あらすじ
静かな農場の納屋に住む子ブタのウイルバーとクモのシャーロット。今度のクリスマスにハムにされる子ブタを救うためにシャーロットが「奇跡」を起こす物語。児童文学の世界的ロングセラー。
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命を見つめる本です。見つめさせてくれるのはこの本にでてくるすべての命ある存在。
題のシャーロットってどんな存在かなと思って読み始めると人によってはサプライズかもしれません。
河合隼雄先生もこの本の素晴らしさを話しておられて、それはYouTubeで聴けます。よかったら検索してみてください。
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シャーロットそっち!?
と、やっぱりなりました。
シャーロットの活躍に子どももワクワク読めて
命について考えさせられる場面もあり
ずっと読み継がれているのも納得です。
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アメリカのドラマを観ていると、登場する子どもがこの作品を読んでいるシーンが何度かありました。
1952年初版のベストセラーだそうです。
おしゃべりする動物たちはもちろんのこと、農場や納屋、品評会などのアメリカ的風景?もファンタジーに思えます。笑
「最後の日」の章、
「あなたは、いいお友だちだったわ。それだけで、すばらしいことじゃないの。あなたがすきだから、わたしは網に文字を書いたのよ。生きるって、どういうことだと思う?生まれてきて、少しばかり生きて、死んでいくでしょう。クモの一生なんて、わなをしかけたり、羽虫を食べたりの、さんざんなものなの。あなたをたすければ自分の一生が、ちょっとはましなものになると思ったのかもしれないわ。そんなことがあったって、いいでしょ」
このシャーロットの言葉に涙しました。
心温まる作品です。
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2024/2/14〜5/25(土)、小2→3娘へ寝る前に少しずつ読み。ここまで直接「死」が扱われている物語は、娘にとっては初だったと思う。朗らかな牧場で繰り広げられる動物模様。終盤のシャーロットとの別れのシーンは、やはり心がギューっとなる。その後にシャーロットの子、孫…へと物語が繋がっていくのが、良い。
たまごぶくろが「モモのような色p176」とあった。家の周りで見るたまごぶくろは白色だよねと娘と話す。今後はたまごふくろを掃除してしまうのがはばかられるような、でも放っておいた後のことを考えるとやはり掃除したいような…。
2024/5/26
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豚のウィルバーは、「てきそこない」として生まれてファーンのお父さんに処分されそうになったところをファーンが必死に止めて助かりました。
ファーンが愛情を注いで育てたので、立派な豚になりました。
お父さんの兄弟の営んでいる農場に引き取られてからもどんどん大きくなり、今度はクリスマスのご馳走用につぷされる可能性がでてきました。
それを救ったのはクモのシャーロットでした。クモの巣に文字を表し大評判にしたのです。
クモの苦手な私も、これからはクモを見る目が変わるでしょう。クモにこんなに愛情と知性があるなんて!
クモと豚の友情も微笑ましいですね。本人たちは真剣そのもの!
ネズミのテンプルトンも憎まれ口をたたきながらも大活躍!人間界にもこういう人っていそうです。
私が好きなのは、お母さんがファーンのことで相談しに行ったドリアン先生です。ファーンの言動(農場に入り浸ったり、動物が話をすると言ったり)を全く否定せず、お母さんを安心させてくれました。
1952年に書かれた物語ですが、いいおはなしは色褪せないものなんですね!
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とても良い本!
子供だけじゃなくて、大人にも読んで欲しいです。
命の大切さを考えさせられます。
とにかく、子豚のウィルバーの可愛らしさと、クモのシャーロットの賢さに感心させられる。
人間も見習うところいっぱいです。
これを読んだら、もう豚さんなんて絶対に食べられない(泣)
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食べられそうになるブタを助けるクモの話
あるところにある豚が生まれましたが出来損ないだからと言ってお父さんが豚を殺そうとしてしまいます。
そこで子供が殺しちゃダメと言ってブタを飼うことになりました!
