに住む新川さん、海外から日本までエルメスの店舗をエルパトする話は本当に楽しかったです。エルパトという単語が出てくるだけで嬉しい。バーキンを探しておられるとのことですが、本の冒頭に載っているカラー写真の中にエタン(グレーっぽい色)のヴィクトリアⅡに目を奪われました。バーキンより多分使いやすいですよ!ヴィクトリアⅡ、欲しいバッグの1つだったんですよねぇ。すごく楽しめました。
続編も買ってあるので早速読みたいと思います。

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2024年09月12日

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