もともと僕はブタを飼いたかったのですがこの本を読んでより一層ブタを飼いたくなりました(マイクロブタを飼いたいが高いらしい)
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アメリカで初版が出版されたのが1952年、
それからずっと世界中で読み継がれているロングセラー。
友情、生きること、死ぬこと、
子どもの本だからと妥協せず、真正面から訴えてきます。
数々の美しい言葉で。
挿絵がまた素敵です。
「大草原の小さな家」「しろいうさぎとくろいうさぎ」
のイラストレーターですもの。
ちいさなシャーロットの 大きな行動に 心がふるえます。
どうかこれからも読み継がれますように
≪ 農場の 子ブタをすくう 奇跡とは ≫
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シャーロットのおくりものという題名と、表紙の女の子の絵で、この人間の女の子が主役なんだろうと思いがちだが、シャーロットはクモの名前、女の子が腕に抱いているブタを助けるお話。映画のベイブにちょっと似ている。
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タイトルになっている「シャーロット」
クモだったとは、意外でした。
小さく賢いクモが、友だちのブタの命を助けます。
蜘蛛の巣に「たいしたブタ」と文字を書くと、人間たちが「奇跡だ!」と大騒ぎ。
そんな人間がこっけいです。
ブタは屠殺せれずにすみますが、クモは卵を産んで死んでしまいます。
「クモの一生なんて、わなをしかけたり、羽虫を食べたりの、さんざんなものなの。あなたをたすければ自分の一生が、ちょっとはましなものになると思ったのかもしれないわ。」
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ジョン・アーヴィングの小説『第四の手』の中で重要な小道具として登場していて気になっていた本。シャーロットって女の子なのかと思いきやなんと蜘蛛!児童書に蜘蛛!しかしなんとまぁ、聡明な蜘蛛!ハムにされそうになっているブタのウィルバーを救う為にあの手この手を尽くすシャーロット。児童書で蜘蛛をこんな魅力的に書いた作者は凄い。2011/504
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表紙の女の子がシャーロットだと勝手に勘違いしていたので、読み進めてこけました(笑)
子どもが少し大きくなってきたので、児童文学に興味を持ちはじめて読んだ作品。
名作とされるだけあって、非常に内容豊かな作品。命の大切さ、友情、言葉に出すと陳腐だけど、それがイキイキと描かれている。児童文学は子供のためだけのものでは無い事を知った。
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クリスマスに食べられてしまう子豚のウィルバーを救うために、クモのシャーロットが知恵を絞って助けます。
シャーロットが豚小屋の入り口にクモの糸で「素晴らしいブタ」と書いてくれたお陰で、ウィルバーは奇跡のブタとして品評会で1位に選ばれ、食用になることから免れます。
しかしシャーロットは卵を産んで力尽き、品評会場にあるブタ小屋で一人死んでしまう。
悲しみながらもウィルバーはその卵を助け、シャーロットの子供たち、そのまた子供たちと毎年友達になるのです。
シャーロットの賢さ、ウィルバーの無邪気さ、同じ小屋に住む羊やガチョウ、ネズミの日常、そして発育不良で生まれた時にウィルバーを助けてくれた人間の女の子ファーンの成長。
日常の中の成長と死がまっすぐに描かれています。
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ゆたかな農場の描写がほんとうにいきいきしてて、乾いた干し草のにおいがしてきそうなくらい。こぶたの愛らしさ、シャーロットのなんともいえない気品や賢さ、農場の動物たちの愛嬌なんかが、全体の雰囲気を楽しいものにしてるけど、一番のテーマはたぶん「生きるということと、死ぬということ」。あと、友情とか、成長とか、普遍的なテーマがすごく自然に盛り込まれてる。
この邦題がすごくぴったりだとおもいます。いい作品だなあ、としみじみ。
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動物と話すようになった をお母さんが心配するあたりとか、河合隼雄先生が墨つけるのにも納得って感じだった。結構昔のだけど結構面白かったな。絵で微妙に敬遠してたけど(劇画調を感じる絵にはそれなりの時代観の話が乗り、大抵の場合俺はその盛り上がりに乗れないから)、話は今読んでも意外性もあり良かった。本を開いて袖にさ、クモのシャーロットがブタのウィルバーを助ける方法を…とか書いてて意味がわからなかったのも今まで読まなかった要因のひとつなんだよね。表紙の中央に女の子いるのに主人公じゃないことある?って思って。本当に納得いかなくてなんだか見てたら腹も立ってきて、だから物語っぽいのになかなか読めなかった。じゃあ女の子そんなにでかく表紙に描くなよな
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数年ぶりに読みました。こんな話だったんだと改めて。
”友達がほしい”という純粋な気持ちを持つ一方始めはシャーロットの蜘蛛としての習性を受け入れることが出来なかったウィルバー。自分の友達に親切心のみで手を貸すように見えたものの、自分の一生を少しばかりでもましなものにしたいという思いからウィルバーに手を貸したシャーロット。
望まれるような純粋なる関係性とはまた違うものですが、この2人の友情は確かなものであったのではないのでしょうか。利害を含まない友情関係が美化され求められることが多いですが、このような思いから始まる友情もいいものですね。
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シャーロットのような、優しく、気品があり、賢い人になりたいと思う作品。
初めに表紙を見た際、シャーロットはこの表紙の女の子でこの子が色々な冒険に出かけると思っていた。
しかし、ところどっこい!
この子豚ちゃんが主人公だった!
「じゃあシャーロットって誰なのよ?!」って話ですが、読んでみてのお楽しみ
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古き良きアメリカの農場の生活。
こぶたのウィルバーとクモのシャーロットは友だちと言いながらも、姉弟のようであり、母と子のようでもある。
小さく生まれたので育てるのが大変だからと、生まれてすぐに殺されていたかもしれないウィルバー。
少女ファーンが大切に育ててくれたので立派に育ったところ、今度はハムかベーコンにされるかもしれないと聞いて…。
農場に暮らす仲間たちは真剣にウィルバーのことを心配して対策を考えるのだけど、やり取りが愉快なのね。
がちょうのお父さんやお母さんや子どもたちの騒がしさや、それを軽くいなすシャーロットの様子。心配性のひつじのおばさん。
物語の最後は大人ならたいてい想像のつくものだけど、やっぱりうるっとしました。
子どもの頃に読みたかったな。
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闘いを挑んだり脱走するのではなく、知性で友人の運命を切り開いたシャーロット。彼女の誠意に応えようと、立派に成長するウィルバー。両者に芽生えた友情が、永遠になるまでの物語。
農場にめぐる季節の美しさや、子ども達の健やかな成長の描写もリアルで、ありふれた風景に様々な物語が潜んでいることを教えてくれる。
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児童文学の古典。
ブタの赤ちゃんが生まれたが、そのうち一匹は小さくて弱いので始末されようとしていたが、
少女ファーンは飼うことにした。
しばらしくして大きくなってきたので、近くの農場に売られ、毎日あいにいくことに。
ウイルバーと名付けられた子ブタ。
その農場で、スパイダーのシャーロットに声をかけられ、親しくなる。
ウイルバーが太ってきて、殺される計画があることを知り、彼を救うために、シャーロットはスパイダーの網の中に文字をいれることに。
「たいしたブタ」「すばらしい」など。
ウイルバーが評判を裏切らないように「すばらしい」と書かれたときはすばらしく見えるように努力していたのがいいね。
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有名でありながら今まで読んだことがなかった本。
子どものブッククラブで送られてきて、夜な夜な読み聞かせをしていました。楽しかった。読んでよかった。
子どもがいるとこういう役得もある(^^)。
身体の弱い子ブタ・ウィルバーを最初に救ったのは人間の女の子ファーンだけれど、ファーンは徐々に物語の重要な役割から身を引き、代わりにウィルバーの新しい友達・シャーロットが大事な存在となっていきます。
出会いの第一印象は決してよいものとは言えなかったけれど、シャーロットはウィルバーの命を救うのに大きな役目を果たし、ウィルバーが生涯忘れることのできない友達となります。
農場の生き物たちが生き生きと描き出されるのも魅力の一つ。
訳もよくこなれていて、音読していても、子ブタやガチョウや羊を演じ分けるのが大変楽しかった(^▽^)。
*一点だけ、終盤近くで「ひどい病気なんだ」("very sick"・・・?)というところは「とても具合が悪いんだ」くらいがいいんじゃないかと思うのだけれど・・・? だって病気じゃないもん。
Posted by ブクログ
表紙の女の子の名はファーン。子ブタはウィルバー。では、シャーロットはというと、蜘蛛!
生まれた時、小さすぎて殺されそうになったウィルバーを助けて、大切に育てたファーン。でも、ウィルバーは近所の叔父の家にもらわれていきました。冬がきたら、クリスマスを飾るご馳走にされてしまうでしょう。このお話はどうやってウィルバーが、ハムやベーコンにされずにすんだのか・・・というお話。それはとても意外な方法だったのです。さて、シャーロットの贈り物とは?
Posted by ブクログ
シャーロットが人間ではなくて蜘蛛というのが素敵だ。
ファーンが助けた命を結局6ドルで売ることになるなど
人間に振り回される動物たちに申し訳ない気持ちになりつつ
賢いシャーロットが子豚のウィルバーと友達になり、彼を助けると約束し
その約束を本当に守ってくれるところが優しくきれいな物語。
Posted by ブクログ
ほんとはマンガで読んだんです…。見つからなかったので。
シャーロット素敵な女性なんですが、何で蜘蛛の巣で文字が書いてあったらブタがもてはやされるんだろう、凄いのはクモじゃない?と、子供ながらに少し疑問でした。
Posted by ブクログ
An American classical fantasy. some pig,terrific,magnum opus etc. i got there!(Org:Sharlotte's Web)